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2009年12月

4.婦人防火クラブ連絡協議会幹部研修会(関東ブロック、近畿ブロック)

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栃木県婦人防火クラブ連合会

 平成21年10月28日(水)~29日(木)の2日間、栃木県那須塩原市において関東ブロック婦人(女性)防火クラブ幹部地域研修会を開催しました。

木沢会長による挨拶
 今回の研修会は、関東ブロック各都県防火クラブ幹部及び栃木県内の婦人(女性)防火クラブ員が一堂に会し、組織の充実・強化及びクラブ間の交流を深めることを目的として開催され、台風18号の影響による延期にもかかわらず、婦人(女性)防火クラブ員約120名が参加しました。 1日目の研修会では、栃木県婦人防火クラブ連合会 木沢会長、栃木県 神戸危機管理監兼消防防災課長、(財)日本防火協会 益本常務理事からご挨拶を頂きました。
 次に、益本常務理事より、「これからの婦人防火クラブ」と題してご講演を頂き、地域防災における婦人(女性)防火クラブ員への期待や、増加するその役割の重要性について学びました。

安孫子様による「自然は地球の宝物」
 その後、地元那須で活躍する(株)ミルインターナショナル代表 安孫子亘様をお招きし、「自然は地球の宝物」~那須から地球へ~と題して、記念講演を開催し、映像作品による自然の魅力を楽しみながら、環境問題に触れられるとともに、世界各地の旅を通して学んだ災害への対応力をわかりやすくお話しいただきました。
 研修会第1部の最後は、関東ブロック各都県の参加クラブ員による活動報告の発表が行われ、活発で創意工夫に富んだ活動内容が報告されました。
 また、第1部終了後の意見交換会では、総務省消防庁 飯島防災課長、那須塩原市 栗川市長、大田原地区広域消防組合消防本部 君島消防長からご挨拶を頂きました。各都県クラブ員間では相互の交流と積極的な情報交換が行なわれ、充実した研修会一日目を終えました。
 研修会2日目は、視察研修として塩原ランドTEPCOを訪れ、電力の発電や安定供給のしくみ、防災対策について説明を受けました。昼食後、解散となりましたが、来年度の開催地である茨城県での再会を約束し、2日間にわたる研修会を終了しました。


関東地区各都県から婦防クラブ員
約120名が参加

鈴木副会長による活動発表
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大阪府婦人防火クラブ連絡協議会

 平成21年11月5日(木)から11月6日(金)の2日間、ホテルプリムローズ大阪(大阪府庁新別館南館)において、平成21年度婦人(女性)防火クラブ近畿ブロック幹部研修会を財団法人日本防火協会との共催で開催しました。
 本研修会は、近畿ブロック各府県の婦人(女性)防火クラブ間の団体相互の交流と、活動内容等の情報交換などを行うことにより、各府県および地域間の一層の充実、強化及び連携を図ることを目的として実施し、研修会にはクラブ員幹部及び消防事務局等関係機関から約90名が参加しました。

大阪府婦人防火クラブ連絡協議会会長挨拶
研修内容は、第1日目は、主催者あいさつの後、総務省消防庁国民保護・防災部の飯島防災課長様に、「婦人(女性)防火クラブへの期待」と題してご講演いただきました。婦人防火クラブ設立の経緯、組織数、クラブ員数、活動事例などの概況、さらには地震のメカニズムや上町断層帯地震の被害想定に至るまで、広範囲に渡る講義を受け、住宅用火災警報器の早期設置の有効性や、今後、家具の転倒防止に向けた取組みが重要課題になることなどを学びました。総括として、災害時には地域の総合防災力の強化が何よりも大切で、婦人防火クラブの活動はその中心的な役割を担っており、引き続き力を注いでほしいと励ましの言葉をいただきました。

「津波・高潮ステーション」施設見学の様子
 続いて、本年9月にオープンしたばかりの、大阪府西大阪治水事務所「津波・高潮ステーション」を施設見学しました。そこでは、津波災害を体感したり、近い将来必ず起こる東南海・南海地震による津波対策や、甚大な高潮被害に繰り返しあった過去の経験を踏まえた着実な防災対策の説明を受けました。
 初日の締めくくりである情報交換会では、参加者全員が打解け、各府県、地域の垣根を越えたクラブ間の相互交流と情報交換が活発に行われました。最後には「河内男節」をバックに輪になって踊り、大いに盛り上がりました。
 第2日目は、「婦人(女性)防火クラブの役割」と「住宅用火災警報器の設置促進及び維持管理」の2つのテーマを設定し、1テーマ2グループずつ、計4つのグループに分かれてワークショップを行いました。参加者へは事前にテーマをお知らせし、そのテーマについて「取組」、「成果」、「課題」を発表できるようにまとめていただきました。当日は、積極的に発言や意見が飛び交い、スムーズに進行しました。ワークショップの最後には、各府県会長から感想を述べていただきました。
 次に、参加者全員の前で、ワークショップでとりまとめた内容をグループ毎に発表していただきました。発表の内容は、「婦人(女性)防火クラブの役割」では、常日頃からの地域に根づいた防火・応急救護活動を展開することであり、組織の強化・拡大、クラブ員の資質向上に努めている。このような取組を一人でも多くの方に理解してほしいとの意見がありました。「住宅用火災警報器の設置促進及び維持管理」については、自治会等と連携して設置促進活動を行った結果、共同購入戸数が増え成果が表れてきている。今後は、機器の更新などアフターケアが重要課題になるとの意見がありました。


ワークショップの様子

発表会の様子

 1グループ5分間の短い発表時間でしたが、各グループとも自らの経験にもとづく内容であり、参加者は熱心に聞き入っていました。最後に、(財)日本防火協会児山振興部長様に感想を交えて全体の講評をいただきましたが、ワークショップ及び発表を通じて、日頃の地道な努力に自信を持つことができ、今後の活動を勇気付けられることとなりました。
 また、本研修会を開催するにあたっては、全てにおいて幹部全員で話し合い、役割分担し、手作りで工夫を凝らした運営を心がけ、一丸となって準備してきました。その間に、幹部間の連携と信頼感が強固なものとなるという嬉しい相乗効果もありました。

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