令和元年度安全功労者・消防功労者総務大臣表彰式において、各県の女性防火クラブ連絡協議会の役員の方々8名が受賞されました。
この表彰は、女性防火クラブの役員等として、郷土愛護の精神に基づき、防火防災に献身的に尽力され永年の功労が認められたものです。
表彰式は、7月11日(木)11時から「スクワール麹町」において行われ、林﨑 理 消防庁長官から表彰状が授与されました。
受賞された方々の功績概要は次のとおりです。
◆安全功労者(個人の部)
- 河上 一子 様(富山県女性防火クラブ連絡協議会 前会長)
平成元年、総曲輪校下婦人防火クラブの設立に尽力し、それ以来、地域での防火活動に積極的に参加した。 平成6年に同クラブ委員長に、平成14年に富山地区女性防火クラブ連絡協議会会長に、平成29年には富山県女性防火クラブ連絡協議会会長に就任し、地域の安全確保に多大な貢献をしている。
平成29年の富山県女性防火クラブ連絡協議会会長就任後は、各種講演会や研修会を企画立案するなど、地域防災力向上の牽引者としての功績は誠に顕著であり、他の模範である。
- 西脇 孝子 様(新潟県女性防火クラブ連絡協議会 副会長)
平成元年11月、五泉はやで婦人防火クラブ会長に就任して以来、豊富な識見と卓越した指導力により会の育成発展に尽くした。 平成15年4月からは五泉市消防団女性部長としても活躍、一人暮らし高齢者世帯等を訪問し防火指導、地区ごとの防火防災講演会に積極的に協力、五泉市民の防火防災意識の高揚に貢献した。
さらに、平成23年5月には新潟県女性防火クラブ連絡協議会の副会長も就任されるなど、各種の消防関係団体の要職に就き、会の育成発展を通して、 防火思想の普及・啓発に尽力し、五泉市を初めとする新潟県内の消防・防災の指導者として活動しており、地域住民の信頼も厚く、地域の安心・安全の普及・啓発に多大な貢献をしている。 - 木村 淑恵 様(静岡県女性防火クラブ連絡協議会 副会長)
平成17年4月、磐田市女性防災クラブ連絡会会長に就任以来、女性目線における豊富な識見と卓越した指導力により会の育成発展に尽くした。 自ら全国各地の研修や交流会に積極的に参加し、更に被災地には自主的に赴き支援活動を行うなど、常日頃から自己研鑽に励むとともに献身的な姿勢は、地域の住民から厚い信頼と尊敬を受けている。
また、平成23年4月には静岡県女性防火クラブ連絡協議会の副会長に就任されると、県内の女性防火クラブ員を対象とした研修会や静岡県消防学校体験入校などの事業に毎年積極的に参加し、 防火防災意識高揚のための活動、県下女性防火クラブの育成、活性化において多大な貢献をしている。 - 渋井 美智枝 様(栃木県婦人防火クラブ連合会 副会長)
平成15年4月1日、那須町婦人防火クラブ連絡協議会副会長に就任し、平成17年4月1日に会長となり、 地域防災のリーダーとして豊富な識見と卓越した指導力により那須町の婦人防火クラブ連絡協議会の育成発展に尽力している。
また、同年には栃木県婦人防火クラブ連合会の理事となり、平成25年4月1日に副会長に就任されるなど、栃木県婦人防火クラブ連合会の要職に就き、 防火思想の普及・啓発に尽力している。那須町はもとより栃木県全体の防火・防災の指導者として活動しており、地域住民の信頼も厚く、地域の安心・安全に多大な貢献をしている。 - 八木 彌生 様(宮城県婦人防火クラブ連絡協議会 前副会長)
昭和49年、下川前婦人防火クラブ設立時より同クラブの発展に寄与するとともに、平成19年に仙台市宮城地区婦人防火クラブ連絡協議会会長、 さらに、平成25年に仙台市婦人防火クラブ連絡協議会会長に就任し、地域の防火防災意識の高揚に大いに貢献をしている。 平成25年の宮城県婦人防火クラブ連絡協議会副会長に就任後は、地元のみに留まらず、県内外の婦人防火クラブと意見交換を図り、優良活動の情報収集に励み、県域の防火防災意識の向上に多大な貢献をしている。
また、日本防火・防災協会会長表彰受賞後も、地域社会における防火防災体制づくりに多大な貢献をしており、地域防災力向上の牽引者としての功績は誠に顕著であり、他の模範である。
安全功労者 総務大臣表彰 受賞者記念写真
◆消防功労者(個人の部)
- 川野 典子 様(大分県女性防火・防災クラブ連合会 副会長)
平成元年佐伯市マミーズ鶴岡婦人防火クラブに入会、率先して地域での防火、防災活動に参加するとともに、地域住民の防火・防災意識の向上を図るため、 広報活動を中心に多岐にわたる啓発活動を行い、平成18年には同クラブ会長に就任、 平成20年には大分県婦人防火クラブ連合会(現:大分県女性防火・防災クラブ連合会)副会長に就任し、地域防災力の強化に多大な貢献をしている。
大分県婦人防火クラブ連合会(現:大分県女性防火・防災クラブ連合会)副会長就任後は、同連合会会長を補佐し、各種研修会の企画、運営に携わり、自らも各種研修会、 防災訓練に積極的に参加し、防火、防災意識の向上に努めている。また、地域における防火、防災活動は関係団体との連携、協力が必要不可欠であることを認識し、 各防火クラブと協力して、幅広い年齢層の住民に防火・防災意識の向上を図る広報活動、救急講習会を企画するなど、地域防災力の牽引者としての功績は誠に顕著であり、他の模範である。 - 安部 千鶴子 様(秋田県婦人防火クラブ連絡協議会 副会長)
昭和48年、大館市餅田婦人防火クラブ入会以来、防火思想の普及、啓発を図るため、各種の防火運動や研修会に積極的に参加し、 防火意識の向上に努めている。平成7年には同クラブ会長に、平成13年には大館地区婦人防火クラブ会長に、平成20年には秋田県婦人防火クラブ連絡協議会の副会長に就任し、地域の安全確保に多大な貢献をしている。
日本防火・防災協会会長表彰受賞後も、定期的に町内巡回を行い、「火の用心」を合言葉に家庭における火災予防を呼びかけ、地域の啓発活動の中核として大きな役割を果たしている。
春・秋の火災予防運動では、消防団と協力して、火災予防啓発のチラシを全戸配布するなど、地域防災力向上の牽引者としての功績は誠に顕著であり、他の模範である。 - 上原 美代子 様(沖縄県女性防火クラブ連絡協議会 副会長)
平成16年度から、那覇市女性防火クラブ大嶺支部長に就任。率先して地域での防火活動に積極的に参加し、平成19年度には同クラブ副会長に就任する。 平成21年度には沖縄県女性防火クラブ連絡協議会の副会長に就任、平成31年4月から那覇市女性防火クラブ幹事として、地域の安全確保に多大な貢献をしている。
平成21年に沖縄県女性防火クラブ連絡協議会副会長就任後も、県内の女性防火クラブ員リーダーの養成、女性防火クラブ間の情報共有の推進、 地域自治会、婦人会を動員した初期消火、応急手当及び心肺蘇生法等各種訓練の取り組みなど地域防災力向上の牽引者としての功績は誠に顕著であり、他の模範である。
消防功労者 総務大臣表彰 受賞者記念写真