HOME > 防火防災管理 講習者受講100万人達成記念 > 登録講師 > 大嶽 一男 様
このたび、防火・防災管理講習の修了者が100万人達成を迎えられたことを心よりお祝い申し上げますとともに、100万人達成までの様々な事業に携わった関係者の皆様に対しまして、深く敬意を表します。
平成15年10月から防火管理講習を開始し、19年余りで100万人達成されたこと、また、最近では講習修了者が1年間で7万人を超えるなど、防火対象物の大規模化・高度化、管理形態の複雑・多様化する中で、この事業がますます重要性を増していることを実感しております。
「どん・どん・ドン・・・ど・ど・どん・ドン」法被を着た幼稚園児の鼓笛隊を先頭に、「火遊びはしません」と元気よく防火宣言を行いながら幼年消防クラブ員のパレードが進んでいく。女性防火クラブ員が沿道に集まった方々に防火啓発チラシを配布している。・・・私が幼年消防クラブ、少年消防クラブ、女性防火クラブの担当をしていた時の一コマです。
当時(昭和61年)、日本防火協会(現 日本防火・防災協会)では幼年消防育成事業として、鼓笛や法被、ワッペン、拍子木などの交付を行っており、各消防本部ではそれらを活用しながら各クラブに火災予防広報の一端を担っていただいておりました。私が協会の事業と関わった最初の出来事でした。
平成28年日本防火・防災協会の講師をやってみないかとのお誘いを受け、講師登録を承諾しました。講習会の日程が決まり、最初の講習会までの日々は、消防関連法規の復習に明け暮れました。予防業務から遠ざかっていた、平成13年の新宿歌舞伎町ビル火災を契機に予防制度の充実強化を目的とした、様々な消防法改正があったあたりからの知識の穴埋めでした。とても充実した毎日?を過ごした思いがありました。
現在、防火・防災講習の会場管理や講師をさせていただき、静岡県東部の各消防本部と会場準備などで交流する中で、防火・防災協会が講習会を実施することで、今まで講習会を実施していた消防職員の労力の軽減が図られていることや、それに伴い予防行政の充実強化に充てられているとの話を聞き、私たちも消防職員の皆さんと同じような土俵で働かせていただいている充実感を味わっています。
最後になりましたが、日本防火・防災協会が法令に基づく登録機関として、常に新しい時代に向けてさらなる飛躍を遂げられますよう祈念いたしましてお祝いの言葉とさせていただきます。