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2011年5月

3.住宅用火災警報器を設置しましょう(その1)

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住警器の奏功事例選集

1 就寝中の居住者が警報音で目覚めた奏功事例

  • 2階寝室で就寝していた男性(30代)が、1階和室に設置していた住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、1階居間で蓄熱式電気暖房器の後方から煙が出ているのを発見した。119番通報を行い、家族3人とともに屋外に避難した。(盛岡地区広域行政事務組合消防本部(岩手県))
  • 家族が、ガスこんろの火を消し忘れたまま外出してしまったため、出火したもの。居住者が就寝中、住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、消火しようとしたが失敗し、屋外に避難し、119番通報を行った。その後、警報音に気付いた隣人が駆けつけ、消火器で消火し、ガスの元栓を締めた。(仙台市消防局(宮城県))
  • 居住者が就寝中、居間のストーブより出火したもの。住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、火災を発見した。その後、家族と協力して119番通報を行い、消火した。(南陽市消防本部(山形県))
  • 居住者が就寝中、たばこの不始末により、併用住宅の事務所部分から出火したもの。階段に設置していた住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、119番通報を行い、消火した。焼損は事務所内部のみで済んだ。(南那須地区広域行政事務組合消防本部(栃木県))
  • 一人暮らしの女性が、電気こんろでフライパンに火をかけたまま居室で寝てしまったため、フライパンの中身が焦げ、発煙したもの。居室に設置していた住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、こんろのスイッチを切った。火災には至らずに済んだ。(埼玉県央広域事務組合消防本部(埼玉県))
  • 居住者が、ガスこんろに天ぷら油が入った鍋をかけたまま隣室でうたた寝をしてしまったため、出火したもの。住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、濡れたタオルと消火器で消火した。(稲城市消防本部(東京都))
  • 居住者が、布団の上でたばこを吸いながら寝てしまったため、出火したもの。住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、隣人に状況を知らせ、協力して消火し、119番通報を行った。(横浜市消防局(神奈川県))
  • 男性(50代)が、ベッド脇の床面上に火のついた蚊取り線香を置いて就寝中、寝返りをうった際に布団が落下、蚊取り線香に接触したため、出火したもの。住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、布団を台所の流しに持って行き、水道水で消火した。(横須賀市消防局(神奈川県))
  • 居住者が就寝中、電気マッサージ器から発煙したもの。住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、プラグを抜いた。マッサージ器の焼損で済んだ。(七尾鹿島広域圏事務組合消防本部(石川県))
  • 1階寝室で就寝していた女性が、階段に設置していた住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、台所から炎と白煙が出ているのを発見した。洗面器の水で消火した。(小松市消防本部(石川県))
  • 居住者が就寝中、電気ストーブに布団が接触したため、発煙したもの。住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、布団をベランダへ出し、消火した。(豊橋市消防本部(愛知県))
  • 母親が就寝中、子供がオーブントースターに可燃物を入れて加熱したため、出火したもの。母親が住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、2人の子供を抱えて避難した。避難後、近隣住民に119番通報を依頼した。(海部東部消防組合消防本部(愛知県))
  • 寝たばこにより布団に着火したもの。居住者が、住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、消火した。(鈴鹿市消防本部(三重県))
  • 居住者が、電気ストーブをつけたままベットで就寝中、布団がずれ落ちて電気ストーブに接触したため、出火したもの。寝室に設置していた住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、布団を手でたたいて消火した。(大阪市消防局(大阪府))
  • 居住者が就寝中、蓄熱式電気暖房器の噴き出し口にバスタオルが落下したため、出火したもの。住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、すぐに3人の子供を避難させ、風呂の浴槽に残ったお湯で消火した。(たつの市消防本部(兵庫県))
  • 居住者が就寝中、父母が居住する離れから出火したもの。母屋に設置していた住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、119番通報を行い、父母を無事避難させ、水道水をバケツに汲み、消火した。(出雲市消防本部(島根県))
  • 石油ストーブを給油時に、カートリッジタンクの蓋の締め付けが不完全で石油が漏れたため、出火したもの。居住者の子供が、1階台所に設置していた住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、居住者とともに消火し、119番通報を行った。(広島市消防局(広島県))
  • 就寝していた居住者が、階段に設置していた住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、1階台所から出火しているのを発見した。2階で就寝していた家族を起こして屋外へ避難した。(徳島市消防局(徳島県))
  • たばこの消し忘れにより寝室から出火したもの。就寝していた居住者が、住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、消火しようとしたが失敗し、避難した。近隣住民が、警報音に気付き、119番通報を行った。(松山市消防局(愛媛県))
  • 居住者が就寝中、電気ストーブに布団が接触したため、出火したもの。住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、水をかけて消火した。(大洲地区広域消防事務組合消防本部(愛媛県))
  • 2階寝室で就寝していた居住者が、住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、1階のこたつ付近で炎が上がっているのを発見した。消火器で消火した。(久留米広域消防本部(福岡県))
  • 居住者が居間で就寝中、冷凍庫の電源コードから出火したもの。住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、避難した。この火災は、翌日の新聞に「住宅用火災警報器で命拾い」の見出しで大きく掲載された。(対馬市消防本部(長崎県))
  • 居住者が就寝中、テレビの電源プラグのコンセント差込口から出火したもの。住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、消火器で消火した。(鹿児島市消防局(鹿児島県))

総務省消防庁「住宅防火情報」より

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