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2022年5月

5. 【地方からの便り】八女

『第31回世界子ども愛樹祭コンクール「文部科学大臣賞」受賞』
福岡県 八女消防本部

 福岡県八女市矢部村のNPO法人「世界子ども愛樹祭コンクール・コスモネット」が主催した、愛樹祭コンクール詩・作文の部門(応募総数147作品)において、同市の矢部村清流学園8年生、浅井満さんが最高賞である「文部科学大臣賞」を受賞しました。
 この愛樹祭コンクールは今年で31回目を迎え、森林伐採、無計画な開発・大気汚染など地球環境を脅かす事態に対し、命の水を生み出してくれる周りの山・森を守るため、そして将来は地球環境に関心を持つような子どもの育成を目指し、詩や作文・絵画・木はがきのコンクールとして31年前にスタートしました。
 浅井満さんの作品「僕の決心」は、働きながらも地元の消防団員として活躍する父に幼い頃から憧れを抱いていた自分が、いつしか森や山を守る仕事に就きたいたいと思うようになるなか、小学校6年生となったある日、自宅近くで山火事が発生し、父、兄と一緒に消火活動を手伝った経験から、もしもの時に備えることの大切さを学びながらも、今後自分には何ができるのか、と思いを巡らせる作品となりました。
 今回の受賞に際し浅井満さんは、このような賞を受賞することができたのは、これまでいろんな体験、経験、活動をさせてくれた両親のお陰ですと感謝を述べ、この火事での経験をこれからの人生に活かし、学校や地域で防火防災の呼び掛けを行いながら、八女市矢部村の防火防災の輪を広げていきたいと熱く語ってくれました。
 現在も地球上で自然災害が頻発及び激甚化する中、豊かな環境を災害から守り後世に残していくため、まずは自分にできることを取り組んでいくことの大切さを改めて考えさせられました。

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