平成18年度全国婦人防火連合会総会会場 平成18年度全国婦人防火連合会総会が平成19年1月31日
(水) 午後13時00分より、虎ノ門パストラル新館4階プリム
ローズの間において、開催されました。
全国婦人防火連合会は、全国の婦人防火クラブの組織の
拡充・強化、同クラブ相互の連携・協調を強めること及び
全国的な防火活動を展開することにより、より安全な地域
社会の実現に資することを目的としています。
最初に、片山虎之助日本防火協会会長が挨拶されまし
た。(次第につきましては、下記にて掲載いたします)
続いて、平成18年度(財)日本防火協会会長表彰が行わ
れ、個人表彰は、山形県婦人防火クラブ連絡協議会会長
後藤マサエ氏、福島県女性防火クラブ連絡協議会会長 遠藤瞳氏の両名が受賞されました。
また、団体表彰として、岡山県婦人防火クラブ連絡協議会(会長 吉岡伸子氏)、宮城県婦人消防
クラブ連絡協議会(会長 吉田八重子氏)、福井県婦人防火クラブ連絡協議会(会長 小川英子
氏)、愛媛県婦人防火クラブ連絡協議会(会長 毛利美恵子氏)、鹿児島県婦人防火クラブ連絡協議
会(会長 林麗子氏)の5団体が受賞されました。
表彰後、髙部正男消防庁長官より来賓挨拶をいただきました。(次第につきましては、下記にて掲
載いたします)
次いで、消防庁国民保護・防災部防災課長 金谷裕弘氏による「防災行政の取組について」のご講
演が行われ、消防庁の地域防災に関する取組、国民運動の推進、地域防災力の向上、地震に備えて、
婦人(女性)防火クラブへの期待(災害時要援護者に配慮した地域づくり等)について述べられ、出
席者の道府県婦人防火クラブ連絡協議会会長等は熱心に耳をかたむけていました。
休憩後、平成18年叙勲の栄に浴されました、徳島県婦人防火クラブ連合会 村崎弘子会長より、ご
挨拶をいただきました。
また、平成18年12月10日に全国婦人防火連合会38番目の連絡協議会として発足しました鳥取県婦
人・防災連絡協議会 樋口春子会長より、協議会発足に至る経過等についてのご紹介、次いで、本年4
月1日に、連絡協議会発足を予定いたしております福岡県消防防災課藤田修司係長より、発足に至る
経過報告をいただきました。(鳥取県婦人・防災連絡協議会の経過報告の次第につきましては、下記
にて掲載いたします)
平成18年度事業経過報告について、平成19年度事業計画(案)について、役員改選についての議
題が示され、承認されました。
その後、体験発表が行われ、宮城県婦人防火クラブ連絡協議会 吉田八重子会長より、「住宅用火
災警報器の共同購入等の取り組みについて」と、鹿児島県婦人防火クラブ連絡協議会 林麗子会長よ
り「災害時における婦人防火クラブの役割について」と題して、現地の活動状況をふまえてのご報告
をいただきました。
林会長の活動事例報告では、県北部豪雨災害(さつま町、湧水町、菱刈町、大口市婦人防火クラブ
員)での災害時の概要を述べられました。
平成18年7月20日、九州の北部に停滞した活発な梅雨前線の影響で、鹿児島県北部を中心に7月20
日から23日にかけて時間50ミリを超える非常に激しい豪雨に見舞われ、出水・伊佐・川薩・姶良で家
屋の損壊、浸水や河川の氾濫など多くの被害がでました。
そこで、大口市婦人防火クラブ・湧水町・さつま町・霧島横川地区婦人防火クラブ員の方々が炊き
出し、清掃(後付け)、義援金募集、諸々相談などを行い、被災地でのクラブ員の活動を通して、多
くの方々に勇気を与えることが出来たことを語られました。(体験発表の次第につきましては、下記
にて掲載いたします)
次いで、消防庁予防 課長 梅原直氏による「住宅用火災警報器の設置促進と婦人防火クラブへの期
待」と題しての講演が行われ、住宅火災による死者数をふまえ、住宅用火災警報器の重要性と設置促
進について、また、婦人防火クラブへの住宅用火災警報器普及啓発への期待を述べられました。
講演にて、住宅用火災警報器の不適正販売についての事例も挙げられ、婦人防火クラブのこれ から
の普及啓発活動に大いに役立つものと、参加の皆様に大変ご好評をいただきました。
最後に都道府県婦人(女性)防火クラブ担当者会議が行われ、閉会となりました。
また、夜には参加者による意見交換会が行われました。総務省消防庁 髙部長官、( 財)日本防火
協会片山会長もかけつけ、各都道府県間での交流が盛大に行われました。
消防庁国民保護・防災部 金谷防災課長
徳島県婦人防火クラブ連合会 村崎会長
福岡県消防防災課 藤田係長
消防庁予防課 梅原予防課長
~ 平成18年度(財)日本防火協会会長表彰(個人・団体表彰) 平成19年1月31日 ~
平成18年度(財)日本防火協会会長表彰
(個人表彰)個人表彰
・ 山形県婦人防火クラブ連絡協議会
会長 後藤マサエ氏
・ 福島県女性防火クラブ連絡協議会会長
会長 遠藤瞳氏
団体表彰
・ 岡山県 婦人防火クラブ連絡協議会(会長 吉岡伸子氏)
・ 宮城県婦人消防クラブ連絡協議会(会長 吉田八重子氏)
・ 福井県婦人防火クラブ連絡協議会(会長 小川英子氏)
・ 愛媛県婦人防火クラブ連絡協議会(会長 毛利美恵子氏)
・ 鹿児島県婦人防火クラブ連絡協議会(会長 林麗子氏)
平成18年度(財)日本防火協会会長表彰
(団体表彰)
平成18年度(財)日本防火協会会長表彰
(団体表彰)
鳥取県婦人・防災連絡協議会 樋口会長 鳥取県では昨年の12月10日防火、防災活動に携わる女
性、行政の方々によりまして、協議会が立ち上げられまし
た。これが全国で38番目ということで皆様の仲間入りをさ
せていただくことになりました。設立総会では行政機関を
含めて30団体約80名の方々が参加し、協議会の体制を決
め、その後に住宅火災の講演をいただいて学習を深めたと
ころです。
平成12年10月6日震度6強、マグニチュード7.3という鳥
取西部地震を体験しました。
震源地に近い住宅の多くは倒壊し、その被害の大きさは
私の想像をはるかに越えていました。幸い1人の死者も出さ
ず、2次災害の火災も発生しませんでした。あの状況の中で火災が発生していたらと思うと、今でも
ぞっとします。
この状況でいち早く現場を視察に来られたのは片山知事でした。知事は翌日の7日、早朝に防災ヘ
リでお越しになり視察され、一番被害の大きかった日野町では住民ひとりひとりとお話をされまし
た。日野町は過疎化が進み、お年よりが多く、できれば地元で最後まで生活したいという声が多く、
そこで片山知事は人口の流出を避ける為、住民に対して300万円の支援金を決断されました。
私は、このすばやい行動と的確な判断力に長たる者の在り方を学んだような気がします。この経験
を無にすることなく、会長としての今後の活動に生かしてまいりたいと思っています。
県内各地には婦人消防隊などが組織されており、消火訓練や応急手当の講習に取り組んだり、活動
の状況は地域によって様々です。したがって協議会を通しまして、他の機関と連携しながら県全体の
意欲を盛り上げていきたいと思っています。
しかしながら、12月10日に設立したばかりの協議会ですので、皆様方のご指導を賜りながらこれ
から進んで参りたいと思っております。また、今後数年のうちに新たに協議会を立ち上げられる県も
あると伺いましたので、その県とも連携しながらお互い協議会を盛り上げていきたいと考えていま
す。皆様方のお力添え、ご支援をよろしくお願い申し上げます。
宮城県婦人防火クラブ連絡協議会
会長 吉田八重子
宮城県婦人防火クラブ連絡協議会 吉田会長 住宅用火災警報器PR共同購入に関する岩沼市で行った
活動をご報告申し上げます。
婦人防火クラブは昭和45年に比較的農家の多い地区に発
足をし、昭和56年7月に岩沼市婦人防火クラブ連絡協議会
が設立。現在25クラブ 3,109名のクラブ員で市内を3地区に区分しています。
7月の連絡協議会の 会長会議において共同購入をしてはど
うかとの意見が出され、クラブ員での購入のほとんどが既
存住宅の設置であるため、電源が電池のため、寿命があま
り短くない物を選ぶ等の4種目を選択し、いくつかの販売店
から見積書を徴収し、9月の地区会長会議に提示比較をいた
しまして決定しました。
販売決定後は販売店か らの地区クラブの班ごとの回覧文
書でできるようカラーパンフレットを作成していただき、
注文に踏みきりました。製品の受け渡し、代金の支払は各
クラブに任せておりまして、消防署関係は入っておりませ
ん。その為か、岩沼市からは住宅用火災警報器の悪質な訪問販売や被害報告が出されておりません。
今後においても私達婦人防火クラブは家庭から火災予防、災害の減殺を目標としております。
近い将来、宮城県沖地震が起こるといわれておりますが地域住民の防災に対する意識の高揚 、防災
思想の普及啓発を婦人防火クラブから図っていきたいと思っております。
住宅用火災警報器の共同購入につきまして、注意としてはパンフレット やサンプルはメーカーが用
意してくれないため、販売店からそれらをいただき、注文をとりました。代金の受け渡しは消防署が
いっさい入らないということで、各地区の会長が取りまとめ、販売店に連絡、販売店から会長のお宅
に運んでもらうということで決定しました。
住宅火災警報器PR共同購入に関する報告 は岩沼市全域婦人防火クラブが25、その中で町の中の3
クラブ、西部地区の8クラブ、東部地区の14クラブが注文購入を済ませております。これにふみき
ったのは、悪徳商法を狙いとし、一定の価格でもらえるということです。現在1,018個取り付けてお
ります。一番良かったのはこの運動を始めてから、悪徳商法が無くなったことです。
買ってみたがどのように取り付ければよいか、分からないという意見には県や消防 署にお願いして
パンフレットをいただき、これをクラブ員に説明をしました。
特に、注意が必要なのは価格の問題です。平成20年5月31日 までに取り付けるという条例がで
き、それまでに各部屋に取り付けよう、それまでは一家一個運動でいこうと決め、
一つの家でひとつの注文をとったわけです。防火クラブのない所は、町内会に自 主防災会の会長に
お願いをして、そちらから注文を取っていただくという方法でやっております。
鹿児島県婦人防火クラブ連絡協議会
会長 林麗子
鹿児島県婦人防火クラブ連絡協議会 林会長 鹿児島県は台風の通過地点であり、シラス土壌のために
崖崩れが多いという環境下にあります。昨年7月20日から
23日にかけて集中豪雨に見まわれました。
戦後最大の1,227ミリという想定できない豪雨でした。
一瞬にして河川は溢れ出し、1,217の床上浸水、299件の全
壊、という無残な災害が起こったのが鹿児島県北部でし
た。
私は人口13万の霧島市に住んでおりますが、その隣の菱
刈町、涌水町、さつま町、出水市、阿久根市の全般に渡
り、大被害を受けました。
テレビでご覧になった方 も多いかと思いますが、沈んでいく屋根の上で救出を待つ28人を自衛隊
のボート、消防団が助けました。
鹿児島県婦人防火クラブ員は挙 って、その対策に乗り出しました。一番被害の多かったさつま町は
商店街300件が全滅という被害状況でした。さつま町宮之城商工会に対策本部を作り、いかに助ける
ことができるかと県、婦人防火,商工会地区の皆で話し合いました。
駆けつけた時には、橋が全部壊れて300件の商店街が水浸しでした 。総力をあげて、消防団、婦人
防火、県とあらゆる団体で対策にあたりましたが、片付けに20日間かかりました。
さつま町において、私達は1週間にわたって活動し、その後は地域の方々にお願い し、国や県から
の支援を求めなければいけないとの結論に達しました。
鹿児島市内にて、北部災害の看板や写真を展示し、685,000円の義援金が集まり、それを伊藤知
事にお持ちし、それがテレビや新聞の報道で取り上げられ、被災地を救おうという気運が高まりまし
た。
私 達はそれを全国に発信し、保険金も補助金も出ないため、融資しかないが融資は返さなくてはい
けないと悲嘆にくれているさつま町宮之城商工会を見て、全国の商工会から義援金4,093万円いただ
きました。合計4,330万円の義援金を商店街の再興資金として、昨年12月にお渡ししました。この
発端は鹿児島県婦人防火クラブが立ち上がったのが、全国に通じたとの評価をいただきました。
また九州では、福岡、佐賀、大分、熊本各県から毛布やシートを届けていただき、皆さんの善 意に
より失意の人々が勇気づけられました。またこうした災害が起きた時は、私達鹿児島県が真っ先に義
援金を届けようと思っております。皆様のご支援のおかげで、激震災害に認定を政府からいただき、
河川激震災害の手当もいただきました。これも小さな力から大きな力へとなったことと喜んでいま
す。
拉致被害者家族連絡会 横田夫妻このところ春のような日が続いています。
本日、貴会の研修会に参加された新潟の橋本様と10月に
新潟市で開催される「全国地域婦人団体研究大会」につい
て打合せをするため、虎の門パストラルに参りましたとこ
ろ、研修会でご挨拶する機会を与えていただき、その上、
思いがけなくご参加の皆様方から家族会に多額の支援金を
賜り厚く御礼申し上げます。
支援金は皆様のご厚意を生かし、活動資金として有効に
使用させていただきます。
これからも拉致問題に関心を持って見守って下さいます
ようお願い申し上げます。
平成19年2月1日
横田滋
(財)日本防火協会 御中
福岡県中間市婦人会連絡協議会
会長 木下幸子
福岡県中間市婦人会連絡協議会 木下会長 福岡県中間市は協議会に入っておりませんが、研修の場
をいただきましたので御礼の報告をさせていただきたいと
思います。
救急振興財団の小太刀参事らのご視察をいただき、昨年
11月16日から3日間、中間市働く婦人の家において婦人防
火クラブ員救急講習会を実施しております。
今回は、中間市消防本部の救命救急士による分りやすい
パフォーマンスのおかげで婦人防火クラブ員の緊張もほぐ
れ、なごやかな雰囲気の中にも真剣な解説と実技指導によ
り3時間の講習があっというまに過ぎてしまいました。
とりわけ一般市民の応急手当から、救急隊へ引き継ぐこ
との難しさを痛切に感じましたが、救命の連鎖のデモンストレーションには全員が真剣なまなざしで
取り組んでいました。
講習会にあたりましては、日本防火協会から心肺蘇生用の人体モデルやAEDトレーナーなど講習
用資器材一式と新救急蘇生ガイドに沿った救急手当講習テキストを届けていただき、最新の情報と技
術を的確に習得することができました。この事で微力ながら応急手当普及啓発推進の1役を担うこと
ができました。このような講習は、人の命に関わることなので、継続して何回も研修することが大事
だと思います。
現在は広く一般市民にも除細動器の使用が認められておりますことから、中間市内の公共施設28
ヶ所にAEDが配置されており、普段の生活の中で婦人防火クラブ員が救命の連鎖に関わる可能性は
少なくないと思います。いざという時、躊躇なく応急処置が行えるように、今後とも定期的に救急講
習会を受講していこうと話し合いました。
大阪府婦人防火クラブ連絡協議会
会長 小林次子
大阪府婦人防火クラブ連絡協議会 小林会長 日本防火協会により、救急資器材を提供していただきま
したのが、大阪府泉南郡岬町婦人防火クラブです。岬町婦
人防火クラブの皆様が、昨年11月19,21,23日の3日間で
100人に講習を受講していただきました。
そのうちの21日に、私が現場に行きまして視察をさせて
いただきました。資器材として心肺蘇生用の人体モデル、
パソコン、プロジェクターを使用しましたが、訓練の説明
でパワーポイントを使用しての映像も多く用いました。女
性には特に分かりやすく、初めての受講者もおりました
が、皆さん容易に理解できたかと思います。
おかげで、訓練もスムーズに進行することができ、クラ
ブ員でない方は是非ともクラブ員にならなくてはいけないと言っていただきました。
また、心肺蘇生用の人体モデルが人形とは思えないような精巧に作られていましたので、訓練をす
る者も実際の人間を相手にしているかと思う程、緊張した面持ちで、ひとつひとつの手順を確認しな
がら取り組んでいました。
そのおかげで岬町は小さい町ではございますが、クラブ員の増加につながりました。今後も引き続
き資器材を活用しての講習会ができればと期待しております。
埼玉県婦人防火クラブ連絡協議会
会長 新井明子
埼玉県婦人防火クラブ連絡協議会 新井会長 1月25,26日に第15回全国救急隊員のシンポジウム「生命
に賭ける思い、あらゆる可能性の挑戦in埼玉」が大宮のソ
ニックシティーホールにおいて開催されました。
その時のパネラーとして、日本防火協会を通じて出席さ
せていただきました。専門家のなか、私達だけが民間とい
うことで最初は躊躇しましたが、婦人防火クラブが救急救
命講習などを頑張っていることを全国の関係者の皆様にお
話をする良い機会でもあると思い、お引き受けしまして、
26日に出席させていただきました。
応急手当啓発の普及ということで、救急救命センター、
埼玉県婦人防火クラブ連絡協議会 新井会長
愛知県婦人消防クラブ連絡協議会 永坂会長
福井県・大分県の消防局、明石市消防本部、慶応高校の先
生など、多くの方が出席されておりました。
やはり現場である総合医療センターの救急 の先生は、非常に切迫した事情を見聞きし、また消防局
の救急救命士の方は現場を見ていることもあり、今、AEDの普及についての課題や現状について、
実際に関わり合った事例に基づいてのお話をされていました。
また、そのなかで慶応の先生が学校教育の中で救急救命を取 り入れ、子供の頃から命の大切さを教
えられれば、大人になった時に非常に対応もしやすく、ボランティア精神、命の大切さを子供の頃か
ら身につけることができると話されていました。
埼玉県は婦人防火クラブは137団体、昨年の4月 1日現在14,880人ですが、今回の講習は越谷市で
1月17日、2月2日と6日に行いました。
私も17日に参加しまして、救急隊の方 が4,5人のグループに1人ついてご指導されていました。ク
ラブ員以外の方で講習をご希望され、会員になっても良いと言う方もいると会長から伺い、地域の皆
様が関心を持つということは非常に喜ばしいことと思いました。
今は地域でコミュニティーが薄れていますし、皆様が講習を受 けるということで地域の活性化にも
繋がるのかと感じました。クラブ員の皆様が非常に明るく講習を受講していたのが印象的でした。講
習を受講することにより、自分だけでなく、周囲の家族、地域の方のお役に立てるという自信に繋が
り、その技術を身につけることが貯金のようなもの、宝のようなものに感じたという感想もいただき
ました。
愛知県婦人消防クラブ連絡協議会
会長 永坂幸子
愛知県婦人消防クラブ連絡協議会 永坂会長 半年にわたる愛知万博も大成功に終わり、私ども婦人消
防クラブも協力体制をとり、愛知万博会期中は延べ329名
のボランティアを出し、協力して参りました。
また、イベント広場となりました愛知お祭り広場でも国
内外の皆様に愛知の婦人消防クラブを紹介し、その活動状
況を発表する機会を得ました。9月1日の防災の日にちな
み、開催させていただき、紙芝居の「もりのしょうぼうだ
ん」、「津波だ、稲むらの火を消すな」を紹介し、活動発
表等は年間行事をパネルに貼り発表しました。
応急手当ですが、応急処置の基本で三角巾の使い方を実
施しました。舞台上では会員が見本実演をして、会場内で
は会員を配置して説明しながら三角巾の使い方を実演しました。これは大変喜ばれ、三角巾をおみや
げにお持ち帰りいただきましたので、品切れとなり嬉しい悲鳴をあげました。消火器の使い方は舞台
上に、大勢の参加者が集まってくれました。
また、「防災フェアー2006 in 名古屋」が8月25日から28日の4日間開かれ、日本防火協会と共催
で行いました。内容は万博と同じようなことを取り入れましたが、救急に関する応急手当の普及と啓
発をテーマにしました。
私どもは婦人消防クラブの法被を着て4日間、汗との戦いでしたがご来場の皆様にも声をかけて三
角巾の使い方を実演し、分かるまで覚えていただきました。お年寄りの方は、昔、覚えたが分からな
いと言い訳しながらも一生懸命やってくださいました。