「令和2年7月豪雨」 被害地域への支援活動について
会長 瀧川 智代美
はじめに、このたびの「令和2年7月豪雨」で被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
大分県でも温泉街や橋など、被害場所を挙げればきりがありません。幸い被害に遭わなかった県下の防火クラブ員達で、せめて義援金を集めることにしました。
九州地方で地震、豪雨災害あるたびに東北の女性防火クラブの方々から激励、「大丈夫ですか? 何か必要なものがあったら言ってください」などのお見舞いの電話で連絡をいただいていましたので、お言葉に甘えて物資をお願いしたところ、7月中にタオルが1,000枚程入ったダンボール箱が届きました。その団結力と行動力に感服しました。
東北から届いた支援物資
日田玖珠広域消防組合消防本部の前で
岩手県婦人消防連絡協議会長にお礼の電話をしたところ「こちらが災害にあった時に助けていただいたので、ご恩返しが出来れば」とおっしゃいました。この他にも宮城県南三陸町の会長、気仙沼の有志の方々からもタオルをたくさん送っていただき、この場をお借りしまして御礼を申し上げます。
大分県女性防火・防災クラブでは義援金を集めており、9月に大分県消防保安室を訪ね義援金と支援物資を担当者に手渡しました。
始めに県内の日田玖珠(ひたくす)広域消防組合消防本部に行きました。こちらの防火クラブは保育園のPTA役員で組織されています。消防長をはじめ同席の予防課の方がいるところで、防火クラブ会長に義援金と支援物資をお渡ししました。会長からは「今回の支援と絆を大切に地域の防火防災に取り組みたい。浸水被害に遭った園児の家に義援金を使わせてもらいます。他の地域で大きな被害に遭われたところに支援物資を届けます。」とお礼の言葉を頂戴しました。
次に由布市消防本部に向かいました。防火クラブの方は不在でしたので、消防長と予防課の方に義援金と支援物資をお渡ししたところ消防長から「大事に活用させていただきます」とのことでした。
支援いただいた、岩手県、宮城県の防火クラブ員の皆様、本当にありがとうございました。
由布市消防本部
義援金と支援物資を贈呈
一週間後、8市消防本部にお礼かたがた東北から届いたタオルを持参しました。県下の女性防火・防災クラブの皆様、ご協力ありがとうございました。
女性防火クラブに入隊したおかげで、このような素晴らしいご縁に恵まれ感謝しています。今回の支援で助け・助けられる実体験という勉強ができました。これからも自助、共助の精神で「絆」を大切にしようと思います。