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2003年9月

3.地方からの便り

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総合防災訓練の実施

和歌⼭県 有⽥消防組合消防本部

当消防本部では、「防災の⽇」を前にした8⽉31⽇(⽇)に、吉備町・⾦屋町・清⽔町と合同で、防災関係機関31団体、地域住⺠1,000⼈以上が参加して、総合防災訓練を実施しました。

この訓練は、500⼈以上の死者・⾏⽅不明者を出した有⽥川⽔害から50年が経過したことにちなんだもので、今回の訓練想定は、紀伊半島沖を震源とする震度7の強い地震のため、有⽥地⽅で家屋の倒壊や⽕災が相次いで発⽣、⼀⽅有⽥川上流の⼭崩れで天然ダムが出来、⼤⽔害の恐れがあると云う想定で始まりました。

3町内で集団避難訓練が始まり、有⽥川河川敷では、婦⼈防⽕クラブ員による初期消⽕訓練をはじめ、⽔防⼯法訓練、河川や建物に取り残された⼈の救助訓練などには、ヘリコプター4機が参加、本番さながらの緊張感の中、参加者はみな真剣に取り組んでおりました。

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第17回幼年消防クラブのつどい

京都府 ⼄訓消防組合消防本部

⻑岡京市幼少年婦⼈防⽕委員会と⼄訓消防組合⻑岡京消防署では、7⽉10⽇(⽊)京都府⻑岡京記念⽂化会館において、市内幼年消防クラブ員が⼀同に会する、「⻑岡京市幼年消防のつどい」を開催いたしました。

同クラブでは、幼児期に⽕の怖さと、防⽕の⼤切さを知ってもらう目的で、市内3幼稚園でクラブを結成しております。

「幼年消防クラブのつどい」は、毎年開催しており、今年は、クラブ員とその保護者」、市内保育所の⼦供たち、市内婦⼈防⽕クラブ員計1,000⼈が参加して⾏われました。

クラブ員たちは全員お揃いの法被を着て「⼦供の世界」など2曲を振り付きで合唱をいたしました。

最後にみんなで元気に「ぼくたち わたしたちは ぜったいに⽕あそびはしません」と⼤きな声で誓い合いました。

幼少年婦⼈防⽕委員会では、⽕あそび⽕災を無くすために幼児期から防⽕教育が有効であり、これからも、続けていくことを再確認いたしました。

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第14回泉佐野市総合防災訓練実施

⼤阪府 泉佐野市消防本部

8⽉28⽇(⽊)9時55分から12時まで泉佐野市⽴佐野中学校において、第14回泉佐野市総合防災訓練が実施されました。

9時59分新⽥⾕泉佐野市⻑の開会宣⾔の後、10時00分に、和歌⼭県北部(根来〜葛城東断層)を震源地とするマグニチュード7.3の地震が発⽣し、震度6強の⼤規模地震に襲われ、家屋の倒壊、道路、通信、電⼒、ガス、⽔道などの施設に⼤きな被害が発⽣し、河川⾕ため池の堤防に⻲裂が⽣じ、決壊の恐れがある。さらに数箇所で建物⽕災が発⽣し、倒壊家屋による負傷者も多数出たとの想定で訓練を⾏いました。

この訓練は、9⽉1⽇の「防災の⽇」に先がけて、防災機関との緊密な連携と相互協⼒のもとに、迅速かつ的確な消防活動を実施するとともに、市⺠の防災意識の⾼揚を目的とし、町会等35団体、約700名の⽅が参加されました。また、訓練会場以外のところでも、泉佐野市⽕災予防協会の約300事業所が⾃主的に初期消⽕訓練や避難訓練を同時に実施し、泉佐野市は「防災の1⽇」となりました。

当防災訓練は、市内を5つの中学校に区分して、毎年輪番で実施し、各中学校区の町会参加を基本として、今年で14回を数えることとなりましたが、東海地震、東南海・南海地震が今後30年間に40〜50%の確率で発⽣すると云われていることから、防災関係機関及び住⺠の⽅の真剣さが伝わってきた1⽇でありました。

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「少年消防クラブ⽕の⽤⼼キャンペーン」

⻑崎県 佐世保市消防局

佐世保市少年クラブ連絡協議会(佐世保市消防局)では、8⽉7⽇(⽊)、市内随⼀の繁華街である佐世保三ケ町アーケード・させぼ4ケ町アーケード等において「少年消防クラブ⽕の⽤⼼キャンペーン」を挙⾏いたしました。

このアーケード街は、国内においては最も⻑いことで知られており、佐世保市⺠の買い物などの中⼼地です。この⽇は、11クラブからクラブ員、指導者(保護者)合計235名が参加し、キャンペーン隊の横断幕と光の⼦少年消防クラブのマーチングバンドを先頭に約1Kmにわたって「花⽕はルールを守って」、「⽕あそび絶対禁⽌」等の防⽕の呼びかけをしながら、堂々のパレードを⾏いました。

当⽇は、天気にも恵まれ、ドリル演奏を披露した島瀬公園や両アーケード街では、「少年消防クラブ⽕の⽤⼼キャンペーン」隊の⾏進を⼀目⾒ようと⼤勢の⾒物客で賑わいました。

閉会式では、少年消防クラブ連絡協議会会⻑が、これからも花⽕をするときなどはルールを守って⾏うようクラブ員⾃らが⾃覚を持とうと締めくくり、キャンペーンを修了いたしました。

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少年消防クラブ員研修会を開催

島根県 雲南消防本部

7⽉29⽇(⽕)から3⽇間、雲南消防本部管内の少年クラブ員研修会を3会場で開催し、29クラブから4年⽣以上239名の参加があり、消防への理解と関⼼を深めるとともに、⽕の⼤切さ、怖さを学びました。

この研修会は、雲南少年婦⼈防⽕委員会が毎年⾏っており、今年が16回目。各会場とも初めに参加者の代表が「家庭や学校で⽕の⽤⼼に務めます」と誓いの⾔葉を述べた後、研修に⼊り、各班に分かれ職員を指導者に班⻑を中⼼として、まず⽶をといだり野菜を切るなど昼⾷のカレーライス作りの準備をした後、起震⾞による地震や煙を充満させたテント内での煙体験をしました。

また救急法研修の中では、少年期から体のしくみや命の⼤切さを知るため⼼肺蘇⽣法の実技指導も受けました。更に各会場独⾃で初期消⽕を想定してのバケツリレーによる風船割りや⽔消⽕器でペットボトルを倒すリレー、また消防⾞からホースを延⻑してフォグガンで放⽔し的を倒すなど、集団⾏動を通じて⼒を合わせることの⼤切さや協調性を養い、クラブ間の親睦を深めることができました。

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楽しく学ぼう︕ (消防学校⼀⽇⼊校)

栃⽊県 宇都宮市消防本部

宇都宮市消防本部では、去る8⽉1⽇(⾦)に栃⽊県消防学校において消防学校⼀⽇⼊校を実施しました。当⽇は、婦⼈防⽕クラブ員300名、少年消防クラブ員50名、幼年消防クラブ指導者20名あわせて約400⼈の参加者が防⽕・防災に関する必要な知識・技術を学びました。

研修は、消⽕訓練、救急隊指導による応急⼿当、通報訓練などの諸⾏動体験、隣接している栃⽊県防災館の体験、そして最後に非常⾷を全員で味わいました。特に今年から新設したバケツリレーコーナーでは、各クラブ員の合同チームでタイムを競い優勝めざして全員が防災訓練時にも増して真剣に取組んでいたのが印象的でした。

この催しは、当市の目指す『安全で安⼼な街づくり』のために、楽しみながら防災意識の⾼揚と、防災⾏動⼒の向上を図るとともに、各防⽕団体との交流も図ることができる数少ない機会ですので、今後も趣向を凝らして実⾏する予定です。


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