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4-2 データ



[データ] 住宅火災における死者と出火原因
火災による年齢階層別死者発生状況
平成14年中の建物火災の出火件数を建物の用途別でみると、住宅からの出火件数が最も多く、全体の56.0%を占めており、次いで複合用途の建物、工場・作業場、事務所の順となっています。また、死者の86.9%も住宅火災で亡くなっています。
火災による死者の内訳を見ると、高齢者に集中していることがわかります。このことから、特に木造住宅に住む一人暮らしの高齢者世帯を中心として、防火対策を地域でどのように考えていくのかが重要となるといえます。さらに、住宅火災における火元別の死者の内訳を見ると、たばこが最も多く、ついでストーブ、コンロの順になっています。(『平成15年版消防白書』より)
火災による経過別死者発生状況

ポイント 出火したらすばやく消すー初期消火の時期ー

一般的に初期消火が可能なのは、天井に火が回るまでといわれています。これが初期消火の限界と考えて、天井に火が回ってしまったら、現場に到着する消防隊にまかせてください。また、大声で周りの人に火災であることを知らせることも大切です。一人での消火活動を考えずにみんなで協力をすることも大切です。

初期消火の時期
初期消火の時期
出火してから壁板、ふすま、障子などの立ち上がり面に燃え移るまで。
→ 消防隊による消火活動
消防隊による消火活動
天井に燃え移った後。出火の場所や状態によっては瞬時に天井まで燃え広がることも。