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福岡県 八女消防本部
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八女地区総合防災訓練を実施 八女消防本部では、「防災の日」を前に、8月29日、黒木町 豊岡運動場において、八女地区総合防災訓練を実施しました。
今回の訓練は、防災機関と地域住民が一体となって、実効性のある総合的な訓練を実施することにより、災害時における連絡協調体制の確立、防災技術の向上、防災思想の普及啓発を図ることを目的としたものです。
台風接近により、1時間に80ミリを超える雨量となり、崖崩れや河川の氾濫、家屋倒壊、道路の陥没といった各地での多数の災害発生、さらには、黒木町で震度6弱を観測する大地震の発生という想定で訓練を行いました。
今回の訓練は、消防機関はもちろん、民間企業や病院スタッフ、自主防災組織、地域の女性の会や少年消防クラブなど、多くの参加者が訓練に臨み、住民総参加の訓練となりました。また、住宅用火災警報器の実演コーナーの設置や、炊き出し訓練も行い、参加者や見学者が楽しみながらの訓練体験を行うことができました。
今年7月には、実際に管内でも集中豪雨による水害が発生し、多くの住民が被害を受け、そういった災害の経験をふまえ、今後の「もしも」に備え、万全の態勢がとれるよう、消防と企業と地域が密な関係を構築する訓練となりました。
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住宅用火災警報器の展示コーナーを設置
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少年消防クラブも訓練に参加
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北海道 旭川市消防本部
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旭川市消防防火パレード 9月7日、「第27回旭川市消防防火パレード」が市内の幼年・婦人・スーパーエイジの各防火クラブと消防音楽隊により実施されました。
このパレードは市内中心部、日本初の恒久的歩行者天国である平和通買物公園を、防火・防災を呼び掛けながら行進するもので、今年は総勢1,145名の各クラブ員が参加しました。
当日は小雨の降るあいにくの天候でしたが、幼年消防クラブ員は鼓笛演奏や音楽に合わせて踊りながら元気いっぱいに「火の用心」を訴え、沿道に詰めかけた家族や道行く市民の方々からは大きな拍手が沸き起こっていました。
また、婦人防火クラブ員は小旗を振りながら、スーパーエイジ防火クラブ員は火の用心の音楽に合わせて拍子木を叩きながら防火を訴え、市民に対する防火意識の普及に大きく貢献しました。
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元気いっぱいに「火の用心」
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小旗を振る婦防クラブ員
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奈良県 西和消防組合消防本部
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顔出しパネルで記念写真 9月9日は「救急の日」。これに先立ち9月6日の日曜日、西和消防組合消防本部は、第5回生駒郡総合防災訓練の会場内において、地域住民の救急医療および救急業務に対する正しい理解と認識を図ることを目的に、「救急フェア」を同時開催しました。
日曜日とあって、多くの訓練見学者がみられました。見学に訪れた人々にフェアを知ってもらおうと、ポケットティッシュや下敷き、シールや消防パンフレットを啓発品として配布。顔出しパネルのポラロイドカメラによる記念撮影もあり、子供たちには好評を博しました。
高規格救急車では内部の見学に加えて血圧測定もでき、また心肺蘇生法体験コーナーでは、AED(自動体外式除細動器)使用による救急隊員の実地説明の後、参加者が実際に体験。救命士から「心停止後、1分除細動が遅れるごとに7~10%救命率が減少すると言われている。脳障害を起こさずに救命するためには、心室細動に対して心停止後5分以内にAED による早期除細動を行うことが救命率の向上につながる」など説明を受けていました。
救命行為を受けたか、受けないかでその人の人命が左右されます。いざ事態に直面した時に、ただ見ているだけなのか、どうか・・・
このほか「煙体験ハウス」を使って、煙の怖さを疑似体験できるコーナーでは、ほとんどの方が初体験ということもあり、特に煙による視界不良にとても驚かれ、火災の恐ろしさを改めて実感していただくことができました。
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「AED」使用を参加者が実際に体験
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「煙体験ハウス」で煙の怖さを疑似体験