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私ども一般社団法人香川県消防設備協会(以下、「協会」)は、昭和51年9月に創立、昭和57年7月に設立し、平成25年4月に一般社団法人へと移行し、「消防用設備等の設置及び維持管理の適正化、防火対象物の防火防災安全対策の推進など、防火防災思想の普及広報に努め、火災等からの生命身体の安全を確保し、財産の被害の軽減を図り、もって社会公共の福祉の増進に寄与する」ことを目的に事業を行っております。
平成13年9月に発生した新宿歌舞伎町ビル火災は、近年にない大災害であり、防火管理責任の強化を図る契機となりました。防火管理者講習の実施回数が少ないことなどにより、防火・防災管理講習の受講希望者の受講機会の確保に努める必要があり、当協会においても香川県、香川県消防長会をはじめ、県下各消防本部(局)のご支援のもとに、講習会を開催しております。
平成16年の「甲種防火管理新規講習」を皮切りに、平成18年には「甲種防火管理再講習」、平成25年に「防災管理者講習」、翌年からは「防火・防災管理講習」を開催し、当協会は年平均14回、延べ19,000人の方々が受講、修了されました。
講師も県下各消防本部(局)の予防実務経験者OB(延べ21人)を登録し、年一回、当協会主催の講師会議を開催し、講習内容の充実と斉一を図っております。
これらの講習修了者は、従業員などを指導・監督するリーダー的存在の責任者です。したがって、「防火管理者」「防災管理者」を増やしていくことは、防火対象物での防火・防災を維持し、かつ、安心・安全を図ることに通じ、その意味での社会的意義は大きいものと考えます。
この講習の申し込み方法も当初は協会単位で、事務所への持参とFAXでの受付、次にシステムへの入力、さらに修了証を作成し、その間にお問い合わせ電話への対応と、ハードな業務でした。令和2年度からは新システムとして(一財)日本防火・防災協会の一括受付となり、当協会の事務作業も大幅に軽減されました。さらに、令和3年からの「防火管理再講習」と「防火・防災管理再講習」が対面講習と並行してWeb講習も開始されました。今後は、その他の講習もWeb受講に移行していくことと思いますが、当協会としましては、受講希望者の受講機会の維持のため、引き続き対面講習も続けて実施したいと思っております。
ここ数年は、新型コロナウイルスの感染状況により中止した講習会も多々ありましたが、(一財)日本防火・防災協会の迅速な対応もあり、受講機会を大きく減らすことなく開催できました。
今後も、「講習事業」の社会的意義と、責任の大きさを再認識し、(一財)日本防火・防災協会の皆さまのご指導を仰ぎながら、日々の業務に取り組んでまいります。