HOME  > 防火ネットニュース2月号  > 7.幼少年消防クラブ活動について

2009年2月

7.幼少年消防クラブ活動について

目次 次頁次頁

(財)日本防火協会 片山会長新春ご挨拶

福岡県 大牟田市消防本部

 10月18日(土)、大牟田市明治町の明治公園を会場として、財団法人日本防火協会共催及び大牟田市防災協会連合会の後援を受け「第17回大牟田市幼年消防クラブ大会」を開催しました。今年度は、大牟田市内の14クラブ、約400名の幼年消防クラブ員たちとその父兄、合わせて総勢約1,000名の参加のもと盛大に行われました。
 例年は、防火パレードをはじめお遊戯中心の大会を実施していましたが、今回は訓練をメインとした大会へと模様替えをしてみました。
 秋空の晴天の下、参加した園児たちは、災害に対したときの対応策に生き生きとして取り組んでいました。

煙の中からの避難訓練
 「Stop,Drop And Roll(もし、洋服に火がついたら)」では、衣類に火がついたときの対応を、転げ回ることで消火するという慣れない体験に、一喜一憂していました。また、「煙の中からの避難」では、実際に煙を体験することで火災等の恐ろしさを実感し、恐る恐るテント内を走り回っていました。
 今回特筆すべきは、昨今多発する「地震の恐ろしさ」を体験してもらいたく、国土交通省九州事務所のご協力を得て、振動実験車を招き、地震体験も併せて行いました。
 最後は、「防火鈴割り」後、園児全員による「防火の誓い」を宣誓して大会の幕を閉じました。大会終了後も園児及び父兄の皆さんが「振動実験車」、「煙体験ハウス」体験のため長蛇の列ができていました。
今後も、幼年期からの防火意識の啓発を目的とした更なる大会の発展を考えていきたいと思います。


振動実験車で地震体験

全員で防火の誓い

このページの上に戻る

(財)日本防火協会 片山会長新春ご挨拶

熊本県 荒玉地区幼少年婦人防火委員会

 荒玉地区幼少年婦人防火委員会では、荒玉地区幼年消防クラブの会員が一堂に会して交流を深めるとともに、消防とのふれあいを通して防火防災思想の一層の高揚と幼年消防クラブの活性化を図り、もって災害の軽減を図ることを目的として10月21日玉名市民会館及びその周辺において「第10回荒玉地区幼年消防大会」を開催しました。
 本大会は隔年で開催しており、今年は節目である第10回大会ということで幼年消防クラブ員、来賓者、父母及び消防関係者等、約1,600名もの多数の方々が参加し、式典では優良幼年消防クラブ表彰や防火ポスター表彰、4団体(クラブ)による演技披露、新規加入クラブの結成式が行われ、参加幼年消防クラブ全員による「火の用心のうた」の合唱、そして最後に「防火の誓い」を元気いっぱいにしました。
 中でも、第10回大会に華を添えるため、11名の長洲町の女性消防団員による防火寸劇「白雪姫の火の用心」の披露があり、クラブ員たちも楽しみ、防火寸劇に釘付けでした。


優良少年消防クラブの表彰

女性消防団員による防火寸劇
「白雪姫の火の用心」

 周辺会場では「しょうぼうわんぱく広場」を開設し、はしご車・ミニ消防車試乗体験、放水体験、煙中ひなん体験、消防車両展示、大声コーナー等の各種「体験コーナー」を設け、屋内では「ふれあいコーナー」と称して女性消防団員による紙芝居コーナー、バルーンコーナー、救急法指導コーナー、幼年消防クラブ活動状況展示コーナー、住宅用火災警報器展示コーナーを設け、幼年消防クラブ員及び父母の方々に十分楽しんでもらいました。  さらに会場建物を利用して、熊本防災消防航空隊(防災ヘリコプター「ひばり」)と玉名消防署との「特殊建物火災対応合同訓練」が行われ、本番さながらの訓練に見学したクラブ員たちは大興奮で、会場は終日賑わい、第10回記念にふさわしい大会となりました。


このページの上に戻る

(財)日本防火協会 片山会長新春ご挨拶

埼玉県 入間市消防本部


ミニ消防車を引き「火の用心」をPR
 入間市消防少年団は10月25・26日の2日間、第30回入間万灯祭りが開催されている消防フェアの2日目に参加し、住宅用火災警報器設置普及啓発活動のため、祭りに訪れた市民に積極的に住宅用火災警報器設置状況アンケートの実施及びポケットティシュを配布しました。
 団員達は『万灯流し』というイベントにも参加しました。団旗を先頭に振り万灯を持ち、ミニ消防車をみんなで引っ張り、元気いっぱい大きな声で「火の用心」を呼びかけながら祭り会場を練り歩きました。

「住警器設置」と「火の用心」を呼びかける団員
 11月9日(日)には全国秋季火災予防運動の一環として、住宅用火災警報器設置と「火の用心」の呼びかけを、西武池袋線入間市駅と西武入間ペペで行いました。
 最初は恥ずかしがっていた団員達も、市民の方々からの暖かい声援と消防少年団としての使命感に駆られ、「住宅用火災警報器設置」のポケットティシュの配布と「火の用心」を呼びかけました。団員達からは「もっとティシュを配りたい」と意見が出るほど充実した活動となりました。入間市消防少年団は今後も地域に根ざした活動をしていきたいと思います。

ちびっ子消防隊員の放水
 11月12日(水)にイオン入間ショッピングセンタージャスコ入間店に於いて、第21回火の用心まつりを開催しました。オープニング演技では、豊岡保育所幼年消防クラブ員がソーラン節を元気いっぱい披露しました。続いて消防職員による訓練展示では、「右へならい。なおれ」など初めてみる隊員の動きに「わあ!!!」と歓声があがりました。
 放水体験のコーナーでは、消防車から延ばしたホースを持ち全員が消防隊員になりきり、真剣なまなざしで勢いよく放水し、地震体験では震度7で揺れるなまず号に乗り、大きな揺れに地震の怖さを体験しました。

服装規律の点検
 11月30日に行われた「入間市消防団特別点検」に25名の団員が元気に参加しました。実施会場には消防団車両21台が集結し、団員達は沢山の消防車両が駐車しているのをみつけると興奮して歓声をあげていました。
 寒空の中の特別点検でしたが、入間市長をはじめ多くの方々が、消防団と一緒に少年団員達の服装規律の点検を行いました。普段の活動では見られないほどガチガチに緊張していた団員達でしたが、消防団の機械器具点検・消防操法の見学では「やってみたい」と動きを真似する団員もいました。特に一斉放水では大きな歓声で寒さを吹き飛ばしました。

元気に餅をつく少年団員
 12月20日(土)に「防火餅つき大会」を開催しました。消防団員や当直職員、多くの少年団員の父兄にも協力をしてもらい、30kgのもち米すべてをつきあげました。
 多くの団員達は餅つきをする機会がないため、この日の活動を非常に楽しみにしていました。自分達で苦労してついたお餅はとても美味しく、父兄の方々に作っていただいた豚汁とともに、お腹いっぱい食べていました。
 少年団の防火祈願餅つきが、入間市の火災予防に繋がれば幸いであります。


このページの上に戻る

(財)日本防火協会 片山会長新春ご挨拶

愛媛県 西条市消防本部


少年消防クラブ員の研究成果発表
 西条市消防本部では、秋季火災予防運動の一環として11月2日(日)に西条市総合体育館において、市内の少年消防クラブ員450名及び幼年消防クラブ員150名、並びに来賓、父母、消防職員、消防団員など約500名、合わせて約1,100名が一堂に会し、「第4回西条市少年消防クラブ大会」を開催いたしました。
 第1部では、4クラブの少年消防クラブ員が火災予防等について学習、研究した成果を発表し、引き続き幼年消防クラブ員による小太鼓演奏が披露され、「絶対に火遊びはしません」と防火の誓いをしました。
 第2部では、女性消防団員による「防災かるた」が行われ、クラブ員が地震等災害時の対応について学びました。
 最後に、クラブ員を代表して、「これからも一層火災予防に努めます」と誓いの言葉を述べました。
 この大会を通して、クラブ間の相互親睦を深めるとともに防火意識の高揚が図られ、有意義な大会となりました。


クラブ員を代表して誓いの言葉

防災かるたで読み上げられた
札を探すクラブ員たち

このページの上に戻る

(財)日本防火協会 片山会長新春ご挨拶

大阪府 八尾市幼年少年防火委員会

 八尾市幼年少年防火委員会では、11月8日(土)秋の火災予防運動の行事として、八尾市幼年消防クラブのあひる保育園、千塚保育園、志紀学園幼稚園、あけぼの保育園、みよし保育園の5園から約400人の園児が参加し、第23回八尾市幼年消防クラブ防火フェスティバルが市立総合体育館ウイングで盛大に開催されました。
 各クラブの代表の園児10名が田中八尾市長に「火遊びはしません」と防火の誓いを宣言した後、各園の演技が始められました。
 かわいいコスチュームに身を包んだ園児たちは、日頃からの練習の成果を充分に発揮し、小太鼓・大太鼓などを操りながら見事なドリル演奏を披露し、この演技に会場から盛大な拍手が贈られました。


防火の誓いを宣言する幼年消防クラブ員

見事なドリル演奏
札を探すクラブ員たち

このページの上に戻る

(財)日本防火協会 片山会長新春ご挨拶

京都中部広域消防組合消防本部

 去る11月10日(月)幼年消防クラブ育成事業の一環として、「幼年消防亀岡地区防火のつどい」をガレリアかめおかで開催しました。
 大会には、幼稚園、保育所の3歳児から5歳児までの幼児など830名が参加し、来賓や防火委員の方々に見守られながら、「僕たち私たちは、絶対に火遊びはしません」と会場全体に響く元気一杯の声で防火の誓いを斉唱した後、記念合唱を行いました。また、防火の要素を取り入れたアトラクション「ミニミニミュージカル かちかちやま」を観覧し、園児達を楽しませながら「火はとっても役に立つものだけど、子どもだけで火を使ったら危険だよ」という防火の心を芽生えさせることができました。
参加された保護者から、「家に帰ってから子供と火について話し合いたいと思います」などの意見をいただき、家庭や地域へと防火の輪を広げることができました。


防火の誓いを合唱

830名の幼年消防クラブ員

アトラクション「ミニミニミュージカルかちかちやま」


このページの上に戻る

(財)日本防火協会 片山会長新春ご挨拶

富山県消防課


発表大会に集まった109名の小学生
 富山県では、毎年、秋季全国火災予防運動の時期に県内の小学生を対象として、火災予防に関する研究、体験等について発表大会を開催し、防火思想の普及・啓発と少年消防クラブの発展向上を図り、火災のない安全で住み良い地域づくり・郷土づくりを推進しています。
 今年は、11月15日(土)にサンシップとやま(富山市安住町)で開催され、県内の各地域を代表して17校109名の小学生が、研究成果について元気よく発表を行いました。
 今回の大会で、特選及び北日本新聞社賞を受賞した氷見市立比美乃江小学校は、全校児童610人の家庭に電化製品に関するアンケート調査を実施するともに、校区の電気店10店にインタビューを実施し、便利な電化製品も火災が起こりうる危険性を持っていることを再認識しました。そして、その結果を踏まえた防火新聞を発行するとともに、コンセントの周囲を掃除する道具の「パトロールくん」や電化製品・コンロ周りなどのチェック表2種類を作成し各家庭に配布したこと、また、同地区の防火水槽・消火栓の場所を調査し、その結果を載せた便りを作成し、各家庭に配布したことなど、地域での実践活動が高く評価されました。また、初期消火に最も有効な消化器の使い方体験会を保護者向けに開催したことや校区の消火器の販売店等を便りに載せ、各家庭へ配布したことなどの取り組みも独創的であると評価されました。
 金賞を受賞した射水市立東明小学校は、東明校区の全家庭に防火意識や住宅用火災警報器の設置状況についてのチェック表を配布し、防火意識の向上を図るとともに、防火ポスターを作成し、公民館・児童館・美容院など多くの人が多く集まる場所に掲示したことや校区にある保育園・幼稚園・デイサービスで防火に関する歌・紙芝居・劇・クイズなどを披露したことなど、火災のない町づくりに役立つ実践的な取り組みが評価されました。


研究成果を発表する少年消防クラブ員

具体的事例を使い発表

このページの上に戻る
目次