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2003年2月

3.道府県婦人防火クラブ連絡協議会会長だより

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今年も頑張ります

徳島県婦⼈防⽕クラブ連合会
会⻑ 村崎 弘⼦

新春を告げる風物詩として、各地で恒例⾏事の出初式が⾏わわれています。

遠く江⼾時代に、俗に振袖⽕事と⾔われている⼤⽕の折、時の⽼中が⽕消組を率いて、1⽉4⽇に上野東照宮前で出初を⾏い、気勢を上げて江⼾市⺠に希望と勇気を蘇らせたそうです。これを契機に、以後1⽉4⽇に出初が⾏われるようになったと聞いております。

徳島市でも1⽉5⽇に、アスティとくしまで、関係団体、⼀般市⺠が⼀堂に会し出初式が⾏われました。式典に続いて参加団体の各々の演技、⼀般市⺠参加の競技が、屋外では観閲⾏進、祝賀⾶⾏、祝賀放⽔が⾏われました。

婦⼈防⽕クラブは昨年まで毎年「防⽕クラブ⾳頭」を踊っていましたが、今年は「ひまわりしているか」を初披露し、⽕の⽤⼼を呼びかけました。昔ながらの樽回しを⾏っているのが、四国のヘソと⾔われている県⻄部の池⽥町出初式です。2個の酒樽を縄で縛り合い、樽を中⼼に両⽅から放⽔します。⽔の勢いで樽はぐるぐる回り出し、やがて地上に浮き上がります。1⽉の⾝を切るような寒さの中、⽔浸しになりながらの勇壮なもので、池⽥の樽回しとして今に受け継がれています。

こうして各地で⾏われている出初式によって、⼈々は今年1年の無事を祈り、⽕の⽤⼼の⼤切さを再認識したことでしょう。

科学の発達に伴い、消防機器、消防技術の向上はめざましいものがあります。

しかし⽕災事故の原因は唯⼀つ、ほとんどが基本を忘れた不注意なのです。

⽕の元の指差し点検、⾃分の目で確かめることが⼤切です。私どもクラブ員、⽕の⽤⼼を再度再度呼びかけ、防⽕推進に努⼒することを、年の初めに誓い合いました。

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