訓練用消火器を使っての玉入れ 江戸川少年団では、平成27年度の新規事業として、6月7日に「災害時対応競技大会」を開催しました。
この活動は、団員が協力しながら日頃のチームワーク及び訓練成果を発揮し、団員の憧れであるレスキュー隊員と同じ気持ちで人命救助などの活動をすることができるのかを確認する目的で行いました。
競技は5人1組のチームで行い、内容は訓練用消火器を使っての玉入れの後、障害物の向こうに倒れている要救助者(人形)をみんなで救出し、物干し竿と毛布で作成した応急担架で安全な場所まで搬送、そして最後に障害物(跳び箱)を乗り越えてゴールとなります。
指導者による活動内容の審査とタイムにより8チームの中から優勝チームを決めました。チームの指揮者である中学生団員の的確な指示や安全確認などが採点の大きなポイントとしました。
優勝チームには団長から賞状と記念のバッチが贈られました。
競技のなかで中学生団員が小学生団員をフォローする場面も多く見受けられ、団員たちはチームワークを活かして日頃の訓練成果を十分発揮することができました。
また、その雄姿はレスキュー隊員そのものでした。
今後は競技内容を検討し、修正を加えながら「災害時対応競技大会」を毎年開催していく予定です。
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物干し竿と毛布で作成した応急担架
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要救助者をみんなで救出
6月20日、八女市防火委員会は八女市少年消防クラブ大会を実施しました。今年度、八女市少年消防クラブは、新たに30名のクラブ員が加入し、総勢54名となりました。
クラブ大会では、きびきびした動きや大きな声で返事をするなど、意欲を見せてくれました。
また、梯子車乗車や水消火器取扱い訓練、放水体験、通信指令室見学、煙体験を行い、クラブ員は消防や防火防災について学びました。
中でも煙体験は、実際に煙の中に入り煙の動きや特性を肌で感じ、火災時の避難方法について身を持って学ぶことができました。
クラブ員たちは、これから二年間の活動を通して、防火防災についてしっかりと学んでいくことを誓いました。
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梯子車試乗体験
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水消火器取扱い訓練
埼玉西部消防局入間消防署では、平成27年7月25日(土)・26日(日)の2日間、入間市青少年活動センターにおいて、入間市消防少年団宿泊研修を実施しました。(参加団員52人)
この研修は、毎年夏休みの期間中に実施しているもので、防火防災種目で構成された防火トライアスロンや炊出し訓練、火起こし体験、就寝場所設置訓練等を行い、防火・防災に対する知識や技術の向上とチームワークを養うことを目的としています。
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集合写真
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防火トライアスロンの様子
防火トライアスロンは、9つのチームに分かれて渡過訓練、消火訓練、担架搬送訓練等を実施しました。炊出し訓練では、団員保護者のご協力をいただき、カレー作りを実施しました。自分たちで切った野菜で作ったカレーは、格別な美味しさだったようで、この日一番の笑顔を見せてくれました。
この研修を通して、将来の地域防災の担い手としての自助・共助の精神が、団員の中に、より一層強まったことと思います。
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食事の様子
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就寝場所設置訓練の様子
雲南防火委員会(会長 障子弘敏雲南消防本部消防長)では、少年期における防火・防災教育の一環として、火の大切さや火の怖さを知り、クラブ員と消防職員のふれ合いにより消防への理解と関心を深め、集団行動を通して力を合わせることの素晴らしさや大切さ、人に迷惑をかけないといった社会性、協調性を養うことを目的とした「少年消防クラブ員研修会」を実施しました。
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開会式
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集合写真
研修会は、雲南消防本部で7月30日に開催し、20クラブから102名のクラブ員が参加しました。
この研修で、水消火器による消火訓練、非常持出袋の作成、おもちゃ花火教室、起震車による地震体験、煙体験、庁舎・車両見学などを行いました。また、出雲空港消防隊及び防災航空隊(島根県出雲市)に赴き、大型消防車の放水体験及び活動用資器材の説明等を研修し、貴重な体験をしました。

非常持出袋の作成体験
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おもちゃ花火教室
参加したクラブ員は、他の小学校のクラブ員や消防職員と楽しく過ごし、消防への関心を深めると共に、「あいさつの大切さ」、「命の大切さ」、「友達のすばらしさ」、「チームワークの大切さ」、「助け合うこと」などを学びました。
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起震車による地震体験
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出雲空港消防隊見学