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3-3 情報連絡訓練の実際




2 情報伝達の手段

地域外との情報の収集・伝達なのか、地域内における収集・伝達なのかによって、その手段も変わってきます。それぞれの伝達方法の長所や短所を把握して、地域に見合った手段を見つけ出し、訓練に取り入れていきましょう。

1 防災無線

指定避難所など地域の拠点となる場所と自治体の災害対策本部をつなぐ防災専用の無線機。

防災無線
2 無線放送

自治体から地域に設置されたスピーカーを通して、同報で流される放送。

無線放送
3 口頭伝達

徒歩、自転車などの手段による、直接地域の防災組織などの連絡員を派遣しての伝達。時間的なズレが大きい場合もありますが、地域内住民同士の伝達には有効です。日頃から連絡員の確保と分担を決めておく必要があります。

口頭伝達
4 その他

・地域内のアマチュア無線家との協力体制づくり
・近くの派出所や消防署などとの情報連絡体制の整備
・コミュニティFM、ケーブルテレビなどの地域メディアとの連携
・インターネットの活用
◇ 情報伝達の基本

情報伝達の基本
何を伝えるのか。被害発生現場や被害の概要と見通しなど、優先順位を考える。
内容は正確か、簡潔明瞭か、5W1H(いつ、何(誰)が、どこで、どうして、どのように)が抜けないようにする。
地域の中が情報とその伝達で混乱しないよう、どこに情報を集中させるのかという、情報の核をつくる。