会場の様子 少年消防クラブ活性化推進会議〔事務局(一財)日本防火・防災協会、(公財)日本消防協会〕では「令和5年度少年消防クラブ指導者交流会」を、令和6年2月17日(土)ホテルルポール麹町(東京都千代田区)にて開催し、全国から81クラブの少年消防クラブ指導者の方々にご参加いただきました。
この指導者交流会は、少年消防クラブの活動事例を紹介するとともに、相互に情報交換を行うことにより、今後の少年消防クラブの活性化に役立てていただく目的で毎年開催しています。
少年消防クラブ活性化推進会議 秋本委員長-挨拶-
少年消防クラブ活性化推進会議 秋本 敏文委員長による開会の挨拶で始まり、続いて総務省消防庁地域防災室長 志賀真幸 氏、文部科学省男女共同参画共生社会学習・安全課安全教育推進室長の代理として 木下史子調査官より挨拶をいただきました。
消防庁地域防災室 志賀室長
文部科学省安全教育推進室 木下調査官
リスクウォッチ顧問 長谷川 氏-講演-
『「米国メンター(指導者)からの教え」
一般社団法人 リスクウォッチ顧問
長谷川 祐子 氏 』
少年消防クラブの意義や指導者のあり方。アメリカで行われている幼年や少年少女消防クラブ隊員の育成事例を紹介。また、防火だけでなく子供たちの身の回りに起こりうる事件・事故から回避する術などを講演いただきました。
-活動事例発表-
少年消防クラブ活動事例についての発表では、
・北海道札幌市 伏古本町少年消防クラブ
・東京都多摩市 多摩消防少年団
以上2クラブ2名の指導者から、地域の紹介やそれぞれ少年消防クラブとして日頃活動している内容等について発表が行われました。
北海道 伏古本町少年消防クラブ
東京都 多摩消防少年団
-グループ討議-
『グループ討議テーマ:「少年消防クラブの活性化」』
6つのグループに分かれて、事前にお知らせしたテーマについてグループ討議が行われました。
グループ討議風景(1)
グループ討議風景(2)
『各グループ代表者により討議結果発表』
各グループで討議された内容について代表者の方に結果発表を行っていただきました。
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<クラブ員の減少について>
- ・地域の広報誌や消防フェスティバルで勧誘のチラシを配布している。
- ・コロナ禍で広報活動ができなかったことで、クラブ員数が減ってしまった。
- ・交通安全や消防のイベントでクラブ員が制服を着用して活動している姿を見て入会してくれたクラブ員がいる。
- ・クラブ員の保護者から口コミで広がって、クラブ員が増えた。
- ・学校を巻き込んで、消防署に見学した内容を宿題にしたり、学校授業の一部にしている。
- ・消防署に寝泊まりをする体験イベントが子どもたちには好評でした。
- ・防災キャンプはクラブ員たちに大変好評で、一年の思い出を発表するクリスマス会では、多くの子供たちが挙げてくれる。
- ・LINEを利用して活動内容を周知している。
- ・学校のテスト前の活動について懸念される保護者が中にはいたが、本人は熱心に活動してくれて、テスト結果も良かったという子がいた。保護者とクラブ員との間で運営側は苦慮している。
- ・市町村から助成があったり、企業から支援により活動している団体がある。
- ・子供会や町内会から助成してもらっている。
<クラブ員の活動内容について>
<クラブ員の保護者の理解について>
<活動費について>
その後、講演を行っていただいた(一社)リスクウォッチ 長谷川氏、奥田氏より、グループ討議の講評を行っていただきました。
髙尾理事長による閉会の挨拶『閉会』
(一財)日本防火・防災協会 髙尾理事長より閉会の挨拶を行い、指導者交流会を終了いたしました。