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3-4 訓練方法




事例紹介 災害情報における あらたな市民の取り組み

●消火器BOX内に情報伝達用グッズを配備
阪神・淡路大震災をきっかけに、葛飾区堀切二丁目西町会(東京都)では、1995年9月防災部を再生し、防災マニュアル・防災マップづくり、市民消火隊の有効活動方策の検討、各種防災訓練、防災学習などを実施してきました。そして、1999年8月「消火器BOXの有効利用法」として震災時の情報伝達に役立てることを主眼とした「防災グッズ」を葛飾区役所の協力を得て配備しています。具体的には、防災地図、ホイッスル、懐中電灯、筆記用具、防災マニュアル(行動表)、震災時住民連絡票、ガムテープ、マグネットなど、情報伝達に最低限必要なものをワンセットにして、町会内35か所の消火器BOX内に設置したものです。この事業により、地域住民に対して継続的に防災意識の高揚を図るとともに、町会役員のコミュニケーションの輪が構築されています。

●ラジオとテレビが防災番組を共同制作
FM湘南ナパサ市民放送ボランティア「ナパサクラブ」(神奈川県)と湘南ケーブルネットワーク放送ボランティア「SCNクラブ」(同)は、大地震の際の情報発信およびその形態について検討した結果、「地震!!その時あなたは」を共同制作しています。毎月1回の生放送とラジオ4回、テレビ8回の再放送で、ゲストには平塚を中心とした地域の防災関係者を迎え、トーク番組の構成で行っています。また、大地震が起こった場合、ラジオの放送が始まった時点でSCNのカメラがラジオのスタジオに入り、ラジオ放送の様子を映し出すことになっています。 (総務省「防災まちづくり大賞」受賞例より)