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2010年6月

5.住宅用火災警報器の悪質訪問販売等の事例(平成21年7月~平成22年2月)-総務省消防庁

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平成22年(1月~12月)における火災の概要

 これまでに消防庁に寄せられた悪質訪問販売等に関する事案は132件となりました。依然、被害 が全国的に発⽣しており、引き続き注意が必要です。
 平成21年7⽉-平成22年2⽉の間、消防庁に寄せられた悪質訪問販売等に関する事案(情報)を ご紹介します。

【設置しなければならないと脅迫する⼿⼝】

  • 30代から40代くらいの男性2名が訪れ、1名が住警器を設置しなければならなくなったと居 住者に話しかけている間に、もう1名が部屋数を確認し、居住者の了承を得ずに勝⼿に住警器を 設置し始めた。途中、不審に思い、⾞のナンバーを確認するために外に出ようとしたが、すぐに 制⽌され、話をしている30分程度の間に設置が完了し、男性2名は領収証を渡さず、現⾦を受 け取って帰った。(福岡県飯塚市)

  • 男性1名が訪れ、「消防の⽅から来ました。住警器を取り付けなくてはならない。消防の査察で 住警器を取り付けていないと摘発される。」と⾔ってきた。居住者が断ると、その場から⽴ち 去った。(広島県広島市)


【消防署からの委託で来たと偽る⼿⼝】

  • 「消防署からの委託を受けて、住警器の⼾別訪問販売を⾏っている。」と断った上で、「義務化 になったので設置しなければならない。」と⾔って、取付け⼯賃含め1個1万円で住警器を設置 しようとした。不⾃然に感じ、また1個1万円は⾼いと思い断ったところ、すぐに帰っていっ た。(福岡県飯塚市)


【消防職員だと偽りとりつけようとする⼿⼝】

  • 作業服姿の30代男性1名が訪れ、居住者(80代)に「消防署の者だが住警器の点検にき た。」と⾔い、家に上がりこみ、部屋を⾒て周り「台所は設置しているが、あと5個必要。」と ⾔って、6万5千円を要求。居住者がその場で払うと、男性は「近所で⼯事をしているので終 わってから取付けにくる。」と⾔って⽴ち去り、そのまま戻らなかった。(北海道札幌市)

  • 「消防署の⽅から来た」と男性2名が訪れ、住警器の設置個数を調べるからと住居内に⼊り、 「住警器は2個必要です。」と10,900円を請求され⽀払った。男性2名は住警器を取付け ず、釣り銭を取りに⾏くと⾔ってそのまま⽴ち去った。(北海道紋別郡)


★【悪質訪問販売のよくある⼿⼝】★

  • 「もう義務化されています。」と嘘をついてあおる。

  • 「消防署(または市役所)から来ました。」と嘘をついてだます。

  • 強引に部屋に押し⼊って点検のフリをして売りつける。 等


★【不適正な訪問販売で購⼊、契約してしまったら・・・・】★
クーリング・オフ制度
 住警器の訪問販売は「特定商取引に関する法律」に基づくクーリング・オフ制度の対象であり、 契約後⼀定の期間は契約の解除が認められている(住警器の訪問販売については8⽇間)。


総務省消防庁「住宅防⽕情報」より

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