「防災まちづくり大賞」は、阪神・淡路大震災を契機に平成8年度に創設され、今回で26回目を迎えました。
地域に根ざした団体・組織等、多様な主体における防災に関する優れた取組や、防災・減災、住宅防火に関する幅広い視点からの効果的な取組等を表彰し、広く全国に紹介することにより、地域における災害に強い安全なまちづくりの一層の推進に資することを目的として実施しています。
今回は全国各地から80事例の応募があり、学識経験者等で構成される選定会議において、他の地域の模範となる優れた20事例が選定されました。
受賞事例数
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災害による被害を軽減するためには、地域の防災力を強化すること、とりわけ地域の方々の「自分たちの地域は自分たちで守る」という強い意識と連帯感に支えられた自主的な防災活動を推進していただくことが重要です。
平成25年12月に「消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律」が成立し、住民、自主防災組織、消防団、地方公共団体、国等の多様な主体が、相互に連携協力して、地域防災力を高めていくことの重要性が示されました。
受賞団体の皆様には、今回の受賞を契機として、より一層日頃からの活動を充実・発展させ、引き続き、地域防災力の向上にご尽力いただくことを期待しています。
<総務大臣賞受賞団体>
・ 大槌高校復興研究会定点観測班(岩手県大槌町)
・ 草津市国際交流協会(滋賀県草津市)
・ 西郷中町町内会連合会(島根県隠町)
<消防庁長官賞受賞団体>
・ 北海道標津高等学校(北海道標津町)
・ Team Sendai-仙台市職員からみた震災記録チーム(宮城県仙台市)
・ 社会福祉法人 片品村社会福祉協議会(群馬県片品村)
・「防災一人語り」推進グループ(東京都東久留米市)
・ 松山市防災教育推進協議会、松山防災リーダー育成センター(愛媛県松山市)
<日本防火・防災協会長賞受賞団体>
・ 吾妻学園おやじの会(茨城県つくば市)
・ 大島地区防災会(群馬県館林市)
・ 市川市立塩浜学園(千葉県市川市)
・ 荒川区聴覚障害者協会(東京都荒川区)
・ 焼津市消防団(静岡県焼津市)
・ 大原自治連合会 大原自主防災会(京都府京都市)
・ 今熊野学区自主防災会(京都府京都市)
・ 大阪市消防局(大阪府大阪市)
・ 中土佐町(高知県中土佐町)
・ 福岡県立井高等学校家庭クラブ(福岡県小郡市)
・ 福岡県解体工事業協会(福岡県福岡市)
・ 株式会社ノーベル(大分県日田市)
(総務省消防庁「消防の動き」2022年4月号より)