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2020年11月

6. 【女性防火クラブ】大分、秋田

「令和2年7月豪雨」 被害地域への支援活動について
大分県女性防火・防災クラブ連合会
会長 瀧川 智代美

 はじめに、このたびの「令和2年7月豪雨」で被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
 大分県でも温泉街や橋など、被害場所を挙げればきりがありません。幸い被害に遭わなかった県下の防火クラブ員達で、せめて義援金を集めることにしました。

 九州地方で地震、豪雨災害あるたびに東北の女性防火クラブの方々から激励、「大丈夫ですか? 何か必要なものがあったら言ってください」などのお見舞いの電話で連絡をいただいていましたので、お言葉に甘えて物資をお願いしたところ、7月中にタオルが1,000枚程入ったダンボール箱が届きました。その団結力と行動力に感服しました。


東北から届いた支援物資

日田玖珠広域消防組合消防本部の前で

 岩手県婦人消防連絡協議会長にお礼の電話をしたところ「こちらが災害にあった時に助けていただいたので、ご恩返しが出来れば」とおっしゃいました。この他にも宮城県南三陸町の会長、気仙沼の有志の方々からもタオルをたくさん送っていただき、この場をお借りしまして御礼を申し上げます。  大分県女性防火・防災クラブでは義援金を集めており、9月に大分県消防保安室を訪ね義援金と支援物資を担当者に手渡しました。

 始めに県内の日田玖珠(ひたくす)広域消防組合消防本部に行きました。こちらの防火クラブは保育園のPTA役員で組織されています。消防長をはじめ同席の予防課の方がいるところで、防火クラブ会長に義援金と支援物資をお渡ししました。会長からは「今回の支援と絆を大切に地域の防火防災に取り組みたい。浸水被害に遭った園児の家に義援金を使わせてもらいます。他の地域で大きな被害に遭われたところに支援物資を届けます。」とお礼の言葉を頂戴しました。

 次に由布市消防本部に向かいました。防火クラブの方は不在でしたので、消防長と予防課の方に義援金と支援物資をお渡ししたところ消防長から「大事に活用させていただきます」とのことでした。
 支援いただいた、岩手県、宮城県の防火クラブ員の皆様、本当にありがとうございました。


由布市消防本部

義援金と支援物資を贈呈

 一週間後、8市消防本部にお礼かたがた東北から届いたタオルを持参しました。県下の女性防火・防災クラブの皆様、ご協力ありがとうございました。

 女性防火クラブに入隊したおかげで、このような素晴らしいご縁に恵まれ感謝しています。今回の支援で助け・助けられる実体験という勉強ができました。これからも自助、共助の精神で「絆」を大切にしようと思います。

8市消防本部に東北からのタオルを持参
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「令和2年度秋田県婦人防火研修会」を開催
秋田県 総務部総合防災課

 今年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、参加人数を制限し、感染予防対策を講じた上で、令和2年10月23日(金)秋田県消防学校にて開催しました。
 開会にあたり、県婦人防火クラブ連絡協議会の安部千鶴子会長より、「婦人防火クラブ活動の参考となる知識を得る良い機会であり、県内クラブ員の連携を密にし、今後の活発な活動につなげましょう」との挨拶がありました。

 研修会では、地方独立行政法人秋田県立病院機構理事長の鈴木様を講師にお招きし、「感染予防」をテーマにご講演いただきました。講演では、新型コロナウイルス感染症の現状や感染を予防するための対策について、医療従事者の立場から分かりやすくご説明いただき、感染症に対する理解を深めることができました。その他、今年度青森県で開催された「北海道・東北ブロック婦人(女性)防火クラブ幹部地域研修会」の研修内容報告や消防学校救助科の視察を行い、クラブ員にとっては新たな情報を得たり知識を深めたりすることができる有意義な研修会となりました。
 今回の研修会を終え、婦人防火クラブ員一同は、今まで以上に防火・防災活動に取り組んでいきますので、今後とも皆様の御支援、御協力をよろしくお願い申し上げます。

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