一般財団法人 日本防火・防災協会

（一社）群馬県消防設備協会
常務理事兼事務局長
信澤 尚治　様

　講習修了者「１００万人」達成、誠におめでとうございます。
　「１００万人」達成に至るには、登録講習機関である一般財団法人日本防火・防災協会をはじめ、各受託協会や会場管理者の皆様にご尽力いただいた賜物と拝察いたします。

　一般社団法人群馬県消防設備協会では、平成１８年度から講習事業へ参画し、初年度は僅か１回の開催でスタートしました。その後は、普及活動により各消防本部から開催要望を受けるとともに、様々な火災事故を踏まえた指導強化もあり、受講者数は年々増加の一途をたどり、微力ながら「１００万人達成」の一翼を担うことが出来きました。

　さて、当協会の防火・防災管理講習事業に携わる機会を得て５年目を迎えておりますが、振返りますと大きな出来事が２つございました。第一に、コロナ禍の対応でございます。新型コロナウイルスの急速な感染拡大により、講習会直前の中止指示や会場の相次ぐ使用禁止連絡の対応に加え、未知のウイルスに対する適切な感染対策もままならず、手探りの中で開催を続けたことが印象深く、未だ感染は終息に至っておりませんが、幸いにも感染者を出すことなく現在に至っております。

　第二に、受講申込方法の変更でございます。当協会の受講申込受付は、持参する対面とファックスによる二通りの方法でしたが、先着順のため受付開始と同時に殺到し、それに加え電話による問合せの多さから、大きな負担になっておりました。日本防火・防災協会では、令和２年３月から新たな講習システムを導入し、インターネットを活用した受講申込受付の開始により、受付時の苦労から解放され、職員一同安堵しております。この新システムの導入に心から感謝しつつも、受講者の立場と称して講習会用ホームページの構成に度々提言を申し上げたことでご迷惑をお掛け致しまして、この場をお借りして深くお詫び申し上げます。

　今後におきましては、デジタル社会の実現に向けたオンライン化の進展により、講習事業の転換期を迎えますが、日本防火・防災協会と１００万人達成を支えた受託協会や会場管理者の皆様が一層連携を強化し、講習修了者の育成に力を発揮していただきますよう心から願うものでございます。

　結びとなりますが、日本防火・防災協会、そして全国の受託協会の益々の発展と関係皆様方のご健勝を心からご祈念申し上げまして、お祝いのことばとさせていただきます。