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2023年10月

6. 【女性防火クラブ】大崎、岐阜、千葉、稲城、北海道

目次

 以下の内容の一部は(一財)日本防火・防災協会が民間防火組織の拡充・強化を図るため、共催により事業費の一部を助成した行事を掲載しております。

「第20回大崎婦人防火クラブ大会」を開催
宮城県 大崎地域広域行政事務組合消防本部

 大崎地域婦人防火クラブ連合会では、令和5年8月3日(木)に「第20回大崎婦人防火クラブ大会」を(一財)日本防火・防災協会との共催で開催しました。
 今回で20回目となる本大会は、新型コロナウイルス感染症の影響による中止及び規模縮小開催を経て、4年ぶりの通常開催となりました。コロナ禍で思うように活動ができなかった期間を経たことから、活動の原点に立ち返るねらいで「震災から12年“いま”私達にできること」を研修テーマに掲げました。

 東日本大震災の被災者であり、一般社団法人防災プロジェクト 代表理事として活動されている中井政義様を講師にお迎えし、「まちに拡げよう、助け合う感謝の心~人とひとを繋ぐ黄色いハンカチ~」と題して講演をいただきました。被災者として感じた公助の限界や、自助・共助と地域防災の重要性についての講話をとおし、家庭、地域など身近なところからの防火・防災意識の啓発について考えさせられる講演となりました。
 今回の研修で学んだ知識・経験を地域へ持ち帰り、今後の防火・防災活動に活かしてまいります。

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「令和5年度岐阜県女性防火クラブ運営協議会指導者研修会」を開催
岐阜県女性防火クラブ運営協議会

 令和5年8月25日(金)に、岐阜県中津川市において、令和5年度岐阜県女性防火クラブ運営協議会指導者研修会を開催しました。
 本研修会は、岐阜県内の女性防火クラブ員の中でも、指導者を対象とした研修会であり、(一財)日本防火・防災協会と共催で開催しています。

 研修内容は、岐阜県内の女性防火クラブによる体験発表及び、現場における救急救命活動について、現場の医師により講義をいただき、救命救急の現状について知り、今後のクラブ活動における視野を広げました。
 また、本研修内容を参加した女性防火クラブ員から、参加できなかった市町村のクラブ員へ情報を共有しています。
 なお、本研修の評判は非常によく、参加した女性防火クラブ員からは、「クラブ活動のためになった。」、「講演の内容に感動した。」、「来年も参加したい。」との声が多く聞かれ、大好評でした。

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「令和5年度「女性防火研修会」を開催して
千葉県女性防火クラブ連絡協議会
会長 竹内 久子


竹内久子会長
 線状降水帯が全国に発生して集中豪雨の被害に遭われました皆様にお見舞い申し上げます。
 コロナ禍5類に移行されました。感染者が以前ほどではないですが安心出来る状態ではありません。
 令和5年度「女性防火研修会」を令和5年9月6日(水)千葉県消防学校講堂で開催致しました。
 昭和61年結成以来37回目となります。昭和・平成・令和と続ける事が出来ましたのも、クラブ員を始め消防防災関係者皆様の御指導のお陰と改めて感謝申し上げます。
 始めに主催者挨拶、千葉県消防協会兼千葉県少年女性防火委員会の石橋 毅会長と千葉県女性防火クラブ連絡協議会の竹内久子会長からご挨拶申し上げ、次に(一財)日本防火・防災協会の秋本敏文会長からの祝電が次のとおり披露されました。

 
石橋 毅会長
「令和五年度女性防火研修会」の御盛会をお祝い申し上げますとともに、皆様方の熱意溢れる活動に心から敬意を表します。
 この行事の開催を契機として、女性防火クラブの組織の拡大と防火思想の普及啓発活動を通して地域住民の防火・防災意識がさらに高揚し、安心・安全な住みよいまちづくりに貢献されることをご期待申し上げますとともに皆様のご健康、ご多幸をお祈りいたします。

 引き続き「住宅防火対策」について、竹内久子会長の講話を致しました。

総務省消防庁発表 令和4年度版消防白書を元に概要説明

  • ① 総出火件数 35,222件・およそ1日あたり96件、15分ごとに1件の火災が発生
  • ② 住宅火災件数 10,243件(放火を除く)
  • ③ 総死者数 1,417人、住宅火災死者数 966人
  • ④ 死者の年齢 65歳以上高齢者、74.2%
  • 出火原因:①「たばこ」による火災の6割以上は不適当な場所への放置 ②「放火」及び「放火の疑い」の合計は減少 ③「こんろ」による火災で最も多いのは消し忘れによる。
  • 損害額:1,042億円
  • 火災による死者:①逃げ遅れ 46%、526人 ②不明・調査中 42.5%、486人 ③着衣着火し火傷、ガス中毒死亡 7.7%、88人 ④一旦屋外へ避難後再進入 1.1%、13人

住宅防火対策への取り組み

  • ○ 住宅用火災警報器設置が義務化してから10年経過、交換の時期適切な維持管理をお願い。
  • ○ 全国設置率84.0% 条例設置率67.4%
  • ○ 千葉県設置率78% 条例設置率59% 全国39位
  • ○ 最後に住宅 防火いのちを守る「10」のポイントを説明しました。

住宅防火いのちを守る 「10」のポイント

  • ① 寝たばこはしない。
  • ② ストーブの周りには燃えやすいものは置かない。
  • ③ コンロから離れない。
  • ④ コンセントの清掃。

の「4つの習慣」と


  • ① 安全装置付きストーブ・コンロ等の使用。
  • ② 住宅用火災警報器の点検・交換。
  • ③ 寝具・衣類・カーテンの防炎品使用。
  • ④ 消火器等の設置と使い方の確認。
  • ⑤ 避難経路や避難方法の確保。
  • ⑥ 地域ぐるみの防火対策。

の「6つの対策」からなっています。

次に我孫子市女性防火クラブから令和5年度活動内容発表

  • 1 我孫子市の概要
  • 2 我孫子市女性防火クラブの歴史
  • 3 現在の活動について
  • 4 おわりに

 クラブ員も高齢化に、いかに若い方達に加入して頂くか産業まつりなどでPRしています。
 これからも、「自分たちの家は自分たちの手で守る」と言う自主防災の趣旨のもと「明るく」「楽しく」「元気に」をモットーに活動をしていきたいと思います。


三遊亭楽大師匠
 午後からは、講師に落語家の三遊亭楽大師匠に演題「被災地で見聞きしたその時と今、そして未来」このテーマからしても、私達には前例のない内容だけに、大きな期待感を持って望みました。
 大衆芸能の一種で、とてもこっけいな話で、客を笑わせ、その終わりに (おち)のあると言われるように実に面白く、それでいて、しっかりと「さわり」の部分、要点を投げかけている。楽大師匠の言わんとする筋の大きさ、大切さを、私達は、しっかりと学びとることが出来ました。被災地で落語で元気を付けてもらいたいとある新聞社の要請で入りましたがほとんどが高齢者でした。
 現地へ行って報道とは違い色々なことを見聞できました。これからも「さんりく大船渡ふるさと大使」として東北へ落語を届けます。あっという間の60分でした。

 終了後アンケート調査の結果は、

  • ○ 三遊亭楽大師匠の東日本大震災被災地へ支援に行き見聞きして感じた経験とても参考。支援物資には何が必要か良く理解する事も出来た。
  • ○ 落語も面白く、おかしくとても為になりました。
  • ○ 我孫子市女性防火クラブの活動発表参考になりました。特に産業まつり地元住民との防災意識を共有する事は効果的と思いました。
  • ○ 住宅防火対策について、分かりやすく説明して頂き防火の要因等お話を聞き再確認出来て勉強になりました。
  • ○ とても有意義な研修会でしたとお褒めの言葉を頂き主催者として皆様に心から感謝です。

 終わりに、開催に当たりご協力頂きました(一財)日本防火・防災協会、千葉県消防学校、(公財)千葉県消防協会及びご参加頂きました皆様に心から感謝申し上げます。
 天候にも恵まれまして盛会裏に終了出来ました事に御礼申し上げます。

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「稲城市女性防火クラブ防火・防災研修会」を開催
東京都 稲城市消防本部

 稲城市女性防火クラブでは、令和5年9月10日(日)稲城市地域振興プラザにおいて(一財)日本防火・防災協会と共催により、「令和5年度稲城市女性防火クラブ防火・防災研修会」を開催しました。
 クラブ員により一般市民の公募を行い、市民を含む54人が参加して上級救命講習会及び防災講話を受講しました。


心肺蘇生法(1)

心肺蘇生法(2)

 上級救命講習会では、いつ発生してもおかしくない大規模災害に対応できるようにクラブ員と一般市民が協働し、心肺蘇生法やAEDの取扱い、異物除去法、体位管理や止血法、搬送法など様々な訓練を実施し応急手当の知識と技術を身に着けることができました。また、防災講話では、稲城市における避難体制などの防災対策について学び、大変有意義な防火防災研修会となりました。


固定法

三角巾法

 また、稲城市女性防火クラブの防火・防災への活動や取り組みなど、参加された一般市民の方々と意見交換を行う良い機会となりました。


防災講話

集合写真
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「令和5年度北海道女性防火クラブ連絡協議会留萌地区大会」を開催
北海道消防協会
北海道女性防火クラブ連絡協議会

 北海道女性防火クラブ連絡協議会留萌地区大会が令和5年9月15日(金)に幌延深地層研究センター国際交流施設多目的ホールで開催され、北海道女性防火クラブ連絡協議会、北海道少年婦人(女性)防火協議会、北留萌地区女性防火クラブ連合会が主催し、(公財)北海道消防協会、(一財)日本防火・防災協会、北海道女性防火クラブ連絡協議会留萌地方支部が共催し、管内の女性防火クラブ員など59名が参加しました。
 大会は、幌延町女性防火クラブ多田るみ会長の「開会の言葉」で幕が開き、北海道少年婦人(女性)防火協議会花田了彰会長(代理 北海道消防協会佐藤賢一常務理事)の主催者挨拶、幌延町野々村仁町長の歓迎挨拶がありました。
 その後、北海道少年婦人(女性)防火協議会から幌延町女性防火クラブへ永年の貢献を讃えた表彰があり、(公財)北海道消防協会留萌地方支部大山新太郎支部長より祝辞がありました。
 続いて、(一社)日本ガス・石油機器工業会前城典昭講師より「ガス・石油燃焼機器の安全・安心な使い方」と題した講演があり、クラブ員は熱心に聴講していました。
 最後に天塩町女性防火クラブ中村和子会長の「防火宣言」、るもい農協苫前女性防火クラブ丹羽晴美会長が「閉会の言葉」を述べて大会は終了しました。

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