那須塩原市黒磯婦人防火クラブ連絡協議会(木沢トモ子会長)は、市内4地区(黒磯、高林、東那須野、鍋掛)会長の下、住宅用火災警報器の普及活動に続き、住宅用消火器の設置推進を今年度の重点活動に掲げて活動しております。
住宅用消火器を共同購入により安価で安心、安全に設置していただけるよう、婦人防火クラブ員が地元販売業者の協力を得て、平成26年7月から、同年11月までの短期間で住宅用消火器712本の設置をすることができました。なお、今も設置の要望、問い合わせがクラブ員に寄せられております。
設置推進活動の概要は、次のとおりです。
1 設置推進活動の取り組み
本年4月開催の当連絡協議会総会で、住宅用消火器の共同購入による設置推進の具体的な方策、活動内容、業者選定などを説明し、クラブ員の理解と意識向上を図り取り組みがスタートしました。
木沢会長が小冊子作成委員として検討された、『みんなで進めよう!「住宅用消火器」の共同購入』(日本防火・防災協会発行)の小冊子を、クラブ員に配布して、「住宅用消火器の使い方・設置場所・奏功事例・回収、リサイクル方法・悪質な訪問販売業者に注意しましょう」の設置推進活動のマニュアルを周知してクラブ員が理解し説明できるようにしました。
・住宅用消火器共同購入パンフレットPDF
市内4地区の受け持ちごとにクラブ員が個別訪問により、「住宅用消火器共同購入申込書」をお渡して、住宅用消火器の特徴などを説明、後日申込書を回収することとして住民の皆さんの理解を得ました。
・「住宅用消火器共同購入申込書(例)PDF」
2 共同購入の概要
住宅用消火器の種類は、強化液消火器とし、価格は見積もりを取り廉価で、地元販売業者であることを選定基準としました。
消火器の引渡しは現金引換えで、クラブ員が個別に訪問して、使い方、設置場所、リサイクル方法などを説明しました。
共同購入した住宅用消火器
消火器購入者に引渡し
3 廃棄(古く使用不能)消火器の処分
各家庭には、長年経過した古い消火器があり、処分に苦慮していることが知らされ、販売業者と相談の上、住宅用消火器を購入された場合には有料(低価格)にて業者が引き取ることにしました。
4 一人暮らし高齢者宅への防火指導と健康状態の確認
今回の住宅用消火器の設置推進活動にあわせて、特に、一人暮らし高齢者宅への訪問を行い、住宅用消火器の設置および住宅用火災警報器の維持管理についても重点的に取り組み、住宅用消火器については、軽量で取り扱い易いことから多くの高齢者宅から申し込みがありました。
さらに、住宅用火災警報器についても設置後の機器に異常はないか、点検の方法など維持管理について指導を行い、火災予防の意識を高めることができました。
婦人防火クラブでは、春・秋の火災予防運動期間中に一人暮らし高齢者宅の訪問により防火指導と健康状態に異常はないかなど、地元に密着した活動を行ってきましたが、今回もあわせて実施しました。
5 今後の活動について
那須塩原市黒磯婦人防火クラブ連絡協議会では、住宅用火災警報器の共同購入により、2,389個の設置を実現して、住宅防火に成果を収めることができましたが、住宅用消火器の設置促進により、更なる住民の安心安全に貢献できました。
前述しましたとおり、現在も申し込み希望等がありますので、住宅用火災警報器と住宅用消火器の継続した設置促進活動を推し進めて、地域の皆さんの期待に応える活動をしていきたいと思います。
消火器を手に婦防役員
平成26年10月2日(木)に尾張旭市にて、「愛知県婦人消防クラブ連絡協議会幹部交流研修会」を行いました。
永坂会長あいさつ
尾張旭市 市長あいさつ
愛知県婦人消防クラブ連絡協議会は、県内280クラブ、クラブ員数7,290名で構成(平成25年5月1日現在)、婦人防火クラブ相互の連絡提携を密にし、防火に関する知識の向上に努めるとともに、婦人防火クラブの健全な発展を図ることを目的として活動しております。
本年度の県内研修は、今回で9回目の開催となり家庭防火を柱として、火災予防思想の高揚を図るとともに、明るく安全な家庭・地域を築くことを目的として、県内婦人防火クラブのリーダーが一同に集い、代表クラブの活動内容の発表をはじめクラブ員相互の情報交換と交流を深めました。
本年度は、県防災保安課長のあいさつの後、碧南市の活動発表に続き、第17回市町村女性(婦人)防火クラブ幹部中央研修会の報告及び出席クラブ員による意見交換等を行いました。
碧南市の活動発表
尾張旭市の研修報告
また、午後からは4班にわかれ「スカイワードあさひ見学」「愛知県消防学校見学」を行いました。
訓練模様の見学
地震体験
この研修において、参加クラブ員は「活動事例発表」を通じて、今後の婦人防火クラブの活動内容について大変参考となり、それぞれの地域へ持ち帰り、従来の活動に加える等参考となりました。
本年度は、クラブ員等約100名の出席を得て開催することが出来ました。今回の研修開催にあたって、開催市の尾張旭市ご当局及び尾張旭市婦人消防クラブ(会長 西尾末子)の格別なるご協力をいただきましたことに対しお礼申し上げます。
越谷市婦人防火クラブ連絡協議会は、住宅防火の重要性と地域防災意識の高揚を図ることを目的に、平成26年10月7日越谷市中央市民会館劇場において、越谷市婦人防火クラブ研修会を開催しました。
会場の様子
風間氏による講演「災害への備え」
研修会には、越谷市協働安全部 風間秀治氏に講師を依頼「災害への備え(越谷市の防災対策)」と題し、約1時間講演いただきました。昨年、発生しました竜巻災害に対し、越谷市としての活動状況を聞くことができました。今後、発生すると予想される東京湾北部地震、茨城県南部地震のどちらも越谷市は、震度6強が予想されている地域にあたり、プロジェクターで映し出される映像に驚きの声があがりました。講師から大規模災害では、地域住民の自助、共助の協力なしでは対応できないこと。また、発生後、直ちに避難所等の対応をしますが、避難所の安全確認がされないと避難所としての活用ができないことから、地震発生に備える自助の重要性、避難所での婦人防火クラブ員の活躍の期待が訴えられ、大きくうなずく姿が会場の至る場所で見受けられました。
参加者からは、「災害には、地域ぐるみで取り組まないといけないと改めて感じました。」との意見が聞かれ、講演の主旨が伝わったと実感しました。
278人が研修会に参加
住宅用防災機器等の展示コーナー
また、会場ロビーに住宅用防災機器等の展示コーナーを設けたところ、多くのクラブ員が足を止め、見入る姿や防炎製品の有効性や住宅用火災警報器の維持・管理に深い興味を示していました。
研修会を通じて、地域住民の繋がりの大切さというものを改めて実感し、今後の婦人防火クラブ員の活動に大いに活用できる研修会となりました。
登米市婦人防火クラブでは、(一財)日本防火・防災協会の共催により、10月18日(土)森公民館において「平成26年度登米市婦人防火クラブ研修会」を開催しました。
この研修会は市内9支部の婦人防火クラブ員が一同に集まり、相互の交流と親睦を図り、日ごろの婦人防火クラブの活動をとおした情報交換と防火防災意識の高揚を図ることを目的として、毎年開催しています。
登米市婦人防火クラブ会長のあいさつ
講義「災害時における要配慮支援について」
研修会は、宮城県保健総務課の吉野輝信氏を講師として迎え、「災害時における要配慮者支援について」と題し、要配慮者を支援するときの心得、避難所における支援対策等を学び、婦人防火クラブ員の一人一人が要配慮者に対しての共通認識を得ることができました。
講演後は、アトラクションとして萌乃会による「演舞」をご披露いただき、本年度も有意義な研修会となりました。
防火広報活動をするクラブ員 平成26年11月2日(日)に磐田市上新屋アミューズ豊田にて開催された「2014フェスティバル豊田」において磐田市女性防災クラブ員による防火広報を行いました。
啓発ブースでは、住宅用火災警報器啓発映像と少年消防クラブが作成した防火ポスターの映像を流しながらクラブ員が展示パネルで実際に点検の仕方を指導し、防火パンフレット及びノベルティを配布しました。静岡県消防保安課職員も応援に掛けつけてくれました。