「みんなの消防フェスタ・防災シンポジウム2017」を開催
平成29年11月3日(金・祝)、松山市総合コミュニティセンターにて「みんなの消防フェスタ・防災シンポジウム20 17」を開催しました。
消防フェスタは、平成14年度から秋季全国火災予防運動事業の一環として実施し、今年で16回目を迎えました。
また、防災シンポジウムは自主防災組織、防災士などを中心とした地域防災力の向上を目的に平成24年度から実施し、6回目の開催となりました。
これら二つの行事は、市民に親しまれるイベントとして定着しており、昨年と同様に、全体では約12,000人の参加がありました。
式典では、開催あいさつから来賓祝辞に続き、民間防火防災組織や防災士の表彰式を実施した後に、少年消防クラブ員による防火の誓いで締めくくりました。
観客席の様子
誓いのことば
第2部の防災シンポジウムでの基調講演では、スマートサバイバープロジェクト特別講師 佐藤敏郎様に、
「小さな命の意味を考える」と題し、東日本大震災のご自身の体験とともに、この震災でご自身の次女を亡くされた遺族としての被災談を、
具体的に語り掛けるような講演をいただき、参加者からは「心のこもったメッセージに感動しました」「命の大切さを身にしみて感じました」
「涙が止まりませんでした」など、感動とお礼の言葉とともに、改めて防災について考える機会になりましたとの意見が寄せられました。
また、パネルディスカッションでは、熊本地震で実際に避難所の運営を行った熊本大学の学生と愛媛大学の学生などが、
「東日本大震災・熊本地震から南海トラフ巨大地震を考える」「学校・学生が地域とともにできること~みんなの力で大切な命を守る~」ことについて討論していただきました。
第3部のアトラクションでは「松山市消防団音楽隊」(松山市消防団大学生防災サポーターに入団した愛媛大学吹奏楽団のみなさん)による演奏に加え、
愛媛大学チアリーディング部トラスターズの演技を行い来場者の皆様から大きな拍手をいただきました。
続いて、幼年消防クラブ員による演技として、道後保育園・松山認定こども園・浮穴保育園・松山認定こども園和泉 和泉保育園(アトムグループ運営)の園児と先生などが合同で、
「はっぴーカバー君と一緒になって」と題した防災啓発のために制作した歌を合唱するとともに、フラダンスパフォーマンスを披露しました。
シンポジウムの様子
幼年消防クラブのアトラクション
今年は、新たに松山市防火連絡協議会の会員であるアトムグループの協力で、イベント広場や子ども館でフラダンスパフォーマンスなどの演技を行うとともに、
松山工業高等学校繊維科の高校生が防火防災への研究発表作品を展示することに加え、新たに防炎クィズを作成し、
スタンプラリーに参加しました。また、子ども館で松山市消防団音楽隊による演奏及び愛媛大学チアリーディング部トラスターズによる演技を実施することで、
高校生や大学生が親子連れの来場者に身近でわかりやすい防火・防災啓発ができました。
今年のイベントも全体的には、お子さまから大人まで親子連れを中心に本当にたくさんの方々のビ来場をいただき、体験しながら楽しく防火・防災について啓発できました。
今後もご来場いただいた皆様が"来年もぜひ来たい!"と思っていただけるようなイベントとして継続して防火・防災啓発を進めていきたいと考えています。
コミュニティプラザの様子
放水体験