生活上のハンディを抱えている人は、必要とされる情報があるにもかかわらず、その人が伝えたい情報をうまく伝えられない、もしくは伝わっているべき情報が伝わっていないということが十分考えられます。
たとえば、まったく耳の聞こえない人は、町中に鳴り響くサイレンや防災無線すらも聞き取ることができません。耳が聞こえにくい高齢者や日本語が理解しづらい外国人などに対しては、大きな声で、ゆっくり、はっきりと、わかりやすい言葉で会話をする必要があります。大きくわかりやすい字で、ひらがなを多く使うなどしたメモを書いて、情報をやり取りする必要もあるでしょう。また目の見えない人は、目の見える人に比べて得られる情報が少なくなっている可能性があります。特に耳や目の不自由な人、外国人については、個別の情報収集・連絡方法を考え、訓練に取り入れましょう。(→「訓練方法」参照)
|