
(財)⽇本防⽕協会は、(財)救急振興財団の⽀援を受け、婦⼈防⽕クラブ員救急講習会を全国的に展開しています。
これは、当協会が平成12年度から開始した事業で、モデル地区を指定し、その地区の100名程度の婦⼈防⽕クラブ員が普通救命講習を受講するものです。平成14年度は20地域の婦⼈防⽕クラブが指定を受け、10⽉末までにほぼすべての団体が受講を終えることとなりました。
これまでの3年間で、50地区の5、000⼈を超える婦⼈防⽕クラブ員が普通救命講習を受講したことになります。
婦⼈防⽕クラブは、家庭内で⽕を取り扱う機会が⽐較的多い主婦などで組織され、各家庭内での防⽕意識の醸成や地域での防⽕・防災思想の普及など、多彩な活動を⾏っています。この事業は、その⼀環としてのもので、婦⼈防⽕クラブ員が⼼肺蘇⽣法や⼤出⾎時の⽌⾎法など、救急⾞の現場到着までに必要な応急処置ができるようにすることで、それぞれの地域の救命率を⾼めることを目的とするものです。さらには、婦⼈防⽕クラブが、地域における⾃主防災組織の中核としての役割も担っていくことをも期待しています。

