HOME  > 防火ネットニュース3月号  > 1.平成26年度少年消防クラブ指導者交流会を開催

2015年3月

1.平成26年度少年消防クラブ指導者交流会を開催

目次次頁

 少年消防クラブ活性化推進会議〔事務局(一財)日本防火・防災協会、(公財)日本消防協会〕では、 全国の少年消防クラブの指導者を対象に、平成27年2月7日(土)・8日(日)の2日間、東京のホテルルポール麹町にて「少年消防クラブ指導者交流会」を開催し、 当日は全国から65団体の指導者が参加しました。
秋本委員長による挨拶
秋本委員長による挨拶
この指導者交流会は、少年消防クラブの活動事例を紹介するとともに、相互に情報交換を行うことにより、今後の少年消防クラブの活性化に役立てていただく目的で開催しました。

<1日目>
『挨拶』
 少年消防クラブ活性化推進会議 秋本敏文委員長による開会の挨拶で始まり、続いて総務省消防庁地域防災室長 河合宏一氏、 文部科学省学校健康教育課長安全教育調査官 佐藤浩樹氏より、少年消防クラブに対する期待等について挨拶をいただきました。

河合消防庁地域防災室長
河合消防庁地域防災室長
佐藤文部科学省学校教育課安全教育調査官
佐藤文部科学省学校教育課安全教育調査官

『報告等』
 日本防火・防災協会 髙砂振興部長より、「少年消防クラブ活性化推進会議の来年度事業」、「消防庁平成27年度予算 少年消防クラブ関連事業」について報告いたしました。

平野啓子氏
平野啓子氏
『講演』
 元NHKキャスター、現在(一財)防災検定協会の理事長、大阪芸術大学や武蔵野大学で教鞭をとり、消防応援団でもある語り部 平野啓子氏に講演をしていただきました。
 昨年消防団の視察でドイツ・トルコを訪れ、改めて日本の消防団の重要性や、防災に関する日本人の意識の高さを感じ、他国も子ども達への防災教育の重要性を共通に感じているのだと認識されたこと。
 そして、自身が理事長を勤めている防災検定協会において、地域みんなで防災について考えてもらう意識の啓発を目的に、小学校・中学校の生徒向けの防災検定を立ち上げたこと。 最後に、防災教育として語り継がれている実話「稲村の火」の物語を披露していただきました。

西町少年消防クラブ
西町少年消防クラブ
『活動事例発表』
 少年消防クラブ活動事例についての発表では、

  • 札幌市 西町少年消防クラブ
  • 葛巻町 小屋瀬少年消防クラブ
  • 大和市 大和市少年消防団
  • 黒潮町 上川口少年消防クラブ
  • 湧水町 吉松少年消防クラブ

 5名の指導者の方々に、それぞれ少年消防クラブとして日頃活動している内容や今後の課題等について発表が行われました。

小屋瀬少年消防クラブ
小屋瀬少年消防クラブ
大和市少年消防団
大和市少年消防団
上川口少年消防クラブ
上川口少年消防クラブ
吉松少年消防クラブ
吉松少年消防クラブ

<2日目>
中村敏一講師
中村敏一講師
『避難所運営訓練(HUG)』
 防災図上訓練指導員 中村敏一講師による「避難所運営訓練(HUG)」を8グループに分かれて行いました。
 HUGとは、平成19年に静岡県が開発し、大地震発生時等の避難所運営を皆で考えるため避難者の年齢や性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、 避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲームです。

HUG風景(1)
HUG風景(1)
HUG風景(2)
HUG風景(2)

『質疑応答及び閉会』
 質疑応答が行われた後、(一財)日本防火・防災協会 佐野理事長より閉会の挨拶を行い、2日間の交流会を終了いたしました。

このページの上に戻る
目次