高岡市では、市内4消防署が(一財)日本防火・防災協会の共催により、幼稚園、保育園のクラブ員を対象とした「幼年消防クラブの集い」を毎年開催しています。
今年は5月10日から6月24日の間で4回に分けて開催し、51幼年消防クラブ、1,206名のクラブ員が防火の誓いをしました。
クラブ員章授与
防火の誓い
クラブ員は、クラブ員章を受け取った後、消防署員・団員が演じる防火寸劇、梯子乗り隊によるはしご乗り演技や消防音楽隊の演奏を鑑賞し、最後に「火あそびは絶対にしません」と力強く誓いました。
また、防火・防災ゲームや体験コーナーなどを通じて、楽しみながら防火意識を高めることができました。
防火寸劇
梯子乗り隊によるはしご乗り演技
平成28年7月9日(土)、網走地区消防組合網走消防署南出張所を会場に「幼年消防クラブ防火パレード」を開催しました。
このパレードは、幼児期において正しい火の取扱いに対するしつけと、消防の仕事を理解させることにより、火遊び等による火災の防止を図るとともに、防火思想の高揚を図ることを目的とし、「市民とこどもの消防ふれあい広場」の開催と併せて毎年開催しています。
それぞれの幼稚園ごとに登場した園児たちはきれいに整列すると、この日のために練習を重ねてきた鼓笛演奏を披露しました。
来場者は鼓笛演奏や音楽に合わせて踊る姿に盛んに拍手や声援を送っていました。
きれいに整列した幼年消防クラブ員
鼓笛演奏を披露
その後、お揃いの法被に着替えた園児たちは拍子木を打ちながらパレードを行い、来場者に「火の用心」を呼び掛けました。
最後に「私たちはぜったい火遊びはしません」と元気よく誓いの言葉を述べ終了しました。
拍子木を打ちながらパレード
誓いの言葉
「私たちはぜったいに火遊びはしません」
-平成28年度広川町少年消防クラブ夏季研修-
7月26日(火)、中広川小学校において、広川町少年消防クラブ夏季研修を実施しました。今回の研修では、心肺蘇生法と着衣泳法、水難救助法を学びました。
水難救助法の訓練では、ゲームを交えながら、お互いに協力し合って、真剣な表情でゴールを目指していました。今回の研修では、心肺蘇生法や水難救助法だけでなく、災害時に大切なチームとして協力しあう共助の心を学ぶことができたと思います。
心肺蘇生法
着衣泳法
-八女市少年消防クラブ夏季研修を実施-
8月3日(水)、八女市少年消防クラブは、八女市の岩戸山歴史文化交流館において夏季研修を実施しました。
今回の研修では、応急手当訓練とロープ結索訓練、勾玉作成体験を行いました。
最初の応急手当訓練では、三角巾での固定法、毛布での搬送方法を学び、ロープ結索訓練では、消防の基本結索を学びました。
その後、3人1組に分かれ、各チーム協力して結索、応急手当、毛布搬送の3つを盛り込んだ障害物リレーを行いました。
最後の勾玉作成体験では、初めて顔を合わせるクラブ員も仲良く話しをする姿が見受けられました。今回の研修で、消防の基本である結索や応急手当を身に付けると同時に、クラブ員同士の交流を深めることができた有意義な研修となりました。
三角巾で応急手当
ロープ結索訓練
避難所運営の指導を受ける団員 大和市少年消防団第24期生の113名が8月20日、21日消防本部講堂において避難所体験訓練を実施しました。
当日は、同団を卒団し、団員の訓練指導にあたる指導員が避難所運営の体験訓練を行い、小学校4年生から6年生で構成されている団員は、被災者として避難所に避難してくるという想定で実施しました。指導員は、避難所の名簿作りや物資の配給などを行い、避難所の運営の基礎を体験しました。
団員たちは炊飯袋を使った防災クッキング、学校や自宅内の防災マップの作成、夜には段ボールを使用して避難所内に区画を作り、配給された毛布だけで一夜を明かしました。
訓練の最後には、体験から得た避難所生活の問題点を分隊ごとに発表し、避難所運営で小学生や中学生でもできることを考えました。出された意見には、配給の手伝いや避難所の掃除という意見が出た中、笑顔を届けるといった小学生ならではの意見も出され、避難所体験訓練を終了しました。
段ボールで区画作り
毛布だけで就寝