トップページ訓練・実践編へ索引

4-1 婦人防災クラブとしての一般的活動内容



2,防火・防災のための講演会・研修会
火災予防、消火、救急救護、地震など災害時にとるべき措置などについての知識や技術の習得のために講演会や研修会を実施します。何よりも防火・防災に関して個々のクラブ員の資質の向上を図ることが重要です。婦人防火クラブの指導者のための研修と一般クラブ員のための研修があります。
○婦人防火クラブ指導者研修→防災関係の講演会など、知識技術の習得のための研修
例:講演・防災施設等視察・救急法・消火器取り扱い講習など。また、公民館などが行う知識向上のための講座などにも積極的にクラブとして参加し、資質の向上を図っていきましょう。
○一般クラブ員研修→実生活に直接結びつくための研修
例:救急法・消火器取り扱い講習など

3,防火座談会・防火教室
受動的に話を聞く講演会・研修会に加えて、積極的に意見を述べる機会を設ける研修も有益です。クラブ員同士で活動内容の紹介をしたり、意見交換をする場となる防火座談会を実施します。また、炊き出し訓練を兼ねた料理教室、花火の正しい取り扱いのための親子教室などの防火教室を開催するとよいでしょう。

4,防災訓練
通常、消防機関による総合防災訓練に合わせて行われているようです。消火訓練(バケツリレー、消火器の使い方といった初期消火のための訓練が一般的ですが、軽可搬動力ポンプなどによる消火活動訓練を行う婦人防火クラブもあります)、避難訓練(避難時の服装、携行品その他のチェック、避難路の確認など)、給食給水訓練(特に、炊き出し)、応急手当て(心肺蘇生、止血を含むべきです)、救護所への連絡と要介護者の介護・搬送などの総合的な訓練を行うことも大切です。
防災訓練