研修会の様⼦(由利本荘市)
災害図上訓練の様⼦(⼤仙市) 秋⽥県少年婦⼈防⽕委員会では、平成21年11⽉下旬か
ら平成22年2⽉上旬までに、県内の由利本荘市、⼤仙市、
⼤館市そして横⼿市の4会場で「平成21年度秋⽥県⾃主防
災組織育成指導者研修会」を開催しました。各研修には、⾃
主防災組織のリーダー、⾃治会⻑や婦⼈防⽕クラブ員など多
数出席したほか、市町村の防災担当者や消防職員等も参加
し、合計で400名を超える⽅が参加するなど盛⼤な研修会
となりました。
各研修では、秋⽥県総合防災課の三本⽊宗基防災監が、パ
ワーポイントの写真映像により阪神淡路⼤震災の惨状につい
て説明しながら、⾃主防災組織の重要性・必要性を訴えると
ともに、⾃主防災組織結成後の運営⽅策や活発な活動を維持
するための具体的な⽅策についての説明があり、⾃主防災組
織の結成に意欲的な⾃治会⻑や活動のマンネリ化に悩む⾃主
防災組織のリーダー等から、問題解決のヒントになったとの
感想も聞かれました。
また、秋⽥県河川砂防課員2⼈から、⼟砂災害と⽔害から
⾝を守るための⽅策などの講演があり、内容は、⼟砂災害・
⽔害に⽌まらず雪崩などの災害にも及びました。今冬、秋⽥
県内は除排雪作業中の事故や雪解け⽔による洪⽔被害が目
⽴っていることもあり、各研修会は真剣な⾯持ちで講演に⽿を傾けていました。
研修会の最後に、県総合防災課員の指導により約2時間の災害図上訓練を実施しました。研修⽣の
多くは、⽐較的年齢層が⾼く、参加型の訓練に慣れておらず、訓練開始直後は、消極的な姿勢が目⽴
ちましたが、地図の作製など作業が進むにつれて打ち解けはじめ、訓練終盤では意欲的な意⾒を発表
するなど頼もしい姿が⾒られました。研修者からは、「作業の展開が速く落ち着いて出来なかっ
た。」とする意⾒も聞かれましたが、「参加型の訓練ができ新鮮に感じられた。是非、⾃分が所属す
る⾃主防災組織や⾃治会でも試してみたい。」との声も聞かれました。
熱⼼に取組む研修者の皆さん(⼤館市)
災害図上訓練結果を発表する研修者(横⼿市)
秋⽥県の⾃主防災組織の組織率は、全国平均を下回っている現状にありますが、県内各地で出来る
限り多くの研修会などを開催し、⾃主防災組織の必要性や活動の活発化を訴え、県⺠の理解を得て組
織率の向上に努めて参ります。
今後も、皆様の御⽀援、御協⼒をお願い申し上げます。