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4-3 初期消火訓練の実際




資料 消火器の種類と使用方法

消火器の種類
○一般的な消火器
消火器は使われる薬剤の違いから粉末消火器、強化液消火器、あわ消火器の3種類に大別されます。どの消火器にも適応する火災の種類がラベルで表示されています。一般家庭の場合は万能タイプの粉末消火器や強化液消火器が便利です。

→一般的な粉末消火器のラベル部分。普通火災、油火災、電気火災に対応することが表示されている。
一般的な消火器
○住宅用消火器
一般住宅からの火災を対象とした小型で軽量な消火器です。本体の色は、ベージュやグリーンなどです。消火剤には、粉末・強化液の両タイプがあります。
使用期限は、製造から5年または8年間で、消火剤の詰め替えはできません。
住宅用消火器
○エアゾール式簡易消火具
天ぷら油火災、ゴミ箱の火災などの初期消火に効果を発揮します。軽量で扱いが簡単です。消火器や住宅用消火器と併せて備えると安心です。
エアゾール式簡易消火具
消火器の使用方法と管理方法

せっかく消火器を備えていても、使用方法を知らなくてはその機能を生かせません。適正な管理も必要です。いざというときのために、正しい使用方法、維持管理の知識を身につけましょう。

○使用方法
安全ピンを引き抜く
1.安全ピンを引き抜く。
ホースを外し火元に向ける
2.ホースを外し火元に向ける。
レバーを強く握って放射する
3.レバーを強く握って放射する。
○管理方法
<消火器の置き場所>
●だれもが見やすく、使いやすい所に置きましょう。
●消火器の寿命は、その保管場所によって大きく変わります。湿気の多い場所は避け、転倒しないように工夫しましょう。
消火器の置き場所
<消火器のチェックポイント>
●安全ピンはついていますか。
●キャップはゆるんでいませんか。
●容器にサビや変形などはありませんか。
●ホースに詰まりやひび割れはありませんか。
●圧力ゲージのついているものは、圧力を示す針が規定値内(緑色の範囲)にありますか。
消火器のチェックポイント
<日頃の点検と正しい処分>
●消火器の点検や処分の方法は、購入店や消火器メーカー、またはお近くの消防署にお問い合わせください。
日頃の点検と正しい処分