大規模地震発生を想定した検証の様子 那須塩原市黒磯婦人防火クラブ連絡協議会では、(一財)日本防火・防災協会との共催により、平成29年1月26日(木)・27日(金)かんぽの宿塩原において「平成28年度那須塩原市黒磯婦人防火クラブ連絡協議会一泊研修会」を開催しました。
この研修会は、防火防災意識の高揚を図りながら交流親睦も図ることを目的として毎年実施しております。
例年では、講師を招いて防火防災に関わる講演をいただき、防火意識の高揚を図っているところですが、今回の研修会では初めての試みとして、大規模地震発生を想定した検証会を実施しました。実施内容は、研修会に参加したクラブ員が被災した地域数グループ、被災していない地域数グループに分かれて、災害時の活動や支援や課題等について話し合い、グループ毎に発表して頂きました。
他県で発生した自然災害や火災を参考に、いざという時に自分達に何が出来るかを考え話し合うことで、いろいろな意見交換をすることが出来て良かったと好評でした。とても有意義な研修会を開催することができました。
検証の様子
検証結果発表
会長 瀧川 智代美
東日本大震災で被災した東北各県を訪問し、色々なお話しを伺ってきました。特に避難所生活で困ったことについての話しの中から岩手県宮古市、宮城県石巻市の皆さんが「女性はトイレに困ります。」とおっしゃっていました。
昨年、熊本地震後に益城町へ支援に行った時も避難所では、朝4時から簡易トイレに並んだ。などの声を聞きました。
また、大学の先生が講演の席上、避難所では、「入口と出口の確保が大切」と話されていました。入口とは、人の口を表しており「食べ物は、どうにかなる。」 では、出口はどうでしょうか。困ることを見越して考えておく必要があります。
被災された各地での話しを聞くと、トイレは避難所生活において重要なものと痛感しました。そこで、当連合会では、平成28年度研修を比較的低コストで作成できる段ボール使用によるトイレづくりとしました。
県下から役員他クラブ員など25名が参加し、会長から詳しい説明を行い、7チームに分かれてトイレ作りを行いました。仕上げに子供達も喜ぶようにとポケモンなどのキャラクターでお化粧し、いくらかでも避難所生活が和むようにしてみました。
各役員がそれぞれの地域に知識を持ち帰ることにより、これらの取り組みの輪が広まることを期待しています。
市内27校区の女性防火クラブで構成される久留米市女性防火クラブ連合会は、毎年クラブ員の福岡県消防学校入校を実施し、これにより女性防火クラブ課程を修了したクラブ員を防火指導員として位置付けています。
平成28年度現在の防火指導員数は640名であり、この防火指導員の地域防災リーダーとして必要な知識及び技術の向上と各校区防火指導員間の情報交換により校区同士の連携を強化し、互いに防災力を高め合う地域防災ネットワークの構築を目的として実施しています。
平成29年1月28日(土)に開催された今回の研修会は、防火講話と救急講習会を消防職員の指導により実施しました。
255名が参加
防火講話
今回の研修では、参加した255名の防火指導員が三角巾を使用した家庭において活用できる応急手当要領の技術習得、火災事例を踏まえた防火対策の知識向上はもとより、各校区間の意見交換による地域防災力の向上、消防と女性防火クラブとの連携強化にも繋がったことと思います。
救急講習会
三角巾を使用した応急手当
参加者入場状況 伊予市婦人防火クラブ連絡協議会では、平成29年2月5日(日)ウェルピア伊予において「伊予市地域防災講演会」を開催しました。
この講演会は、地域防災に関する講演会を実施することで防災知識の習得を促進し、各地域で防災意識の啓発と防災活動を活性化させることにより、地域防災力の向上を図ることを目的として開催し、愛媛大学防災情報研究センター 副センター長の二神 透准教授を講師に迎え、「伊予市で起こりうる災害と備えについて」と題して、講演を行っていただきました。
伊予市婦人防火クラブ
連絡協議会長あいさつ
市長あいさつ
参加者からは「自分の地域の状況を知ることができ、大変勉強になった。」「日々の生活を見直し、防災を心がけていきたい。」「講演内容を参考にして、できることから実行していきたい。」など多数の感想が寄せられ、地域防災力向上の重要性と、その充実強化に向けた意識の高揚を図ることができました。
講演後は、伊予市立港南中学校吹奏楽部の皆さんによるアンサンブル演奏をご披露いただき、非常に有意義な講演会となりました。
講演実施状況
アトラクション 港南中学校吹奏楽部演奏