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4-1 婦人防災クラブとしての一般的活動内容



3,クラブ員の確保(親睦的活動の展開)
若年層が加入せず、全体として、クラブ員が減少しかつ高齢化してきたと悩む婦人防火クラブは少なくないでしょう。若年の女性にいかにして加入してもらうか、そのためにいかに魅力ある婦人防火クラブとするか、それぞれの単位クラブの状況に応じて検討を進めることが必要です。
婦人防火クラブは任意のボランティア団体であり、防火・防災のためだけに活動する必要がないことはいうまでもありません。むしろ、クラブとして息の長い存在を続け、魅力ある団体として評価されるためには、誰でも気軽に参加できる親睦的活動を頻繁に実施することの方が望ましいと考えます。現に、各地の婦人防火クラブでは具体的には次のような多種多様な親睦的活動を展開しています。
クラブの光景
○親睦活動の例
料理教室、視察旅行、軽スポーツ(バレーボール、ソフトボール、グラウンドゴルフ、ボウリングなど)、親睦会(新年会、忘年会、花見会、カラオケ大会など)、防火ゲーム(ビンゴゲーム、防災クイズ、防火カルタ大会など)、秋・夏の祭りでの踊りや太鼓などの披露・屋台の出店、他地域の婦人防火クラブとの交歓会、少年消防クラブとの合同ハイキング、地域の清掃・花植えなど
これらの親睦的活動を展開するにあたって、第7章でその考え方などについて、さらに述べることとしています。
また、クラブ員確保の一手段として、第一線を引退した男性高齢者のパワーを活用することを考慮し、これらの者の協力について検討することも大切です。

4,リーダーの育成
婦人防火クラブ活動の活性化はリーダーの資質と指導いかんにかかっています。幹部役員は各種講習会・研修会に積極的に出席し、また、他の地域の視察、交流、他の団体との連携・交流、情報交換などの場に極力参加して、リーダーとしての資質の育成を図る必要があります。