お⽗さんには負けないぞ︕(災害に備えて「春季消防演習」実施)

五泉市消防本部では、毎年この時季“災害から地域を守ろう”と消防職・団員、婦⼈防⽕クラブ、少年消防クラブ、幼年消防クラブを中⼼に市を挙げて「春季消防演習」を実施しています。参加者による防⽕パレード及び初期消⽕訓練を実施し地域に密着した⽕災予防広報を展開して、防⽕意識の⾼揚を図るとともに市⺠に対して防⽕思想の普及を図ることを目的として毎年実施しております。
平成15年度の演習は、去る6⽉8⽇(⽇)前⽇とはうって変わって気温28度、⼊道雲も顔を出し真夏を思わせる炎天下、午後の太陽が照りつける中、粟島公園グラウンドを主会場として開催されました。

各来賓の⽅々の挨拶や励ましのことば、参加者の⼒強い宣誓等に続き、それぞれの参加団体による訓練・演習が⼿際よく次々と⾏われました。実施内容は、初期消⽕訓練、放⽔体験、防⽕演技(幼年クラブ員によるはっぴ隊の遊戯)に続き、公園通り、消防本部前通り(全⻑500m)を幼少年クラブ員・婦⼈防⽕クラブ員・消防職団員が⼀丸となって、消防⾃動⾞の先導で拍⼦⽊を打ちながら⾏進して防⽕防災をアピールしました。
今回の演習を通し、市⺠の防⽕防災意識の⾼揚と、防災⾏動⼒の向上が図られたとともに、市内各地域における少年・婦⼈の防⽕防災のリーダーとしての役割が認識されたことと思われます。
関⻄国際空港⾃衛消防隊教育訓練の実施
空港分署泉佐野市消防本部管内の、関⻄国際空港の旅客ターミナルビル及び複合管理棟では、⼊居している、⼤⼩様々なテナントが、⾃衛消防隊を組織し、関⻄国際空港㈱が中⼼となり、⾃衛消防隊の連携を図る目的で、教育訓練、研修会及び視察を実施しています。
関⻄国際空港⾃衛消防隊、合同訓練で連携強化を図る︕

この訓練は、泉佐野市消防本部が指導を⾏い、平成7年度から毎年実施している訓練で、今回は、6⽉3⽇から3⽇間実施し200名の参加がありました。
内容は、主催者挨拶に続き、「消防⽤設備の維持管理と⾃主点検要領」の講習を受け、防災学習センター(りんくう・セイフティー・ピア)で地震、煙、初期消⽕、台風の体験学習を⾏いました。また実際の屋内消⽕栓や消⽕器による初期消⽕の訓練を⾏った後、スプリンクラーの散⽔実験を⾒学しました。
空港利⽤者に対し、⼀番のサービスとなる安全を今後も提供し続けていくことを参加者全員が再認識していました。
危険物施設の事故防⽌のための研修会開催︕

泉佐野市⽕災予防協会では、危険物施設の事故防⽌の徹底を期すため、消防本部とともに、協会加⼊の危険物保有108事業所に対し、「安全確保のための⾃主点検の要領について」の講習会と、会員の知識の向上に努めるため、最新技術で施⾏されている関⻄国際空港⼆期⼯事の安全対策等の視察を⾏いました。
⽕災予防協会の有地会⻑は、「こうした研修会を毎年し、各事業所の安全対策に役⽴つことを願っています。」消防本部の賀本消防⻑は、「協会のこのような積極姿勢に感謝するとともに、消防も更なる安全対策の徹底を推進したい。」とお話をしていました。
危険物安全週間を前に査察を実施︕
消防本部では、6⽉8⽇から14⽇までの⼀週間、全国⼀⻫に実施される危険物安全週間に先駆け、管内の危険物施設の⼀⻫⽴⼊り検査を実施しました。
検査初⽇は、関⻄国際空港の航空機燃料を貯蔵している地区や、航空機に燃料を給油する施設を対象に、危険物の取り扱い状況や、施設の維持管理状況の査察を実施しました。
消防本部では、7⽉末まで管内のガソリンスタンド等の危険物保有事業所87箇所に対し引⽕性ガスが発⽣し、事故に繋がり易くなる夏場に向け、危険物施設の安全管理を広く呼びかける予定です。
「市⺠救命サポーター」が発⾜

当消防本部では、「市⺠救命サポーター」制度を創設、平成15年6⽉19⽇(⽊)に、北消防署東泉丘出張所で発⾜式が⾏われました。
この発⾜式には、⼤阪府⽯油商業組合北⼤阪⽀部に所属する市内のガソリンスタンド31店に委嘱いたしました。
この制度は、事業所・店舗と消防が協働して市⺠の救急需要に素早く対応できるまちづくりを進め、救命率を⾼めることを目的として普通救命講習を修了した従業員が、傷病者発⾒時の応急⼿当や救急⾞の出場要請、救急隊員への情報提供等の活動を実施することです。

また、この事業所・店舗には「市⺠救命サポーター・ステーション」と書かれたステッカーを張り、応急⼿当に必要な⽤品を常備しました。
発⾜式では、消防⻑が「豊中市が目指す、安⼼して暮らせるまちづくりに貢献いただけるものと期待しています。」と挨拶があり、事業所代表の⻑尾光男さんに委嘱状が⼿渡されました。