避難訓練 平成22年10月31日(日)、広島市安芸区船越町の広島市立船越小学校において自主防災会員等542名が参加し、「平成22年度 安芸区防災訓練・防災フェア」が実施されました。
この行事は、「自分たちのまちは自分たちで守る」という「自主防災」の原点に立ち、地震や台風等の大規模災害発生時に地域住民による避難・救護・食料調達等の一連の活動が円滑に行えるようになることを目的に、船越学区自主防災会連合会、安芸区役所、安芸消防署、安芸消防団、女性防火クラブ、海田警察署、広島市水道局、国土交通省太田川河川事務所、安芸地区医師会の共催で実施されました。
第1部「生活避難場所マニュアル検証訓練」では、「安芸灘を震源とする強い地震が発生し、安芸区でも震度6弱を記録した」という想定で訓練が開始されました。船越学区自主防災会連合会を対象に、自主防災会長宅に設置されている「防災行政無線屋内受信機」及び「安芸区役所屋上設置の屋外受信機」並びに消防団車両の街頭広報により「地震の規模、避難場所、避難前に実施する行動」などの防災情報を連絡し、その情報をできるだけ早く・正確に伝達することが被害の減少に繋がるか確認しました。
女性防火クラブ員による炊き出し訓練 情報伝達訓練と同時に、各地域の自主防災会リーダーと地元消防団員を先頭に避難誘導が始まり、第1避難場所である公園などに集結した後は、生活避難場所である船越小学校体育館に移動しました。
その後、生活避難場所運営マニュアル検証訓練の一環として、女性防火クラブ員(船越町女性会)による炊き出し訓練を実施し、アルファ化米のおむすび、うどんを作成して訓練参加者に配布しました。また、生活避難場所においてどのように統制のとれた避難生活をおくるか、さらに、非常食料(炊き出し等)の調理、配布に係る一連の活動などが迅速に実施できるよう訓練を実施しました。
万年土のう作成訓練 続いて、第2部「防災フェア」を開催しました。体育館では、消防音楽隊によるミニコンサート、3D土石流体験コーナー、AEDの使用方法の講習を行い、グラウンドでは水防工法コーナー、防災物品展示コーナー、煙体験コーナー、水道局展示コーナーを開設しました。水防工法コーナーでは日本防火協会により作成した水防工法パネルの展示、万年土のうや改良積み土のうを作成する訓練及び煙体験コーナーでは濃煙テントからの脱出訓練などを行い、また、防災展示コーナーでは住宅用火災報知器パネルや防災パネルを展示しました。
当地域において防災訓練は、二度目になりますが、自主防災会員が日頃からの災害への備えを十分に行うとともに、地域が連携して被害の軽減を図ることや、地域に居住する災害弱者の支援など、自助・共助の原点に立ち、災害に強いまちづくりの推進を再認識して頂けたことから、本訓練における所期の目的を達成することができました。
安佐南区自主防災会連合会 原田会長による挨拶 1月15日(土)安佐南区民文化センターにおいて自主防災会員約700名が参加して研修会が開催されました。
この研修会は、安佐南区自主防災会連合会が主催し、区民一人ひとりが「わが身は自分で守る。わがまちは自分たちで守る。」という防災の原点に立って、日頃から災害に対する心がけ、訓練の必要性等を学び、区民の防災意識の向上と災害に強い区民づくりを目指して実施されました。(今回が2回目)
オープニング・アトラクションでは、広島市消防音楽隊のヒット歌謡曲や映画音楽などの演奏があり、会場内は和やかなムードに包まれました。
玖保気象予報士・消防士による基調講演 基調講演では、「天気予報、100%は当らない!?じゃけぇ、自分の身は自分で守ろうーやぁー。」と題して『元 お天気キャスター』で気象予報士・防災士の玖保陽子先生の講演がありました。洪水や土砂災害などの危険が迫ったときの行動や、天気図の見方・テレビの気象情報の注意事項などわかりやすく解説され、参加者からは「大変参考になった」との声が、数多く寄せられております。
続いて、広島市安佐南消防団の女性消防隊による地震が発生した場合の「自助・共助」をテーマにした防災意識啓発の創作劇(二部構成)を行い、「感動した」「参考になった」と好評でした。
この安佐南消防団女性消防隊は、創作劇を通して住宅用火災警報器の設置促進や応急手当の指導など、女性の感性を活かしたきめ細やかな啓発活動が高く評価され、昨年3月3日に東京都麹町において、(財)消防科学総合センター主催の「第14回防災まちづくり大賞(住宅防火部門)」を受賞しております。
「防災意識啓発創作劇」
自助・共助の必要性を訴えた
この研修会に参加された方々の「基調講演」のアンケート調査結果では、90%の方が「参考になった」と答えられており、「改めて人とひととの繋がり、自主防災会の重要性を再認識し、自主防災会の活動を通じて地域の「安心と安全」のために頑張っていきたいとの声が多数聞かれ、本研修会の初期の目的を達成できました。
講演会に約300名が参加 平成23年1月15日(土)13時30分から17時00分まで釧路市生涯学習センター(まなぼっと)におきまして、釧路市消防本部予防課が事務局となり、釧路市家庭防災推進員連絡協議会・釧路市連合防災推進協議会の自主防災団地の他、釧路市連合町内会・NHK釧路放送局などの主催により防災ワンデー「釧路防災講演会2011」が開催されました。
この日は、平成5年1月15日20時06分、釧路沖を震源とするマグニチュード7.8、震度6の地震が発生し、釧路市を中心に死者2名、重軽傷者545名の人的被害のほか、建物やライフラインに大きな被害が発生した釧路沖地震から18年目を迎える日にあたり、さらに「防災とボランティア週間」の初日であることから、多くの市民が関心を寄せ会場には、およそ300人が講演会に参加しました。
渡辺千明准教授による講演「地域の力で身を守る」 今回の講演会は、秋田県立大学の渡辺千明准教授が「地域の力で身を守る」と題して講演が行われ、三重県での取り組みをヒントに、日頃の地域活動から防災に繋げる事例が紹介されました。
続いて、北海道大学の岡田成幸教授が「家庭内で身を守る」と題して講演が行われ、自宅の耐震診断の重要性や地震の発生により、家具が倒れてもケガをしない配置方法が、大変重要であるとの話をされました。
講演終了後は、北方建築総合研究所の南慎一さんがコーディネータを務め、渡辺准教授・岡田教授・釧路工業高等専門学校の草刈敏夫教授・加藤雅也准教授・釧路市の佐々木信裕防災危機
岡田成幸教授による講演「家庭内で身を守る」管理主幹の5名のパネリストによるパネルディスカッションが行われ、地域で住み続けるためには、地震や津波などの災害の危険性を知り、個人や地域で身を守る方法を学び、それらを次世代へ繋げる取組について討論が行われ、参加者の中には18年前の地震恐怖を振り返り、この講演会を通じて防災への意識を新たにし、市民一丸となって「災害に強い街づくり」を目指すことを誓いました。
中央消防署では2月7日、管内で初めて聴覚の不自由な要援護者を対象とした住宅用火災警報器出前学習会を実施しました。
学習会には聴覚の不自由な要援護者15人が参加、天草市聴覚障害者協会の手話通訳者の協力を得て、等身大の住宅用火災警報器広報パネルを使用し機器設置の重要性や種類、設置場所等について説明をしました。
特に、振動や光で火災の発生を知らせる補助装置についての質問や、価格、購入方法など多くの質問があり、受講者の関心の高さが伺えました。
要援護者15人が学習会に参加
住警器パネルを使って説明