県内を代表して16校が研究成果を発表 富山県では、毎年、秋季全国火災予防運動の期間中に、県内の小学生を対象として、火災予防に関する研究、体験等についての発表大会を開催し、防火思想の普及・啓発と少年消防クラブの発展向上を図り、火災のない安全で住み良い地域づくり・郷土づくりを推進しています。
今年は、11月10日(土)に富山県教育文化会館(富山市舟橋北町)で開催され、県内の各地域を代表して16校109名の小学生が、研究成果について元気よく発表を行いました。
消火器等の設置状況アンケート結果を発表 今回の大会で、特選及び北日本新聞社賞を受賞した富山市立西田地方小学校は「チェンジ ザ ハート -なくせ、心のすき間-」と題して、校下の世帯に住宅用火災警報器や消火器の設置状況等のアンケートを実施し、その結果や生徒が考えた防火対策チェック表を世帯に配布したことなどを発表しました。校下の世帯に何度も足を運び、住民と交流が防火意識の向上に繋がった点が評価されました。
また、金賞を受賞した高岡市立東五位小学校は、「広げよう 防火の心!火の用心!」と題して、校下の消火栓マップの作成、火災の原因などをまとめた防火新聞やコンロやストーブなどの確認を呼びかける火災予防チェックシートの配布、保育園を訪問して火の用心の呼びかけを行ったことなどを発表しました。このように、活動を地域にフィードバックした点が評価されました。
なお、今大会で入賞した学校は以下のとおりです。
特選及び北日本新聞社賞 金賞 銀賞 銀賞 銀賞 銀賞 | 富山市立西田地方小学校6年 高岡市立東五位小学校5年 高岡市立二塚小学校5年 射水市立作道小学校6年 小矢部市立蟹谷小学校4年 滑川市立寺家小学校6年 |
約1万人がフェスティバルに来場 11月10日(土)、午前9時30分から午後3時30分まで、名張市消防フェスティバルを開催しました。消防行政への理解を深めてもらうと共に、防火意識の向上と住宅用火災警報器の普及促進を図ることを目的とした大人から子供まで楽しめる参加・体験型のイベントとしました。
特設ステージでは、梅が丘幼稚園幼年消防クラブが防火演技「マーチング演奏」を披露しました。クラブ員たちのかわいい「火の用心」の呼びかけに会場からはあふれんばかりの拍手が沸き起こりました。
幼年消防クラブの演技に続いて、名張市が誇るローカルヒーロー、119団アンシンダーとアンシンダーLによる防火啓発ステージを実施しました。テーマソングに合わせたダンスと消防職員による火の用心トークで会場を魅了しました。「住宅用火災警報器を設置しましょう」と呼びかけると、会場のちびっこ達から元気のいい返事が返ってきました。子供達から親へ防火思想と住宅用火災警報器の必要性が伝わってくれることを期待しています。
梅が丘幼稚園幼年消防クラブによる
「マーチング演奏」
はしご車と綱引き
この日の来場者数は、名張市の産業祭「とれたて!なばり」と合同で開催したこともあり、約1万人に上りました。この消防フェスティバルを通じて、「クラブ員の防火意識の向上を図る」「各クラブ相互の連携強化を図る」「クラブ員を通じて広く防火思想を普及させる」という所期の目的を達成することができたと考えています。
鯖江・丹生消防組合消防署では、平成24年11月11日(日)にサンドーム福井にて「さばえ防災フェア」(主催:鯖江市防火協会、鯖江・丹生消防組合 共催:鯖江市幼年防火委員会、(財)日本防火協会)を開催しました。
当日は、消防音楽隊とカラーガード隊シューティングスターによるドリル演奏で開会し、会場は約3,500人の親子連れで賑わいました。
ステージイベントでは、管内の保育園児による鼓隊・和太鼓演奏や、消防職員による戦隊ショーなどが行われました。
3,500人の親子連れが来場
保育園児による鼓隊・和太鼓演奏
また、フロアイベントでは県内高等学校書道部が、防火・防災を音楽に合わせて書道パフォーマンスで表現したり、救急救助訓練、車両・防災資機材展示や、緊急走行同乗・ロープ登はん・消火体験ブースも設けられました。
その他にも、福島の子供たちに「図書を届けよう」と、ボランティア団体の協力で来場者に呼びかけ沢山の図書も集まりました。
救急救助訓練
消防職員によるパフォーマンス
平成24年11月25日“小春日和”の言葉を戴くのにふさわしい秋晴れの下、本市では17回目となる「自主防災会消火栓操法競技大会」が、11自主防災会が参加し開催されました。
東日本大震災後、参加者の防災意識が高まったこともあり、自主防災組織のメンバー一人ひとりが、それぞれ組織の一員であることの責任の重さを再認識し、緊張感の漂う気合の入った競技大会となりました。
冒頭、岸和田市長や来賓のあいさつに続いて選手宣誓を行った後、出場11チームにより競技が開始されました。どのチームも、これまでの練習成果を遺憾なく発揮し、白熱した戦いとなりましたが、2大会連続優勝の阿間河滝町自主防災会が、タイム、正確度で二位のチームを僅かに上回り、みごとに3大会連続優勝を果たしました。
優勝チームの代表者からは、「一人ひとりは非力でも、こうやって皆が団結すれば結果を出すことが出来る。我々の自主防災会もこれまで以上に皆で力を出し合って、火災や災害のない、地域の人達が安心して暮らすことの出来るまちづくりに努めていきたい。」と、力強い言葉を頂きました。
また、会場の一角に設けられた住宅用火災警報器の展示コーナーには、一緒に来た応援団の方が見学に訪れ、熱心に質問をする光景も見られました。
火災や災害のない地域を目指して
住宅用火災警報器の展示コーナー
西和消防組合消防本部(消防長 岡嶋名良文 北葛城郡王寺町王寺1-1-3)は、管内小学校の児童に対し子どもの時から命の大切さを理解させ、応急手当の重要性を教える事により、救命に関する意識を持って行動できる「子ども救命サポーター」の育成を目的として、王寺町内の3小学校5年生約160名に「子ども救命サポーター講習」を実施しました。
12月4日(火)に町立王寺小学校、12月13日(木)に町立王寺北小学校、12月19日(水)に町立王寺南小学校でクラス毎に1時限45分間でCPRトレーニング簡易キットを使って実施しました。
通常の救命講習に比べて時間的には非常に短いですが、3校とも子どもたちの救命に対する関心は高く、大きな声で助けを求めたり、「しんどいなぁ。」「手が痛い。」と言いながらも一生懸命に胸骨圧迫に取組んでいました。
講習終了後、西和消防組合消防本部から全員に「子ども救命サポーター証」が交付されました。
今後、管内の各町小学校へも広める予定です。