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2012年5月

5.【婦防活動】静岡県で住警器設置対策キャンペーンを実施

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住宅用火災警報器設置対策キャンペーンを実施しました!

静岡県女性防火クラブ連絡協議会

○静岡県の普及率
既設置者には設置場所の確認と定期的な交換を呼びかけました。
既設置者には設置場所の確認と
定期的な交換を呼びかけました。
 静岡県は21年6月に住警器の設置が義務化され、義務化前後で30.6%から60.4%へと飛躍的に普及率が向上しました。しかし、その後伸びが鈍くなり、最新の23年6月調査では65.6%と全国平均を下回る結果となっています。この状況を打開しようと県女性防火クラブ連絡協議会の役員会で話し合いを行い、住警器設置対策に重点的に取り組むことが決まりました。

○キャンペーンの実施に向けて
 県が包括提携協定を結んでいるイオン㈱の協力により、春の火災予防運動期間中にイオン店頭で住警器の設置呼びかけを行うことになりました。しかし、イオン袋井店のある袋井市には女性防火クラブがありません。そこで役員の皆さんに相談したところ、市外での活動にも関わらず快く協力を引き受けてくれ、何と100km以上離れた沼津市からも応援に駆けつけてくれることに。県内一体となって住警器を普及させようという女性防火クラブの熱い想いを感じました。

ブースで設置の有無を聞き取るクラブ員
ブースで設置の有無を聞き取るクラブ員
活動を終え、みんなで記念撮影
活動を終え、みんなで記念撮影

○キャンペーン当日
 キャンペーンは休日を中心に3日間実施。女性防火クラブ、消防職員、県の職員が協力してチラシを配布し、チラシをブースに持ってきてくれた方にグッズを配布すると共に、住警器に関するアンケートに答えてもらいました。「オール電化だって危ないのよ!」「子どもがいるなら尚更しっかり付けないと!!」家庭を守るお母さんでもある女性防火クラブの皆さん。投げかける言葉に説得力があります。普段は生活用品売場に置いてあるお店の住警器販売ワゴンをブースの横に置いてもらえたことで、商品を手に取りながら住警器の選び方や設置方法など、熱心に質問されるお客さんもいました。

子どもに大人気!「ふじっぴー」(左)と「フッピー」(右)
子どもに大人気!
「ふじっぴー」(左)と「フッピー」(右)
○キャンペーンを振り返って
 3日間で約700人の方にアンケートに答えていただき、設置率は72.8%、設置義務の認知度は96.6%という結果でした。未設置者に対し義務化について周知はできているものの、義務化を知りつつ設置していない人が多くいることがわかりました。また、設置場所について台所に付けていればよいと誤解している方もまだいるようです。今後はこれらの点に注目し、奏功事例をはじめ設置による効果をより強調した広報をすると共に、正しい設置場所についても重点的に呼びかけを行っていきたいと考えています。

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