平成26年9月4日(木)、宮城県庁2階講堂において「第32回宮城県婦人防火クラブリーダー研修会」を開催しました。当日は398名のクラブ員が参加しました。
冒頭、婦人防火クラブ永年功労及び無火災地域推進功労として15の個人、団体に知事から感謝状が授与されました。
次に、3地区の代表者による意見発表が行われたほか、6月に東京で行われた幹部研修会の参加者から研修内容の報告をいただきました。
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会場内の様子
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意見発表(岩沼地区)
講演は、南三陸ホテル観洋女将 阿部憲子氏を講師に招き「東日本大震災から復興へ~千年に一度の災害は千年に一度の学びの場~」と題してお話をいただきました。大津波により壊滅的な被害を受けた南三陸町にあって、被害が少なかったこのホテルには、難を逃れた地域住民が次々に避難されました。しかし、交通やライフラインの寸断で孤立状態に。宿泊客や従業員の安全安心の確保もできない状況で押し寄せる、課題や問題の解決に向け奔走する阿部女将のお話に、参加者一同、真剣に聞き入り、さらには、自分達の震災の記憶とあいまって、すすり泣く方も大勢おられました。
最後は、「自分達の地域から火災を出さない 自分達の地域は自分達で守る」という防火宣言を全員で唱和。改めて地域の防火・防災を誓い、研修会を終了しました。
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阿部憲子氏による講演
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防火宣言を全員で唱和
クラブ員による防火広報活動 平成26年9月14日(日)にJR磐田駅前ジュビロードにて開催された「第15回みんなで軽トラ市いわた☆駅前楽市」において磐田市女性防災クラブ員による防火広報を行いました。
磐田市女性防災クラブ員が住宅用火災警報器の啓発及び定期点検について記載したパンフレットや火災予防文の記載されているノベルティを配布しながら、家族連れのお子さんには子供用消防服を着せ、記念撮影を行いました。また、浜松市女性防火クラブ員、静岡県消防保安課職員も応援に掛けつけてくれました。
開会式の様子 平成26年度揖斐郡女性防火クラブ研修会が9月23日(火)に大野町中之元の揖斐郡消防組合消防本部防災センターにおいて開催されました。
この研修会は、119番通報、応急手当、初期消火が誰にでも出来るようにし、家庭からの災害の絶滅を期すことを目的に毎年実施されているものであります。揖斐郡内3町の各女性防火クラブから200名の参加がありました。
クラブ員は、それぞれ4班に分かれ、訓練用の水消火器を使用した初期消火訓練や応急手当の心肺蘇生訓練、119番の通報訓練、住宅火災警報器設置に係わる広報等いずれも真剣な表情で取組んでおられました。
また、岐阜県女性防火クラブ運営協議会が普及推進をしております空き缶コンロの作り方と炊飯方法を藤原会長から説明していただき、実際に体験していただきました。応急手当の心肺蘇生訓練では、とくに心停止の方に施す一連の処置訓練(AED)を重点に研修が行われました。
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空き缶コンロによる炊飯
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消火器訓練
住宅用火災警報器の設置について、参加クラブ員にアンケートをとり、設置がなされていない家庭や高齢者住宅への設置推進を図りました。
さらに、近年多く発生している地震に対する知識及び対策並びに火災発生のメカニズムの説明にクラブ員一人一人が真剣に聞き入っていました。
最後に、家庭における災害の絶滅を期するために、揖斐川町女性防火クラブの小寺副会長が力強く防火宣言を行い閉会としました。
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救急法
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小寺副会長による防火宣言