一般財団法人日本防火・防災協会

秋本会長　開会の挨拶　平成２４年度全国婦人防火連合会５０周年記念総会が、１月３０日（水）１３時より東京平河町のルポール麹町にて行われました。
　今年度は現在の婦人防火クラブが発足してから５０周年を迎えます。５０年の歩みを振り返るとともに、婦人防火クラブの更なる発展を見据えた総会を開催しました。
　今回は、道府県婦人防火クラブ連絡協議会会長、都県婦人防火クラブ代表の他、婦人防火クラブ事務担当者等に出席していただきました。

１日目
　秋本敏文日本防火協会会長より開会の挨拶をいたしました。

『表彰・代表者挨拶』
　秋本会長より、婦人防火クラブ設立５０周年を記念して、「５０年功労者（３名）」、「２５年功労者（４名）」、「東日本大震災の支援活動功労（３団体）」を表彰した後、「平成２４年度日本防火協会会長表彰」が行われ、個人表彰は５名の方が、団体表彰は１団体が受賞されました。

受賞者＜個人・団体＞
　道府県婦防連合会長25年及び婦人防火クラブ員として50年功労者

• 長崎県婦人防火クラブ連絡協議会　会長　松本　スミ子　氏
• 鹿児島県婦人防火クラブ連絡協議会　会長　林　麗子　氏
• 香川県婦人防火クラブ連絡協議会　顧問　遠山　マツヱ　氏

　道府県婦防連合会長25年功労者

• 千葉県婦人防火クラブ連絡協議会　会長　竹内　久子　氏
• 徳島県婦人防火クラブ連合会　会長　村﨑　弘子　氏
• 石川県女性防火クラブ連絡協議会　会長　久藤　妙子　氏
• 山口県婦人防火クラブ連合会　会長　山口　冨美子　氏

50年功労者表彰

25年功労者表彰

婦人防火クラブ員として５０年功労者

東日本大震災の支援活動功労者表彰東日本大震災の支援活動功労

• 岩手県婦人消防連絡協議会
• 宮城県婦人防火クラブ連絡協議会
• 福島県女性防火クラブ連絡協議会

平成24年度（財）日本防火協会会長表彰受賞

• 福島県女性防火クラブ連絡協議会　会長　渡部　光子　氏
• 和歌山県婦人防火クラブ連絡協議会　会長　山司　嘉代子　氏
• 高知県女性防火クラブ連絡協議会　会長　門田　綾子　氏
• 岡山県婦人防火クラブ連絡協議会　副会長　寺内　貞子　氏
• 長崎県婦人防火クラブ連絡協議会　副会長　吉田　貞子　氏
• 富山県婦人防火クラブ連絡協議会
  
  日本防火協会会長表彰（個人）

  
  日本防火協会会長表彰（団体）

　続いて、受賞者を代表して長崎県婦人防火クラブ連絡協議会　松本会長、鹿児島県婦人防火クラブ連絡協議会　林会長、香川県婦人防火クラブ連絡協議会　遠山顧問より、『婦人防火クラブ５０年の歩み』と題し挨拶をしていただき、婦人防火クラブを設立した経緯や活動する上での苦労などについてお話していただきました。

長崎県　松本会長

鹿児島県　林会長

香川県　遠山顧問

岡崎消防庁長官『消防庁長官による講演　「消防行政と婦人(女性)防火クラブへの期待」』
　岡崎浩巳消防庁長官よりご挨拶をいただき、東日本大震災の被害状況や消防の活動状況、過去の震災や風水害等の災害に対する緊急消防援助隊の対応について。また、火災や災害に備えて、日頃から出来ることなどについてご講演いただきました。

元全日本バレーボール選手　主将　吉原氏『講演』
　元全日本バレーボール選手　主将　吉原知子様よりご講演をいただきました。
　吉原氏は1992年バルセロナ、1996年アトランタ、2004年アテネとオリンピックへ3度出場されました。
　順風満帆に見えた吉原氏の現役時代ですが、いくつもの壁にぶつかった時「夢や目標を持つこと」、「チームの中で自分にしか出来ないこと見つけること」、「どんな時でもコミュニケーションをとること」などを大切にされたそうです。
　「婦人防火クラブはいわばチーム。クラブ員はチームの中の選手です。チーム内のコミュニケーションを密にし、日頃の活動に目標を作って活動していただきたい」と激励の言葉をいただきました。

『総会』
　秋本会長の議事進行により審議に入り、「平成２４年度事業経過報告」、「平成２５年度事業計画（案）」、「役員の改選」についての説明が行われました。続いて平成２４年度叙勲等表彰受賞者紹介では、岐阜県女性防火クラブ運営協議会　杉山会長より代表挨拶をしていただきました。
　続いて、「婦人防火クラブ５０周年記念決議」では、婦人防火クラブ設立５０周年を迎え、これに当たり全国防火連合会は５０周年記念決議として、婦人防火クラブの更なる発展を目指した決議書案を読上げ、出席者全員より賛同の拍手をいただきました。
　その後、婦人防火連合会役員が代表として総務省を訪れ、要請をしました。

総務省消防庁　長谷川次長を訪れる役員

総務省　北村政務官を訪れる役員

椎名国際規格対策官『住宅防火対策セミナー』
　消防庁予防課　国際規格対策官　椎名氏より、住宅防火対策セミナーが開かれ、住宅火災の現状や全国の住宅用火災警報器（住警器）設置率の状況や奏功事例、住警器の電池切れ確認方法等について。
　また、住宅火災における年齢階層別死者数では、高齢者が圧倒的に多いことから、ストーブやコンロの火災対策、防炎製品の普及対策、住警器や消火器等の設置対策等について講演いただきました。

『意見交換会』
　夕食を交えた意見交換会では、消防庁長官ほか多くの来賓にも出席をいただきました。また、婦人防火クラブ設立５０周年ということで、新藤総務大臣が急遽激励に駆けつけていただきました。

挨拶をする新藤総務大臣

婦人防火クラブ会長を激励

２日目
『（財）救急振興財団　理事長による挨拶、救急講習会実施状況について』
　第１３回応急手当普及啓発推進会議として行われ、（財）救急振興財団　中川理事長よりご挨拶をいただき、続いて、平成２４年度救急講習実施状況等についての発表では、群馬県 婦人（女性）防火クラブ連絡協議会　岸会長、徳島県 婦人防火クラブ連合会　村﨑会長、沖縄県女性防火クラブ連絡協議会　比嘉会長より発表をしていただきました。

群馬県　岸会長

徳島県　村﨑会長

沖縄県　比嘉会長

鮫島救急推進係長『講演　救急業務の現況・ガイドライン2010応急手当普及の取組状況について』
　消防庁救急推進係長　鮫島氏より、「救急行政」について講演をいただき、救急出動の状況や救急需要の増大、市民の行う応急手当の状況、消防庁が製作した応急手当のe-ラーニング用WEBコンテンツ概要について講演をいただきました。

会場風景『閉会』
　最後に、日本防火協会　吉田理事長による閉会の挨拶では、今回会場で配布した「婦人防火クラブ５０年－その歩みと展望－」の製作にあたりご協力いただいた各都道府県の婦人防火クラブ会長、職員の方々に感謝を述べて２日間の会議を終了いたしました。