避難所開設においては、どのような状況であっても、まず最初に建物の安全を確認したうえで、速やかに避難所を開錠・開設しなければなりません。そして避難者が無秩序に避難場所を確保してしまうような状況となる前に、避難場所とすべきではない場所を明示したり、名簿作成による避難者の把握、避難所の秩序を保つためのルールの周知徹底を図ることができるようにしておく必要があります。避難生活が1〜2日で終われば問題はそうありませんが、多数の住宅が被害を受ける大規模な災害では、長引く可能性が十分にあります。後々の避難生活上の混乱を避けるためにも、避難所開設時の行動が、迅速で的確に行われる必要があります。実際の施設を使って、訓練に取り組んでみましょう。
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