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7-2 活動を楽しくするための具体策




事例紹介 【防火の技術を楽しく競う】

チームでバケツ注水競技

高原地区婦人防火クラブ連絡協議会も加入している岐阜県上宝地区防火協会では、「バケツ注水競技大会」を毎年開催し人気を博しています。いざというとき身体をとっさに動かす初期消火技術の向上をめざしたもので、幼年クラブ員や銀山太鼓社中など各種団体のアトラクションが大会を盛り上げます。
1チーム5名で3チーム同時にスタートし有効な注水タイムを競います。選手は号砲による「注水はじめ」の合図で、準備線よりスタートし、3m前方にあるドラム缶の水をバケツに入れ約10mを走って投水線(標的から男子4m、女子3mの地点)より標的に開けられた受け口(身長よりやや高い位置にある)をめがけてバケツの水を投水し満杯にします。その間の所要タイム、各選手の動作について審査し順位を決めます。
消火器による的当てリレー競技

また、徳島県名西消防組合では、父母の参観が多い小学校などの運動会に着目し、参加している保護者を対象にした「水消火器リレー」を平成6年度から実施しています。いまでは中学校や各地区壮年会の体育祭、老人クラブ体育祭と競技依頼が多く日程調整に追われるほど人気だということです。
競技方法は、5チーム(各チーム10名ずつ)の最初のメンバーが「火の用心タスキ」を肩にかけ、前方20mに設置した的を目指して一斉にスタートを切ります。10m先で水消火器を手に持ち、6m先の消火停止位置まで進み、消火器取り扱い操作を行い4m前方の的めがけて水消火器を放水します。的に水が当たり倒した人は、放水をやめて、折り返して水消火器を元の位置におき、スタートラインに戻って次の人にタスキをリレーするというものです。
チームでバケツ注水競技