平成21年6月22日(月)に尼崎市防災センターにて、尼崎市婦人防火クラブ連絡協議会 役員会・運営委員会を実施し、その後「平成21年度尼崎市婦人防火クラブ連絡協議会研修会」が行われました。
役員会の様子
運営委員会の様子
尼崎市には、63クラブの婦人防火クラブと3800名程度の婦人防火クラブ員がおり、総合訓練への参加やクラブごとの消防訓練、防火研修、救命講習等を積極的に実施していただき、家庭における防火の中核的な存在として活躍していただいています。
講師:菅 磨志保 氏 今年度の研修会は、大阪大学コミュニケーションデザイン・センター学術博士で特任教員(講師)であります菅 磨志保(すが ましほ)氏をお招きして、『「減災」と市民活動~災害が起こったら?!災害が起こる前に・・・~』と題しましてご講演いただき、市内37クラブ130名のクラブ員が参加されました。
内容については、災害対応の主体である自助・公助・共助のうち、共助にスポットをあて、今後数十年の間に必ず発生するであろう東南海・南海地震や、関西地方を走る活断層による直下型地震等のように、避けることのできない大災害を前にして自分たちにできること、また、発生した場合に被災地の人間としてただ助けを待つのではなく、ボランティアの人々を受け入れ、信頼関係を築き、被災地の人間としてできることを学び、"市民力"を活かした地域防災体制づくりの重要性をお話していただきました。
その他、平常時における「減災」を進めていく上で、災害後の状況をイメージして家具の転倒防止をするなど、普段の生活でちょっとした工夫をすることで被害を抑止したり、軽減できるなど、ソフト面の対策も重要であるということもお話していただきました。
講演会終了後、予防課職員により、住宅用火災警報器の重要性を展示モデルを交えて説明し、連動型の住宅用火災警報器を会場内で実演をし、感嘆の声をいただきました。また、クラブ員の多数は既に設置していますが、実際に設置済みのクラブ員の体験談も交えて身近に感じる話としてクラブ員の方々に聞いていただき、住宅用火災警報器の地域への普及促進についての必要性を再認識してもらえました。
予防課職員による住宅用火災警報器等の説明 その他、住宅用火災警報器だけでなく、住宅防火という観点から、消火器の設置や廃棄の方法、エアゾール式簡易消火具の注意喚起など、身近な話題から防火意識を高めていただきました。