1 総出⽕件数は3万9,694件、前年同期⽐898件の減少
平成21年(1⽉〜9⽉)における総出⽕件数は3万9,694件であり、前年同期と⽐較します
と、898件(2.2%)の減少となっています。
これは、おおよそ1⽇あたり145件、10分に1件の⽕災が発⽣したことになります。
2 ⽕災による死者は123⼈の減少、負傷者は242⼈の減少
⽕災による死者は1,397⼈で、前年同期と⽐較しますと、123⼈(8.1%)の減少となっ
ています。
また、⽕災による負傷者は5,800⼈であり、前年同期と⽐較しますと、242⼈(4.0%)
の減少となっています。
3 住宅⽕災による死者(放⽕⾃殺者等を除く)は754⼈で、95⼈の減少
建物⽕災における死者995⼈のうち住宅(⼀般住宅、共同住宅及び併⽤住宅)⽕災における死者
は892⼈であり、さらにそこから放⽕⾃殺者等を除くと754⼈で、前年同期と⽐較しますと、
95⼈(11.2%)の減少となっています。
また、建物⽕災の死者に占める住宅⽕災の死者の割合は89.6%で、出⽕件数の割合57.3%
と⽐較して非常に⾼いものとなっています。
4 住宅⽕災による死者(放⽕⾃殺者等を除く)の約6割が⾼齢者
住宅⽕災による死者(放⽕⾃殺者等を除く)754⼈のうち、449⼈(59.5%)が65歳以
上の⾼齢者であり、前年同期と⽐較しますと、91⼈(16.9%)の減少となっています。
また、住宅⽕災における死者の発⽣した経過別死者数を、前年同期と⽐較しますと、逃げ遅れ
447⼈(64⼈(12.5%)の減)、着⾐着⽕40⼈(2⼈(4.8%)の減)、出⽕後再進⼊
19⼈(1⼈(5.6%)の増)、その他248⼈(30⼈(10.8%)の減)となっています。
5 出⽕原因の第1位は「放⽕」、続いて「たばこ」
全⽕災3万9,694件を出⽕原因別にみますと、「放⽕」4,882件(12.3%)、「たば
こ」3,932件(9.9%)、「こんろ」3,858件(9.7%)、「放⽕の疑い」3,534
件(8.9%)、「たき⽕」2,568件(6.5%)の順となっています。
また、「放⽕」及び「放⽕の疑い」を合わせますと、8,416件(21.2%)となっています。