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2002年12月

4.地方からの便り

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・・・全国各地の防⽕防災活動便り


⼤災害に備えて︕

福島県 相⾺広域消防本部

相⾺地⽅の6市町村と相⾺広域消防本部では、宮城県沖地震の再来や台風等の⼤災害に備え、各⾏政区⻑等関係者⼀千名が集い「⾃主防災組織推進⼤会」を11⽉10⽇(⽇)に原町市で⾏いました。

この中で、⾏政区の⾃主防災組織結成⽴100%の⿅島町と飯舘村、優秀⾃主防災組織の細⽥地区⾃主防災⾃衛団・⼩沢防災会・⼩⾼町四区防災会・塚原地区⾃主防災会が⼤会会⻑より表彰を受けました。

表彰式後、『21世紀の安全なまちづくり〜災害の教訓を⽣かして〜』と題して富⼠常葉⼤学の吉村秀實教授が講演を⾏いました。最後に相⾺地⽅を災害から守るため今年度中に⾃主防災組織の100%結成と推進を誓う⼤会アピールが採択されました。

会場では、(社)福島県消防設備協会と共に、非常⾷品等の防災⽤品・⽕災警報器等の住宅防⽕機器・⽕災から命を守る防炎製品の展⽰と実演も⾏われ、参加者は、⽕災の恐ろしさと防⽕の⼤切さを再確認するとともに、⼤災害時に必要な防災⽤品の知識についても理解した模様です。

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⼤阪国際空港・航空機事故対策総合訓練を実施

⼤阪府 豊中市消防本部

豊中市消防本部は伊丹市消防局、池⽥市消防本部などと合同で、10⽉17⽇、⼤阪国際空港内で『 CAB空港を離陸した国内線A航空119便ボーイング737型機がフラットトラブル発⽣のため、同空港に緊急着陸したが、オーバースピードのため滑⾛路をオーバーラーンし擱座炎上、多数の負傷者が出た模様。 』との想定で、航空機事故災害に対応するための指揮統制訓練・消⽕防禦訓練・⼈命検索・救出救助訓練・救護搬送訓練が実施されました。

この⽇訓練に参加した団体等は、47機関・参加⼈員550名・参加⾞両60台・参加航空機4機・⼤型バス1台などで、各機関の連携強化が図られました。

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⽥尻町⽴ひまわり園で防⽕教室︕

⼤阪府 泉佐野市消防本部

消防本部では、昨年から⽥尻町内の⽕災件数が増加(⼀昨年は0件・昨年は空港内の1件を含む5件・本年は10⽉末現在3件)していることと、11⽉9⽇からの秋の全国⽕災予防運動に先駆ける広報の目的で、11⽉6⽇、⽥尻町⽴⼼⾝障害児通園事業である、ひまわり園(⾼浦和義園⻑・園児8名)で園児と保護者を対象に、家庭での防⽕に対する関⼼を⾼めるため「防⽕教室」を開催いたしました。

園児達は、動物が主役で⽕災を消すアニメ-ションビデオで防⽕意識を⾼め、保護者には「家庭防⽕」について講演が⾏われました。その後ひまわり園北側の駐⾞場まで避難訓練が⾏われ、その場所で消⽕器の取り扱い訓練を実施。

園児は、はしご⾞に体験搭乗すると共にミニ消防⾞などと記念写真を撮りました。

防⽕教室に参加した、保護者から「⽥尻町内では⽕災がないと思っていたので⽇頃⽕災について考えたことも無いし、家庭で話し合ったこともなかったので、⽕災に対する意識をもつ良い機会となった。」との感想も聞かれました。

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いつもお元気ですね

奈良県 ⻄和消防組合消防本部

消防署では毎年、春と秋の⽕災予防運動の期間中、同消防管内7町に⼀⼈で住んでいる70歳以上の⾼齢者を対象に防⽕訪問を実施しています。

この防⽕訪問は今年で19年目を迎え、対象者は、1,700⼈余にのぼり、今では、消防署の⼀⼤イベントとなっています。

当初は、⽕災予防を意識するあまり、署員はつい難しい話になりがちで、⾼齢の⽅々との会話もギグシャクしていたようですが、最近ではお互いにすっかり打ち解けて、署員達の訪問をが楽しみになるまでとなりました。

防⽕訪問を通じて特に感じるのは、「皆さん⾼齢にもかかわらず本当に元気ハツラツ」との署員の感想。署員は、この訪問が、単に⽕災予防のみに留まらず、地域社会の⼤きな幸せの輪になることを信じ、今秋もハッスル⼀番、独居⾼齢者宅を防⽕訪問しています。

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防災フェスティバルを開催

兵庫県 ⼩野市消防本部

10⽉26⽇(⼟)、市内の幼年消防クラブや婦⼈防災クラブをはじめ、市⺠等を招き、防災フェスティバル「ふれあい消防おの2002」が開催されました。

フェスティバルでは地震体験やスノーケル⾞乗⾞等様々な体験コーナーが設けられ、「普段できない体験ができた」とたいへん好評でした。

幼年消防クラブの防⽕演技では、たくさんの観衆の中、溌剌とした演技で、防⽕意識の向上に⼀役かっていました。

このフェスティバルの開催により、市⺠と消防との⼀体感が⽣まれ、防災に対する関⼼をさらに深めてもらうことができたようです。

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危険物保安協会員が普通救命講習会の実施

島根県 ⽊次町外9町村消防組合雲南消防本部

雲南危険物保安協会では、⽀部研修活動の⼀環として、普通救命講習会を開催いたしました。

この講習会は救急医療週間に伴ない、危険物施設において災害事故が発⽣した場合、適切な救命⼿当のできる従業員を育成し、事業所等における⾃主保安体制の確⽴と会員相互の親睦を図ることを目的に開催されたものです。

講習会には108名の協会員が参加し、終始熱⼼に講義を受け、全員、普通救命講習を修了しました。

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「みんなの消防フェスタ2002」を開催

愛媛県 松⼭市消防局

市⺠に防⽕意識を深めてもらう「みんなの消防フェスタ2002」が10⽉20⽇(⽇)市内の総合コミュニティセンターにおいて約3,000名が参加して開催されました。

1992年から毎年ひらいていた「⺟と⼦の防⽕⼤会」を⾐替えし、幅広い層に防⽕をPRするのが狙いで⾏われたものです。

会場は屋内・外に分かれ、屋内会場では、優良消防クラブの表彰、少年消防クラブ員の研究発表、地元タレントと⼥性防⽕クラブ員との防⽕トークショー、防⽕ポスターの展⽰、クイズラリー等が⾏われ、⼤変好評でした。

また、屋外会場の広場では、⾬にもかかわらず、多数の親⼦連れで賑わい、消防⾞の試乗や濃煙体験など、普段味わうことのないことを体験し、消防に対する興味を⼀層深めた様⼦でした。

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第6回甲府地区幼年婦⼈消防⼤会

⼭梨県 甲府地区広域⾏政事務組合消防本部

(財)⽇本防⽕協会との共催で、平成14年11⽉8⽇(⾦)甲府市総合市⺠会館において、幼年・婦⼈防⽕クラブの会員1,800名の参加のもとに、「幼年婦⼈消防⼤会」が開催されました。

幼年消防クラブ員の寸劇や⿎笛演奏などで、防⽕防災をPRし、「わたしたちは、絶対に⽕あそびはしません」と元気よく誓いました。


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“ゆとり・消防フェスタ”2002

三重県 伊賀南部消防組合消防本部

名張市消防フェスティバルが、去る11⽉9〜10⽇の2⽇間にわたり市役所庁舎前広場で⾏われました。幼年・少年消防クラブ員や婦⼈防⽕クラブ員約1,200名、⼀般市⺠28,000⼈が参加。

毎年恒例の⾏事として市⺠の間に浸透し、集客⼒は⼤きく向上して現在では⼦供から⼤⼈までがふれあい、体験しながら楽しめるイベントとして⽕災予防の啓発を推進する上で重要な⾏事となっています。

この⾏事では、幼年消防クラブ、少年消防クラブ、婦⼈防⽕クラブ員が法被やクラブ員の制服を着て⽕災予防をアピールし、啓蒙普及におおいに効果をあげていました。

消防フェスタの内容は、アトラクションと体験展⽰コーナーに分かれ、アトラクションでは幼年消防クラブがかわいい法被を着ての⿎笛演奏で、⾒学の市⺠も多く、⽕災予防の啓蒙効果は⼤なるものがありました。さらに防⽕クラブ組織の拡充にもつながるものと思われます。この他にも、幼年・少年・婦⼈防⽕クラブによる防⽕もちつき⼤会、消防署の⽕災・応急⼿当の啓発も⾏われました。

⼀⽅、体験コーナーでは消⽕器による初期消⽕、出⽕原因上位のこんろ⽕災の減少を目指すためのてんぷら油⽕災消⽕が体験でき、実体験により、いざという時に役⽴つことを学んだようです。

また、多くの⽅がたが煙体験ハウスにより⾃分の命を守るための煙からの脱出法を⾝をもって体験していました。体験者からの感想を聞きますと、「これほど恐ろしいとは知らなかった。」と驚きの声があがりました。

消防フェスタには、多くの市⺠が参加し、楽しみながらも⾝をもって体験できるコーナー等が有り、市⺠等は、⽕災の恐ろしさを学び、よりいっそう⽕災予防に努めることとでしょう。

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第18回合同初期消⽕技術競技⼤会

岐⾩県 中濃消防組合消防本部

第18回合同初期消⽕技術競技⼤会が10⽉30⽇(⽔)関市塔ノ洞の勤労福祉センター北駐⾞場で開かれ、中濃地区消防組合管内7市町村の事業所や婦⼈防⽕クラブ員(147名)も参加し、初期消⽕の技術を競い合いました。

⼤会では、粉末消⽕器消⽕競技、屋内消⽕器栓注⽔競技など5部門に分かれて競技が⾏われ、競技会を通じ、⼥性防⽕クラブ員をはじめ、危険物施設、事業所の防⽕管理の関係者に⽕災の怖さ、消⽕の難しさを再認識してもらうことができ、適切な通報及び粉末消⽕器、屋内消⽕栓、⽔バケツを使⽤した初期消⽕技術の習得に役⽴てられました。

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第17回少年婦⼈防⽕祭「防⽕のつどい」

兵庫県 ⻄脇多可消防本部

⻄脇多可消防本部では、平成14年10⽉19⽇(⼟)⿊⽥庄町町⺠体育館において、幼・少年消防クラブ、婦⼈防⽕クラブ員650名の参加のもとに、「防⽕のつどい」が開催されました。

この防⽕のつどいの目的は、幼・少年期から正しい⽕災予防の知識を養い、また、⽕気を取り扱う機会の多い主婦層にも⽕災予防思想の普及を図るために、消防フェアを開催し、地域ぐるみの防⽕防災体制を確⽴することを目的に⾏われました。

幼年消防クラブの防⽕演技や、少年消防クラブの初期消⽕及び婦⼈防⽕クラブの⼈達の「みんなで⼒を合わせてワッショイ」では消防ホースを使⽤しての網引き等が⾏れ、幼・少年婦⼈⼀体となって防⽕防災を町⺠に訴えました。

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