[第4ステージ] 避難所開設・運営訓練
地域防災計画の中で、小学校などの公共施設の多くは、避難所として指定されており、災害時は地域に住む様々な住民が集団生活をする場になります。サバイバルキャンプを避難所で行うことで、疑似体験をすることも有効です。
避難所の運営は、まず避難者である住民同士が集団生活のルールを決め、実行に移していくことが理想ですが、施設管理者としての学校職員、また行政も食事や緊急物資の提供者として、避難所運営にかかわらなければなりません。
こうした立場の異なる人たちが、避難生活上の問題解決にむけて協働していくことになるわけですが、どういった仕事が発生し、誰がそれに対応していくのかをロールプレイング形式で実施していくという防災訓練の試みもなされています。
『日常活動編』では、図上訓練の準備段階に相当する被災シナリオの作成に焦点をあてて紹介しましたが、図上訓練の「実演」メニューとして避難所運営訓練は取り上げやすいテーマであるといえるでしょう。
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