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2006年10月

7.地方からの便り

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京都府 乙訓消防組合消防本部

 京都府長岡京記念文化会館文化ホールにおいて、平成18年6月30日午前10時30分から第20回幼年 消防クラブのつどいを長岡京市幼少年婦人防火委員会と財団法人日本防火協会の共催で開催しました。
 これは、防火思想啓発運動の一環として、毎年引き続き防火のつどいを開催しているもので、楽しみながら 防火思想の普及・推進に努めるとともに、幼年消防クラブのPRや啓発並びにクラブ員相互の親睦を図り、 もって地域ぐるみの防火意識の高揚を図ることを目的とするもので、今回で20回目になりました。
 第1部は式典で、関係各位のあいさつ及び祝辞を頂いた後、クラブ員全員で防火宣言をしました。
 そして、今年のメイン、参加者全員で歌う「みんなで歌おう!踊ろう!ひとつの歌で!」をスローガンに2曲を 選定して大合唱をしました。
 選定された曲は、「ともだちさんか」と「にじのむこうに」です。
 代表の幼年消防クラブ員は壇上に上がり、笑顔たっぷりの顔で、会場のクラブ員と共に、踊りながら大きな 声で合唱してくれました。
 また、幼年消防クラブ員のかわいい法被姿に、婦人防火クラブ員だけでなく、来賓や一般の入場者もつら れて一緒に記念歌をくちずさんでいる姿は、実に微笑ましい光景でした。
 第2部のアトラクションは、音楽劇団てんてこによる「てづくり楽器ワールド」を公演しました。
 身の回りにある素材で作った楽器を使って、てんてこ風にアレンジされた不思議な音のオリジナル曲を会場 全員で楽しんで観賞して頂けたと思います。


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石川県 金沢市消防局


金沢市長祝辞
 金沢市では、平成18年7月7日、金沢市消防局において、「金 沢市婦人防火クラブ協議会結成25周年記念大会」を開催しました。
「私たちの家庭、地域からは、火災を出さない。」ことを目的とし て、昭和56年7月にスタートした当協議会が、現在では、56クラ ブ4,200名となり、安全功労者消防庁長官表彰を受賞するま でに発展しました。そこで、25周年の節目を迎えた今年、結成 25周年記念大会を行い協議会の活性化と今後一層の飛躍を誓 い合いました。
 第一部式典では、金沢市長の祝辞後、表彰が行われました。
 表彰は、クラブ代表者として15年以上協議会の発展に貢献され た方を対象とした「婦人防火クラブ特別功労者市長表彰」5名、 結成後5年以上で活動が優れていると認められたクラブを対象とした「優良婦人防火クラブ消防長表彰」6ク ラブ、クラブ代表者として5年以上継続して活躍されている方を対象とした「優良婦人防火クラブ代表者消防 長表彰」5名の方々が、受賞されました。
 第二部の活動発表では、米丸婦人防火クラブの室世津子さんが「婦人防火クラブの活動から」、戸板婦人 防火クラブの山本澄子さん・西永紘子さんが「住宅用火災警報器の促進について」、大徳地区婦人防火クラ ブの村田巴さんが「災害にみんなで備える防災ずきん」と題して発表されました。中でも、戸板婦人防火クラ ブの山本澄子さん・西永紘子さんが発表された「住宅用火災警報器の促進について」では、戸板地区での住 宅用火災警報器の助成制度について説明され、今年6月から新築住宅に設置義務となりました住宅用火災 警報器の普及啓発に大きく繋がるものとなりました。
 基調講演では、元小千谷地域消防本部消防長 風間久司様に「生かせ地域の総力」(地震災害と自主防災 組織)と題しまして講演頂きました。和やかな雰囲気の中にも地震の怖さ、避難所生活の大変さが伝わり、自 助・共助・公助の連携を強化するため、婦人防火クラブ員がさらに力強く地域のリーダーとしてまた、地域か ら信頼される組織として活動活躍していくことの大切さがわかりました。


会長挨拶

特別功労者市長表彰

クラブ消防長表彰

代表者消防長表彰

金沢市民憲章唱和

基調講演看板

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山口県 下関市消防局

 平成18年7月8日(土)、第18回防災フェア(財団法人日本防火 協会、下関市少年婦人防火委員会主催)が下関競艇場で開催さ れました。
 時より大粒の雨が降るあいにくの天候のなか、幼年消防クラブ による防火遊戯や各自治会、企業、婦人防火クラブ員による消火 競技大会が開催されました。
 また、住宅用火災警報器の展示販売や老朽化消火器の回収、 住宅防火のアンケート、AED(自動体外式除細動器)の取扱い訓 練、起震車による地震体験、消防団員による「まとい太鼓」の演 奏、はしご車搭乗体験、ちびっ子救助訓練体験、ちびっ子消防士体験、防災ヘリ「きらら」による救助訓練の 公開など20のコーナーを設け、来場者約3,500人が楽しく、より身近に防火防災について学びました。


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大阪府 守口市門真市消防組合消防本部

 今年度、新しく幼年消防クラブの指導者になった先生方を対象 に、消防に関する研修会を7月14日(金)に実施しました。
 これは、幼年期において正しい火の取扱い及び、防火の心得な どについて教育・指導する立場からその必要性を理解していただ くため、毎年実施しています。
 消防概況や消防の業務、火災予防全般について講義を行い、 通信指令室の見学では119番通報の流れと的確な通報要領につ いて勉強しました。
 また、身近にある消火器や自動火災報知設備などの取扱い訓練 を体験したことで、参加した先生方は、「幼年消防クラブの指導者として、今後、子どもたちを指導していく上 で非常に良い勉強になりました。」と感想を述べていました。


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愛知県 豊田市消防本部


規律訓練
 平成18年8月10日豊田市消防本部において、少年消防クラ ブ員200名が参加し「少年消防クラブ一日署員」を開催しまし た。
 今年度は猛暑の中での開催となりました。まずはじめに予防課 長から代表クラブ員に辞令が交付され、一日署員が始まりまし た。時間が経つごとに屋内訓練場も徐々に熱気に包まれ、最初 の規律訓練からクラブ員達は、大粒の汗を流して訓練を体験し ました。その後、班ごとに消防クイズ・防災映画・ロープ体験・放 水体験・地震体験・煙体験・暴風体験と順調に日程をこなし、最 後に修了証を受取りました。
 参加したクラブ員は、ロープ体験を終え「最初は簡単にできる と思ったけど、渡りきるまでにけっこう距離があり大変だった。消防署員は毎日、ロープ訓練をしている事を知 り、人を助けるためには、こうした訓練が大切ということがよくわかりました。」また、「暑い中での訓練はつら かったけど、消防署員の仕事の大変さがわかり、火災予防に対する気持ちが一層強まりました。」と流れる 汗をふきながら話していました。
 また、放水体験を終えたクラブ員は、「防火衣を着たらとても暑く、また、ホースの先から水が出るときはす ごい反動があり、びっくりしました。消防署員の人が大変な訓練をして僕らの町を守ってくれていることがわか りました。」と話していました。
 消防の仕事を体験することで、正しい理解をもち、さらには、煙の迷路からの脱出や、震度7の揺れを体験 し、防火に対する意識の高揚ができました。
 消防クイズ、防災映画では、防火防災及び消防に関する知識を植え付けることができました。また、各体験 では、各班にクラブ員同士の協力、応援する姿が見られました。ロープ体験では、地上から約7メートルの高 さに約20メートルの長さで張られたロープを渡る訓練で、大きな声で応援ができ、クラブ員相互の親睦が図 れました。
 これらはクラブ員にとって有意義な一日となり、より一層火災予防に対し理解を深めることができました。


ロープ訓練の準備

ロープ訓練の様子

放水体験の様子

地震についての説明

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大阪府 豊中市消防本部豊中市南消防署

 豊中市南消防署では平成18年8月27日(日)、女性防火クラブ及び消防団等の協力を得て、豊中市立庄 内小学校区市民を対象に災害図上訓練(DIG)を実施しました。
 この訓練は、普段生活している地域を実際に歩き、地域防災安全マップの作成をとおして、地域の防災に 対する弱みや強みを発見・共有していくことを目的とした訓練です。特に、地域防災安全マップ作成では、参 加者が大きな白地図を囲み、まちを歩いて得た情報をみんなで書き込みを加えながら、わいわいと議論をし ていく、一種のゲーム的感覚で行えるものです。
 当日は子供を含む約百名の参加者を集め、校区を5つの班に分け、それぞれの出発地点から南消防署ま で歩きました。参加者からは、普段生活しているまちを災害想定しながら歩いてみると、災害時には建物倒 壊や避難経路遮断といった危険箇所となりうる場所が多いという発見や、今までにない違った発見ができ た、という意見がよせられました。
 今回は、各班参加者による意見発表をとおし、参加者全員で地域の防火防災に関する情報の共有、また、 自分たちが住む地域の安全等を再確認してもらうことができました。
 初めての訓練ではありましたが、防火防災に伴うより一層の地域コミュニティーづくりの重要性を、参加者 へ訴えることができ、今後、当署管内では同様の訓練を実施していく計画です。

※DIG=Disaster(災害)Imagination(想像)Game(ゲーム)


ウォーキングの様子

ウォーキングの様子

地域防災安全マップ作成の様子

地域防災安全マップ作成の様子

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