松江市婦人防火クラブ連絡協議会
松江市婦人防火クラブ連絡協議会では、婦人防火クラブ員、幼年消防クラブ員及び少年消防クラブ員関係者を対象に平成19年度婦人防火クラブ員救急講習会を開催しました。消防本部と市内の西浜佐陀公民館を会場として計4回、約90名が参加して行われました。
講習内容として、心肺蘇生法(AEDの取り扱いを含む)、止血法など普通救急講習を基本に行いました。
参加者は、最初のうちとまどいや恥ずかしさのせいから、掛け声も小さいようでしたが、講習会が進むにつれて大きな声ですばやい動作となり、講習の効果が手に取るように分かりました。
参加者に実施したアンケート結果を一部掲載します。
福知山市少年婦人防火委員会
福知山市少年婦人防火委員会は、日本防火協会が共催となり、自主防火・防災リーダー養成講座を開催しました。初級講座と中級講座に内容を分けて初級4回、中級2回、計6回開催、福知山市内の自治会代表320名が受講しました。
初級講座では「自分たちの地域は自分たちで守る」という自助・共助の精神に基づく自主防災組織活動の必要性・重要性を学び、理解しました。中級講座では、参加者のそれぞれの地域の弱みや地域の防災力を確認するため災害図上訓練「DIG」を用いて研修をしました。最後には、将来の災害に向けて被害を出さない、被害を拡げない、救出・救助のために備えておくべきことをそれぞれのグループに発表してもらいました。
会場には住宅用火災警報器を展示、住警器の必要性と早期設置を説明しました。
加東市消防本部
第20回『婦人防火の集い』が加東市社福祉センターにおいて開催され、婦人防火クラブ員ら約280名が参加し防災講演会を実施しました。加東市婦人防火クラブでは、日頃からの心構えとして、災害から家庭を守るという自覚を基本に火災の予防知識を始め、初期消火用具の使い方や通報の仕方、避難等の行動知識、応急処置技術の習得、さらに火災などの災害予防と地域の協力体制を構築するため、クラブの活動を通じて良きコミュニティづくりを推進し、地域に根ざした防火防災活動を展開することで、安全で住み良い加東市にすることを目的として開催しました。
第1部の式典では、山本廣一加東市長より永年にわたり各地区の婦人防火クラブが、地域の火災等の災害予防の中心となって行なっている活動について労うご祝辞を頂きました。
第2部の講演では、最近多発する地震は阪神淡路大震災がその始まりと考えられており、日本列島が地震多発期間に突入したとされ、今後50~60年は今までにない地震の多い時期が来ると予測されている中で、風化しつつある阪神淡路大震災の記憶と貴重な教訓を今一度思い起こし、災害への備えを新たにしたいと考え、兵庫県 人と防災未来センター語り部 東田せつ子氏を招いて、『震災体験で伝えたいこと~人との絆と地域の輪』と題して貴重な体験を基にした講演を頂きました。
第3部として婦人防火クラブ員は、火災予防に対する意識の啓発に加え、設置が義務化された住宅用火災警報器に関する広報に重点を置き活動している中で、婦人防火クラブ員自らが住宅用火災警報器設置の必要性を認識し、各地域で効果的な普及活動を実施することを目的として消防本部予防課職員が出席、研修会を実施しました。
第4部として婦人防火クラブの活動発表では、婦人防火クラブの会員が、平成19年度中の防火講習、応急処置講習、住宅用火災警報器設置促進のための普及活動についての活動発表を行ないました。
研修会参加者は、「自分の地域及び自分の家は自分たちで守る」を合言葉に更なる自主防災組織の一員としての婦人防火クラブの育成強化と住宅用火災警報器の普及啓発を行い、安心して安全で暮らせる街づくりと防火防災意識の高揚を図ることができ、成功裏に終了しました。
磐田市消防本部
家庭の防火・防災を中心に広く地域へ火災予防等の意識啓発をする広報活動を主に活動している女性防災クラブが、3月1日から7日までの春季全国火災予防運動に合わせ、各地区クラブ員20名ほど集まり2日(日)にサンテラス磐田にて防火広報を行い、買い物をする方たちに住宅用火災警報器設置促進チラシと「住宅用火災警報器を設置しましょう!」のロゴを印刷したエコバックを配布しました。
チラシを受け取った方から「住宅用火災警報器は、どこに付けたらいいの?」「どこで売っているのか?」などの質問に丁寧に答え、広く一般の方に住宅用火災警報器早期設置を訴えました。その他にも「お疲れ様です」、「女性防災クラブに入るにはどうしたらいいのですか?」など、女性防災クラブの活動にも興味を示す方や理解して頂く事もできました。
街頭広報には、消防職員が作成した消火器君も参加して子供たちに消防車と救急車のペーパークラフトを配布し、「火遊びはしないでね」と火の用心を呼びかけ消火器君と一緒に写真撮影する家族も多く見うけられました。
当日はJリーグジュビロ磐田のイベントとも重なり、チームマスコットのジュビロ君も時折広報活動に参加、女性防・消火器君・ジュビロ君の夢の3FW(スリートップ)が実現し、会場はジュビロスタジアムのような賑わいを見せました。
東京消防庁豊島消防署
春の火災予防運動の初日である3月1日(土)、東京消防庁豊島消防署では地域住民等を対象に消防署を公開しました。「来て・見て・体験」をテーマにチビッコ消防隊による救助体験、はしご車体験乗車、消防隊による火災・救助訓練、応急手当訓練などを実施し、約800名の親子、園児、町会員等が参加、地域ぐるみでの体験となりました。
テーマに掲げた「見て」に関連して展示コーナーにて住宅用火災警報器モデルハウスの展示、消防車両等の展示、消防資器材の展示を行い、同様に「体験」では応急救護体験、煙体験、防火衣着装体験、はしご車体験の4つの体験コーナーを設け、中でもAED(自動体外徐細動器)による応急手当には、「身近で大変参考になった」「家族、事業所で習いたい」の声があり、他にも「タバコによる火災の怖さが分かった」との声が寄せられました。また、懐かしの火災予防ポスター展には昭和50年から現代までのポスターの変遷で、懐かしさからか、ポスターをバックに記念写真を撮る家族が多く見られました。
フィナーレは特別救助隊、はしご隊、ポンプ隊等、豊島消防署隊による総合消防訓練を披露、多くの拍手の中、地域の安心・安全を誓い幕を閉じました。
名張市消防本部
春季全国火災予防運動の初日となる3月1日(土)、今まで期間内で分散していた行事を、この一日に集約する形で、早朝から訓練、表彰、啓発等の行事を実施しました。
天気予報では雨がぱらつくようなことも言っていたのですが、当日の出勤時は晴れ間も出ており安心していたのですが、その後天候は急変、雨が本降りになり会場の準備物を急遽建物内へ移動させなければならなくなり、事務局は頭を抱えることになりました。
その雨が本降りとなった中、会場である『スーパービバホーム名張店』の自衛消防隊が名張消防署及び名張市消防団と連携し、火災を想定しての避難、負傷者の救出と放水訓練を実施しました。
この訓練については、同店舗が名張市防火協会の会員であることから、防火協会行事の『自衛消防訓練の見学』として実施し、協会員が訓練の模様を見学しました。
引き続いて、管内の小学生が冬休み期間中を利用して作成した『防火ポスター』から、低学年(1・2年生)、中学年(3・4年生)、高学年(5・6年生)の最優秀賞各1点、優秀賞各1点、優良賞各2点の入賞者の皆さんへ、蔵東駿典名張市防火協会会長から賞状及び副賞が授与されました。また、名張市幼年少年女性防火委員会の優良クラブ団体表彰として、会長を務めます志村秀郎消防長から『百合が丘東3番町女性防火クラブ』に賞状及び副賞が授与されました。
表彰式が終る頃には雨も上がったことから、屋外で、昨年の11月9日(119番の日)にデビューした名張のローカルヒーローで名張消防の『119団アンシンダー』が、ダンスの披露をしました。そして消防をはじめ、防火協会員、名張市消防団員とアンシンダーが啓発物品を配布し、"防火啓発"を呼び掛けました。
最後に、アンシンダーが名張市消防団と消防本部の車両に分乗して、アンシンダーのテーマ曲にあわせて防火啓発を呼び掛けながら、市内各方面へ防火パレードに出発しました。
天草広域連合消防本部
3月1日、天草広域連合中央消防署西天草分署では高浜少年消防クラブと合同で、高浜地区の独り暮らし老人家庭の友愛訪問を実施しました。クラブ員は5班に別れて担当民生委員の案内によりお年寄り宅を訪問、「火の用心に心がけ、体に気をつけて元気に過ごしてください」と作文を読み上げた後、手作りのプレゼント(壁掛けメッセージカード)を手渡すと、お年寄りの中には感激し、涙ぐまれる方もおられました。
この友愛訪問はお年寄りに喜ばれたばかりでなく、少年消防クラブ員にもお年寄りを慕う心情が芽生え有意義なものとなりました。
また3月5、6日の2日間、苓北分署、消防団、幼年消防クラブ(志岐、国照寺、富岡保育園)合同でミニ消防車及び消防団積載車で、各地区の密集地を回りました。幼年消防クラブ員は「火の用心」のハッピを着用、拍子木をカチカチと鳴らしながら、「火は見てるあなたが離れたその時を」と声を出し、沿道の住民が温かく見守る中、火災予防を呼びかけました。
福井県 嶺北消防組合
当組合では、少年消防クラブ員達の年間を通した活動記録やその活動を通しての思い出をまとめた"BFC文集『まとい』おもいで2007"を作成しました。
この文集は、火の大切さを理解する上で重要な少年期における火災に対する想いや、BFC活動に対する思いが素直に綴られています。
この文集により、関係各位には子供達の純粋な心を知り、その指導の資料として活用していただき、ひいては火災予防に必要な防火意識の高揚につながるものと考えています。
倉敷市女性防火クラブ連絡協議会
「第12回防災まちづくり大賞」の表彰式が、1月29日(火)東京都港区の虎ノ門パストラルにおいて行われました。住宅防火部門におきまして、倉敷市女性防火クラブ連絡協議会が消防庁長官賞を受賞させていただきました。
防災まちづくり大賞は、地域のコミュニティや事業者、地方公共団体等が行っている防災に関する様々な取組みのうち、特に優れた事例を表彰しています。当協議会が受賞の機会に恵まれましたことに、クラブ員一同、大きな喜びを感じると同時に感謝の気持ちでいっぱいです。
私達は、「ふれあいながら広めていきたい防災の輪」をテーマに紙芝居、ペープサート(棒人形劇)、寸劇などを通し、防火意識の啓発に努めています。倉敷市消防局予防課の指導のもと、防火予防の活動(委員会、研修会、防火パレード、防災フェア、市民ふれあいコンサート等)に加え、自主的に幼稚園や保育園、高齢者の交流施設を訪問、たくさんの人とふれあいながら、楽しくわかりやすい方法で防火を呼びかけています。
このような取組みに尽力したことが「防災まちづくり」の推進に成果を挙げたと評価され、名誉ある賞を頂き、光栄と存じます。この受賞を励みとして、これからも私達のまちに防災の輪が広がっていきますようもっと努力を重ねていきたいと思います。
最後に総務省消防庁、(財)消防科学総合センター、住宅防火対策推進協議会など、主催の皆様を始め、お世話下さいました皆様に心よりお礼申し上げます。