MENU

PDFファイルをご覧頂くには「Adobe Reader」が必要となります。 アイコンをクリックすると、 無料で「Adobe Reader」をダウンロードすることが出来ます。
Get ADOBE READER

HOME > 日本防火・防災協会について > 会長挨拶

日本防火協会について

会長挨拶

当協会は、昭和39年の設立以来、60年間、民間防火、防災組織の育成や防火管理者、防災管理者の講習事業に取り組み、地域の安全安心の確保に努めてきました。
 約10年前、平成25年12月に成立した「消防団を中核とする地域防災力の充実強化に関する法律」は、常備消防はもとよりのこと、地域に密着した消防団が女性防火クラブや幼少年消防クラブ、自主防災組織の皆さんと力を合わせて、地域を災害から守ろうとするものでその趣旨は、まさに当協会の設立目的に合致しており、協会としては、これを契機に様々な事業を展開してまいりました。
 この間、新型コロナウィルスの影響もありましたが、女性防火クラブや幼少年消防クラブ、自主防災組織などの全国大会や研修会、さらには地域でのイベントや交流の場も拡大してきております。メンバーの減少や高齢化などの課題もありますが、協会といたしましては、引き続き、これらの団体の活性化の支援に努め、地域防災力の充実強化に取り組んでまいりたいと存じます。
 そして、平成27年には、「地域防災」を創刊しました。国、地方公共団体の政策動向のほか、各地域の活動事例、専門的な研究者の研究発表など、文字通り、地域防災に関する総合情報誌です。創刊から10年目、さらなる内容の充実に努めてまいります。
 また、もう一つの事業の柱であります防火・防災管理者講習につきましては、令和5年度には過去最高の10万人を超える受講者数を記録しました。令和6年度からは新規講習についてもオンライン方式を導入したところです。講習事務の一層の充実と効率化を図り、全国の受講希望者のご要望にお応えするとともに、消防本部の予防業務の充実・強化に貢献したいと考えております。
 当協会はおかげさまで、設立60年の節目を迎えることができました。近年、災害の様相が変化し、地域社会の様子も変わってくるなか、地域防災対策が益々重要な課題となっていることを十分認識して、今後とも役職員一同、全力で職務に取り組み、関係者の皆様のご期待に応えてまいりたいと考えておりますので、引き続き、温かなご指導・ご鞭撻をいただきますようお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

 

令和6年7月
会長 秋本敏文