未就学児を対象とした「防火防災出張紙芝居」を実施
広島県 尾道幼少年女性防火委員会
尾道幼少年女性防火委員会(広島県尾道市)では、令和元年度共催行事として、女性防火クラブ2団体が幼年消防クラブ5園に出向き、令和元年11月12日から22日の間に各園でそれぞれ5回に分けて、未就学児を対象とした「防火防災紙芝居」を行いました。
紙芝居「おれさまは、カジノモト!」では、お母さんが天ぷらをあげていると、電話がかかってきて、長電話をしている間に、天ぷらの油から火が燃えだすという内容でした。
園児たちは、日常生活によくある、お母さんが台所で調理中という場面から火災になるという展開に、まるで自分たちが登場人物かのように、真剣に紙芝居に見入っていました。
紙芝居の後には、火災に関するクイズなどで盛り上がり、大変有意義な経験となりました。
尾道幼少年女性防火委員会では、今後も女性防火クラブによる幼年消防クラブ員への紙芝居などを通して火災予防の啓発に力を注いでいきたいと考えています。
「奈良市女性防災クラブ連合会防火防災研修会」を開催
奈良県 奈良市消防局
奈良市女性防災クラブ連合会防火防災研修会を、令和元年11月28日(木)奈良県文化会館で開催しました。
市内各地区の女性防災クラブ員273名が参加したこの研修会では、お天気キャスターとして活躍されている気象予報士の 片平 敦 氏をお迎えして、防災に関する気象情報についてご講演を頂きました。『いのちを守る防災気象情報~あなたとあなたの大切な人を災害から守るために~』というテーマで講演を進めていただき、過去の大雨や台風による災害の振返りや防災士の資格もお持ちの片平さん本人が被災地で調査を行い現地で得た情報、知見、被災者の生の声等、大変インパクトのあるお話しでした。片平さんは、関西を拠点としてお仕事をされており、クラブ員も良く知っている地域や建物での災害時の被害想定を紹介していただき、現実的にイメージすることが出来ました。また、防災気象情報の内容についても見直しや追加もあり、理解しにくかった用語についても丁寧に説明いただきました。
ここ数年、日本各地では台風や大雨による甚大な被害が相次いで発生しており、私たちの地域でも、いつこのような災害に襲われるか分かりません。過去の被害を他人事ではなく、クラブ員自身の命、家族の命、地域の人々の命を守るためにも気象情報を正確に読み取り、機を逸することなく避難や対策を進めることが必要だと切実に感じた講演会でした。