関西から沖縄まで総勢134名が参加 今回が第2回目となる「少年消防クラブ交流会」を、総務省消防庁主催のもと、8月7日(水)~9日(金)の3日間、徳島県にて、(一財)日本防火・防災協会、(財)日本消防協会の他、徳島県、(公財)徳島県消防協会にご協力をいただき開催しました。
当日は関西から沖縄までの少年消防クラブ、総勢18クラブ136名が参加して行いました。
この交流会は、将来の地域防災の担い手(消防団等)の育成を図るため、消防の実践的な活動を取り入れた訓練等を通じて他地域の少年消防クラブと交流を深める目的で開催されました。
<1日目>
宿泊先である「ホテルサンシャイン徳島」に集合した後、事務局より交流会のスケジュール及び注意事項等を説明するオリエンテーションを行いました。
入浴後大広間に集合し、夕食会を兼ねたクラブ活動紹介では、各参加クラブが前に出て、日頃の消防クラブとしての活動内容や地元の「お国自慢」についての話をしてもらいました。
クラブ員、活動紹介の様子
夕食会の様子
<2日目>
『合同訓練』
徳島県消防学校をお借りし、クラブ対抗競技を取り入れた合同訓練を行いました。
クラブ対抗リレーでは、全長160mのトラックを消防ホースの筒先をバトン代わりに、リレーをしながらアンカーがゴールラインを通過して筒先を置くまでのタイムを競いました。
クラブ対抗障害物競走では、直線65mコースの障害をクリアしながら、二重巻きホースを延長し結索を行った後、終了報告位置に整列し、指揮者が右手を挙げるまでのタイムを競いました。
選手宣誓をする伊島少年消防隊 川西君
クラブ対抗リレー
表彰式【クラブ対抗リレー及び障害物競走結果】
1位 徳島県 半田中学校少年少女消防クラブ
2位 徳島県 土成中学校少年少女消防隊
3位 広島県 府中町少年少女消防クラブ
4位 徳島県 うずしお少年少女消防クラブ
5位 山口県 厚南地区少年消防クラブ
『徳島県立防災センター見学体験』
昼食後、徳島県消防学校に隣接する「徳島県立防災センター」にて、地震、風水害、火災など突然襲ってくる災害から「自分の命は自分で守る」とともに「人を助ける技術」を身につけるプログラムを体験しました。
『阿波十郎兵衛屋敷見学』
徳島市内にある「阿波十郎兵衛屋敷」へ移動し、参加者全員で人形浄瑠璃を見学しました。
この施設には舞台と観客席があり、阿波人形浄瑠璃の上演を鑑賞した後、人形浄瑠璃の衣装などの資料を見学、人形の動かし方等についても学びました。
阿波人形浄瑠璃を鑑賞
人形の動かし方を体験
<3日目>
朝食後、徳島県那賀町消防団から災害時や火災時等の活動内容についてお話を伺いました。
その後、徳島県阿波踊り協会所属の娯茶平連の皆様による阿波踊りの実演後、指導を受けて全員で阿波踊りを踊り、その後解散式を行い3日間の交流会を終えました。
今回参加していただいた18クラブの皆様。また、ご協力をいただいた各関係機関、地元消防団、少年消防クラブの皆様。ありがとうございました。