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2021年8月

1.火遊び・花火による火災の防止~ルールを守って楽しい花火~

総務省消防庁 予防課

1 火遊びによる火災を防止しましょう

 令和2年中の火遊びによる火災は、320件発生しています。
 子供だけで火遊びをする時に発生することが多く、そのため火災の発見が遅れ、火災が拡大する要因になります。
 火遊びによる火災のうち、「ライター」によるものが175件(54.7%)で最も多く、次いで「マッチ」によるものが58件(18.1%)、「火のついた紙」によるものが19件(5.9%)となっていて、これらが全体の件数の約8割を占めています。
 火遊びによる火災を未然に防ぐためにも、大人が子供たちに対して正しい火の取扱い方や火災の恐ろしさを教える必要があります。
 火を使う前は、子どもたちと火の取扱い・火災の恐ろしさについて話し合うようにしましょう。

子供の火遊びによる火災防止のポイント

  1. 子供だけを残して外出しない
  2. ライターやマッチを子供の手の届くところに置かない
  3. 子供だけで火を取り扱わせない
  4. 火遊びをしているのを見かけたら注意する
  5. 火災の恐ろしさ・火の取扱いについて教育する

2 花火は楽しく安全に遊びましょう


がん具煙火の安全広報用ポスター
 夏の風物詩と言えば、「花火」。子供たちにとっても楽しみな季節となりました。
 夕暮れ時になると、色とりどりの花火が私たちを楽しませてくれます。
 しかし、遊び方を誤ると、気軽に楽しめる花火も、火災や火傷などの事故につながりかねません。
 全国で、花火による火遊びが原因の火災は令和元年中に9件、令和2年中に6件発生しています。
 火災や火傷などの事故が起こらないよう遊び方には十分注意し、楽しい夏の思い出にしましょう。

花火を安全に遊ぶポイント

  1. 風の強いときは花火をしない
  2. 燃えやすいものがなく、広くて安全な場所を選ぶ
  3. 子供だけでなく大人と一緒に遊ぶ
  4. 水バケツを用意し、使った花火は必ず水につける

SFマーク付きおもちゃ花火を使用しましょう

 (公社)日本煙火協会の検査所では、火薬類取締法に適合しているか否かを見る「基準検査」、また、花火の構造、燃焼現象、使用方法に係わる表示を確認し、実際に着火して危険の有無を調べる「安全検査」を実施しています。これらの検査に合格したおもちゃ花火には、SFマークが付されています。

SFマーク(Safety Fireworks)
※国内を流通する国産・輸入品のおもちゃ花火には上記マークがあります。

(注)令和2年中の数値は、全て速報値です。

(総務省消防庁「消防の動き」 2021年7月号より)

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